《高校生は蛇になる》75話 渉功
「話が終わったらちょっとこっちに來てくれ」
リリアに対して呼び掛ける。
「え、あ、はい。分かりました」
「何かするつもりか?」
「ちょっと々な」
よし、これで話ができる。
そしてしすると、リリアがやって來た。
「何でしょうか?」
「まずは始めまして、慈魔王」
「な、何を言っているのですか?」
「誤魔化さなくて良い。俺だって技能魔王だし、クリスタだって守護魔神だ。あまり気にすることは無いだろう」
「そうですか。それで、その名で呼んだと言うことは、配下になれ、が用件ですか?」
「凄いな。そうだ、それが目的だ」
「伊達に300年も生きている訳ではないですから」
「で、どうする。配下になってくれるか?」
「お斷りします、と、言いたい所ですが、クリスタから聞きました。あなたが會わせてくれたのですよね?ですので、配下になってもこの里に居させてくれるなら、配下になっても良いですよ」
よっしゃあ!
一瞬斷られるかと思ったわ。
「もともとそのつもりだ。今配下にしてしまって構わないか?」
「優しいのですね。勿論大丈夫です」
何だろう、クリスタを利用したことによる罪悪が。
「ではお言葉に甘えて。《眷屬化》」
「クリスタと再會させてくれてありがとうございます」
「ああ、それじゃあな」
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