《高校生は蛇になる》119話 起床

「うーん、どこだここ」

軽く記憶を無くしてるな。

えーと……うん、荒野としか分からない。

あの無駄にでかい門には関わらない方が良いだろう。

とりあえず知能魔王に保存された記憶を確認するか。

……何このでかい銀鎧。いや、俺がこれになったってことは分かってる。まさか終焉神に意志が有ったとは。

どうやら腐の海の中で発狂した結果、終焉神が俺の意識を奪って、第二ノ試練をクリアしておいてくれたらしい。

有難いことこの上無いのだが、何か腑に落ちない。

あの時は自分冷靜とか思ってたけど全然そんなことなかったし、その後すぐに何も考えなくなったのは確かなことだから、終焉神に謝しなくちゃいけないのは分かるんだけど、何かなぁ。

まあいいか、気にしても仕方無いし。

てか、終焉神ってあんなに強かったんだな。

剣を振るだけで、あれだけの腐を消し飛ばしたんだから。

そんな力が俺の中に有るってのが恐ろしいけど。

まあ、試練をクリアしておいてくれたことは確かなんだ。ならそれに報いなきゃ駄目だろ。

……あの無駄にでかい門をくぐるのか。今までの次元のみたいなやつで良かったんだけどなあ。

      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください