《高校生は蛇になる》84話 終焉神ト現人神ノ再會

「ぜー、はー、ぜー、はー」

……どう対応したら良いんだろう。

親父、で合ってるよな?

「おーい。親父ー」

「はぁ、はぁ。……よっ、また會ったな」

「いきなり凄く爽やかな笑顔で言われても」

どう対応しろと?

「すー、はー、すー、は……ハアッ!?」

「いきなり驚かれても」

反応に困る。

「お前も神になってたのか。しかも魔王と兼任とか。意味わかんねぇぞ」

「ああ、そのことか。でも親父も神だろ?」

気にしなくて良いと思うんだが。

「まあそうなんだが、現人神と終焉神じゃあ名前から違いすぎると思うぞ。絶対そっちの方が恐ろしい。どんな能力だ?」

まあそんなもんなのかな?

「説明には終焉を司るとしかないな。知能魔王を使っても何でも消せることぐらいしか分からないし。使ったら距離でも消せた。ぶっつけ本番だったけどな」

あの時は何でも消せるんだから距離でも消せるだろと思って使ったら本當に消せて心ビックリした。

「そうか……、強くったな……。俺よりもこんなに強く……。ハハッ、もう絶対勝てないわ。ハハハ」

落ちかけた夕暮れ時の大を見ながらなにか呟いている。

「そういや仕事はどうしたんだ?」

「仕事?そんなつまらんもんはとっくに辭めたわ」

俺としてはそっちの方が重大だと思うのだが。

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