弘一郎達は武屋にたどり著いた。

「著いたな」

「できてるかな、アレ」

「どうでしょうね」

3人はワクワクしながら武屋な足を踏みれた。

「オヤジー！あれはできたか？」

そうぶと奧から背の低い屈強な男が出てきた。

「ああ？ああ、お前さんか。出來てるぞ」

そう言って男が取り出したのは、

斧部と鉤部をヘッドの左右に、頂端に槍部を備えている、いわゆる『ハルバート』だった。

「おお、これだこれ！」

「本當にそんなのでいいのか？」

「ああ！これならいろんな武の特徴があるから俺の武にぴったりなんだ」

珍しく興している姿は年に見合った年のようだった。

その橫で2人のが微笑みを浮かべていた。

それは、まるで聖のような微笑みだった。

「ふふふ、たまには弘一郎君のこういう表も見ていたいわね」

「そうですね」

そして3人は武を手にれ、宿屋に戻った。人が減り、靜かになった街に、夜の帳が訪れる。