《高校生は蛇になる》149話 到著
「ふう、到著。カヴァタは著いてるかな?」
まあ來てないだろうな。ここまでワープで飛んできたんだから。先に著いてたとしたら驚きだ。
「とりあえず進むか。確か……こっちだったか?」
しまった、久しぶりすぎて道が解らない。そもそも道が無い。そして周りは見えない。
「……ま、進めばどうとでもなるだろ」
とりあえず真っ直ぐだ。真っ直ぐ。
……何か今揺れなかったか?一時間位歩いてようやく起きた変化だ。今の変化を逃しはしないぞ。何せ、前來たときは3分歩いただけで邪神が居たんだからな。邪神どこ行った。
揺れたって事は震源みたいなが有るんじゃないか?そもそも何が原因で揺れたんだ?
……駄目だ。俺程度の頭脳じゃ何も解らん。何となく右の方から揺れが來たような気がするからそっち行くか。
「うおうっ」
何だ?今目の前を何かが通り過ぎなかったか?
……気のせいか?いや、風も來たし何かが通った事は間違いない。じゃあ何が通ったんだ?と言ってもカヴァタか邪神のどちらかだよな。
……とりあえず追いかけるか。
《書籍化&コミカライズ》神を【神様ガチャ】で生み出し放題 ~実家を追放されたので、領主として気ままに辺境スローライフします~
KADOKAWAの『電撃の新文蕓』より書籍化されました。2巻が2022年5月17日に刊行予定です!コミカライズも決定しました。 この世界では、18歳になると誰もが創造神から【スキル】を與えられる。 僕は王宮テイマー、オースティン伯爵家の次期當主として期待されていた。だが、與えられたのは【神様ガチャ】という100萬ゴールドを課金しないとモンスターを召喚できない外れスキルだった。 「アルト、お前のような外れスキル持ちのクズは、我が家には必要ない。追放だ!」 「ヒャッハー! オレっちのスキル【ドラゴン・テイマー】の方が、よっぽど跡取りにふさわしいぜ」 僕は父さんと弟に口汚く罵られて、辺境の土地に追放された。 僕は全財産をかけてガチャを回したが、召喚されたのは、女神だと名乗る殘念な美少女ルディアだった。 最初はがっかりした僕だったが、ルディアは農作物を豊かに実らせる豊穣の力を持っていた。 さらに、ルディアから毎日與えられるログインボーナスで、僕は神々や神獣を召喚することができた。彼らの力を継承して、僕は次々に神がかったスキルを獲得する。 そして、辺境を王都よりも豊かな世界一の領地へと発展させていく。 ◇ 一方でアルトを追放したオースティン伯爵家には破滅が待ち受けていた。 アルトを追放したことで、王宮のモンスターたちが管理できなくなって、王家からの信頼はガタ落ち。 アルトの弟はドラゴンのテイムに失敗。冒険者ギルドとも揉め事を起こして社會的信用を失っていく…… やがては王宮のモンスターが暴れ出して、大慘事を起こすのだった。 舊タイトル「神を【神様ガチャ】で生み出し放題~「魔物の召喚もできない無能は辺境でも開拓してろ!」と実家を追放されたので、領主として気ままに辺境スローライフします。え、僕にひれ伏しているキミらは神様だったのか?」 第3章完結! 最高順位:日間ハイファンタジー2位 週間ハイファンタジー3位 月間ハイファンタジー5位
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