俺は今、フィートに待っていろと言った所に著いたところだ。

だが、そこに有る景を目にして絶句している。

だってさすがにこれはおかしいぞ。

帰ってきたら死の山があってその頂上で死を食ってる不死鳥が居たら誰だって言葉を失うだろ、普通。

「キュル！キュウ？」

お帰り！食べたい？とでも言っているようだ。

そんなに狼とか豬って味しいのか？

豬ならまだ分かるけど狼ってなんだよ。

「キュルルウ」

フィートが狼の死を差し出してきた。

これはあれか、食えってことか。

確かに食は無いけど食事が出來ない訳じゃないし。

でもこれは食事と言っていいのか？

「キュウキュウッ」

早く食えとでも言うように急かしてくる。

うぅ、これは食わなくちゃいけないのだろうか？

……はぁ、仕方ないか。

ちょっと生臭いけど……頂きます。

おそるおそる口にれ、咀嚼する。

そしてゆっくりと飲み込む。

うげぇ、不味い。

骨はそこまで気にならないのだが、なにより生臭い。

擂り潰した納豆を腐らせたにすりこんだくらいに臭い。

実際にそれを食べたことはないが、それを想像したらそうなるであろうくらい臭い。

ちなみに味はそこまで気にならない。

蛇にって味覚が変わったのか、の味がし味しくじた程だ。

臭さが勝ったが。

「キュッルウ？」

こっちはどう？とでも言わんばかりに豬を差し出してくる。

もう勘弁してくれ……。

まあこうなったら食ってやるけどさあ……。

はぁ……、頂きます……。

口にれ咀嚼し飲み込む。

……うん、まだいける。

臭みが若干薄い気がする。

味は同じじだ。

はぁ、やった、食いきったぞ……。

「キュウイッ」

おい、まだ有るのかよ。

そもそも鷹って食えるのか？

もうやだぁ……。

ちなみにこのあとたくさんの種類の獣の死を食べさせられた。

ウサギ型の魔は普通に味かった。