《転生先は現人神の神様》17 取引とステータス
ふむ、寄り道したせいで時間丁度になってしまったか。
冒険者ギルドへとるが、9時だからギルドに人はない。
そういえば未だに混んでるのを見たことないな……。
毎回私の來る時間帯がズレてるからなんだけどね。
「あ、ルナフェリア様、こちらです」
「ご機嫌よう、テアさん」
「おはようございます。ご案しますね」
テアさんについてギルドの奧へ。
まともな商人がいいですねぇ。1人や2人、変なのがいるのがお決まり。
「ルナフェリア様をお連れいたしました」
「お、來たか。ってくれ」
部屋にると、おっさんが沢山いた。
なんだこれは。いや、まあ商人達なんだけどさ。
「まあ、見ての通り數が多いんで纏めてやってしまう事にした」
「私は売れさえすればいいからその辺りは任せるわよ」
部屋の真ん中に大きいテーブルが置かれており、テーブルを囲うように椅子が沢山並べられている。
まあ、會議室だな。私はギルド長の隣りに座る。
「さて、揃ったことだし始めるとしようか。改めて言うが、今回はシードラゴンの素材だ。、鱗、爪、牙、、蔵、目だ。は部位ごとに1キロで分けられている。どれ位買うかは後にして、とりあえず値段を決めようと思う」
話し合いが始まった。
……え? 私? ギルマスの橫で寛いでるけど?
ぶっちゃけ過去の金額を下手に下回らなければどうでもいい。
「依頼の報酬だけで結構な金額貰ったしね」
「ああ、うん。分かった」
ということでめっちゃ寛いでる。ぶっちゃけ超暇。
あ、そうだ。食べ比べでもしよう。作っといたリンゴと買ってきたリンゴ。
皿と、包丁は《風魔法》でいいや。自分の持ってるスキルの検証は必須よねー。
何ができて、何ができないのか。何が得意で、何が不得意か。非常に重要。
會議してる中で1人リンゴの皮を剝き、切ってもぐもぐする。……シュールだな。
自重はしない。シャクシャク、モグモグ。
……うーん。やっぱ《質創造》で作った方が不味いか。
いや、正確には不味い訳じゃなく、普通に食べられるリンゴ。
ただ、買ってきたリンゴの方が確実に味しい。特に違いは見當たらないんだがなー。まあ、困った時以外は普通に買えば良いな。食べは向かないっと。
今家で育ち始めてるサトウキビ、あれ育ちきったら野生のと食べ比べしてみようか。予想通り霊が関係してるなら我が家の方が味しいはずだ。
「素材の狀態にもよるので見せてしいのですが?」
「、、臓、目以外ね」
”ストレージ”から取り出した鱗、爪、牙を數個テーブルの上に置く。
「表のそれを見れば部の狀態がどんなかは想像できるでしょう?」
「解は俺も見てたしな、狀態については保証しよう。ちなみに保存先は”インベントリ”ではなく”ストレージ”だ」
「「「えっ!?」」」
うわ、めっちゃ見てくる。
”ストレージは”《空間魔法》の中級だから、あんま”ストレージ”自は珍しくない。《空間魔法》の問題はそのサイズで、どれぐらいの容量れられるかは魔力量次第となる。
魔法自の消費がなく、その分仕舞える量が増えるが、時間の経過する”インベントリ”。
魔法自の消費が多く、そこそこ使用できる人が限られ、時間の経過しない”ストレージ”。
商人からしたら容量のある”ストレージ”持ちってだけで雇いたいわけだね。
それこそ取れたところと変わらない鮮度で商品を持ち運べる訳だから。
まあ、雇われる気なんて一切ないけど。
商人達の視線をガン無視し、”ストレージ”からコップ、レイシ(ライチ)數個、塩、ペンギンを取り出す。
まずレイシを”クール”で冷やして、絞る。そこに塩を々、そうしたらペンギンから炭酸水を注ぐ。ソルティレイシソーダだよ!
レイシの甘さと塩のしょっぱさ、それに炭酸が混じって味しくない訳がないよね。問題はレイシの量がないことか。何の果実を植えるか検証せねばな……。
もっと広い土地を要求しとけばよかったか。まあ、次の期會だな。
ふふふ、至福の時。
で、何でまだガン見されてるんだ?
……あ、やべ。普通にガラスのコップと真っ白の塩使ってるわ。ハッハ。
だがガン無視。私のポーカーフェイスはすごいぞー。
《並列思考》で思考の1つに表筋を擔當させれば完璧だ。
果実が超味しい。主食が果実になりそう。
とりあえずマスカットは植えるとして……後何にしようかなぁ。
・・・・・・
・・・
・
「よし、じゃあ後は個數だな。目とか爪、牙は制限あるが、鱗とかは沢山あるな?」
「あるわねぇ」
「ということで、個數は財布と相談してくれ」
ということで取引が無事に終了。お金を貰い、を渡し、手數料をあげる。
商人達も満足そうに、一部私のコップと塩が名殘惜しそうに帰ってった。
ははは、知らんな。霊達は何が楽しいのかぐるぐるしたり、私のコップの縁に捕まってきゃっきゃしてた。
終わった時には日が暮れ始めていた。
「いやー、終わった終わった。手數料でこれだけるんだ、龍種さまさまだな」
「まだお食べてないのよねぇ」
「なんだ、そうなのか?」
「どう食べたものかとね」
「料理法か」
「ええ、お以外持ってなかったから、朝買いしてたの。これで食べれるわ」
「龍種は焼くだけでうまいらしいけどな! と言うか、うまかった!」
「もう食べたの?」
「おう、もちろんだ! 俺”ストレージ”使えんしな。何より我慢できなかった」
「ああ、うん」
「それはそうと、今後の予定は?」
「今後?」
「決まってないなら依頼をちまちまけてしいんだが」
「あー、しばらくは騎士団に混じって訓練とギルド來るんじゃない?」
「騎士団で訓練?」
「力は使いこなしてこそよね」
「ああ、そうだな……。そういえば、思ったんだが」
「なに?」
「お前さん年取らんよな?」
「……年齢は上がるけど、見た目は変わらないわね? 変えることはできるけれど、手ね」
「種族人間だと面倒じゃないか? ソウルライファーの方がその辺り楽だと思うんだが」
「ソウルライファー? ……ああ、なるほどね。神生命か」
「うむ、あれは全ての種族からなれる可能がある。見た目はなった時のと同じ見た目だ。壽命が無くなるから、何百年と居ても不思議じゃない。問題があるとすれば……その見た目だと若すぎる気がするが、その辺はまあ、うん」
「基本は老人?」
「そうだな。人間だと仙人とか言われるな」
「ふむ、まあ変えておこうかしらね」
「後は王族じゃなくて皇族はどうだ?」
「あー、皇族ねぇ。皇かしら」
「そうだな。くしてソウルライファーになるため、國を離れ修行に勵み、その歳でなったと思ったら國が滅んでいた。とかどうだ?」
「どこの國とか聞かれるんじゃない?」
「聞かれるだろうが答える必要はない。皇が黙ってしまったら聞けるやつなんか親とかぐらいだ。不失敬で殺されても文句は言えん。言葉遣いや仕草なんかも、修行の為後回しにしたからだな。それこそソウルライファーになってから教えればいいわけだからな」
「ふむ、なるほど。採用。登録の方は大丈夫なの?」
「ああ、今やっちまおう」
「分かったわ」
えーっと、種族を神生命にして、分を皇族に……。
年齢どうしようかね。人間じゃないなら見た目年齢に合わせる必要はないか……。
90歳に変えとこうかね。
名前:ルナフェリア
種族:神生命
別:
職業:冒険者
分:皇族
稱號:亡國の姫
年齢:90
スキル
【武闘】
    《格闘 Lv3》
【魔法】
    《魔力作 Lv10》 《無魔法 Lv10》
    《火魔法 Lv10》 《水魔法 Lv10》 《風魔法 Lv10》 《土魔法 Lv10》
    《魔法 Lv10》 《闇魔法 Lv10》 《氷魔法 Lv10》 《雷魔法 Lv10》
    《結界魔法 Lv10》 《空間魔法 Lv10》 《重力魔法 Lv10》
    《回復魔法 Lv10》 《生活魔法》
【生産】
    《魔導工學》
【】
    《魔力強化 Lv10》 《制 Lv3》
【その他】
    《並列魔法 Lv10》 《魔導武裝》
【種族】
    《理無効》 《痛覚無効》 《環境効果無効》 《狀態異常無効》
    《飛行 Lv10》
【固有】
    《真実の魔眼》
【所持稱號】
    一般
        [ドラゴンスレイヤー] [魔法技師]
    固有
        [転生者] [を捨てた者] [亡國の姫]
[魔法技師]は魔道を作ったからかな。
魔裝、所謂マジックウェポンを作れば[魔導技師]という稱號があるらしい。
作ってないのでまだない。後でなんか作ろうかな?
[を捨てた者]はソウルライファーになった時に取れるらしい。
[亡國の姫]? 『世界』さんノリがいいですね。
種族スキルが神生命のため……
《理無効》 《痛覚無効》 《環境効果無効》 《狀態異常無効》
この4つが手にるようだ。私は最初から持ってたから表示させる。
転生者や迷い人はこの世界じゃそれほど珍しい訳じゃないようだ。
転生者は別の世界で死に、この世界で生まれた人。
迷い人は別の世界から何らかの理由でこの世界に落ちてきた人。
私は日本で死んで、月の神として生まれたから転生者。
迷い人の方が多くて、転生者は珍しいらしい。どう扱うかは國次第だそうだ。
それはともかく、これで更新してもらった。
ということで帰ろう。
さっさと検証するものは検証して、決めるものは決めて落ち著きたいね。
それに加え訓練に冒険者活だから數年は掛かりそうか。
まあ、それもまた良いでしょう。
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