《転生先は現人神の神様》33 作戦終了と創造神様の講義

救助したりしながらも、霊達と優雅にティータイムを過ごす、々な意味で場違いな

こいつらの辭書に張という文字はない。ある訳がない。そもそも人間とは微妙にズレている。

ジェシカとエブリンは地味に忙しそうだ。

教會組が《回復魔法》使えない事に気づいて騒いでたが、そっとしといてあげた。

何人かベアテに簀巻にされて、外に捨てられてたのも見なかった事にした。

騎士や冒険者達が休み休み、代しながら奧へ進んでいく。

だんだん包囲も狹まってきて、ある程度合流し始めているが、その分敵も強くなって、數も増えているので結局大差なさそうだ。今日中に湖に到達はできそうだな……。

討伐推奨冒険者ランク B+ リッチの存在を確認。騎士達が接近中。

リッチ単だとB+だが、リッチは周囲のアンデッドを指揮する事ができる。それが格上でも。

周囲にいるアンデッド次第では一気に跳ね上がる訳だが、今現在周囲は最低でもAである。

私と模擬戦をするようになってから、騎士達は咄嗟の判斷に強くなったから、大丈夫だろう。

騎士達、リッチを発見。戦闘開始。

2小隊で左右から挾み込むも、後方に逃げられる。が、下がったところで魔法による攻撃をけ、リッチ消滅。そのまま取り巻きを排除。小隊の被害は軽微……と。

うむ、順調そうだな。こうして上から全を見てると、シュミレーションゲームしてるみたいだな。

指示出す方法を考えれば普通に使えそうだ。私が指示出すより、私が戦った方が早いのは置いといて。

そのまま時間が進んでいき、夕方頃、ついに湖に到著。他の方角の者達も徐々に到著している。

湖にはみっちりとアンデッドがいるわけだが、今更だ。どの道片付けにゃならん。

騎士達と冒険者達が一斉に攻撃を開始。闘気を飛ばす攻撃に注意しつつ、殲滅していく。

魔法は後ろにぽんぽんしてれば、勝手に當たる程度には集しているので楽だ。

激戦を繰り広げながらも、徐々に押して行ってるようだ。このまま行けば終わるのも時間の問題だな。

「ねえ、オスクリタ?」

「……なに?」

「あそこ、闇の力強かったわね?」

「……うん、闇屬のアンデッド沢山いるし」

「そうよねぇ」

フラグが回収されそうだけど、まあいいか。

し離れたところで作戦會議中の隊長達とギルマス。もうすぐ湖の制圧が完了しそうなので、その後の確認をしている。それに合わせ、騎士達もしバタバタしている。

ベテラン以外の者達を下げてから、治療班はだいぶ落ち著いた。《回復魔法》持ちが2人だし、丁度いいだろう。

さて、森の方は……おや? こいつは……なるほどなぁ……。

1人の男が夢を追い続けたれの果て……か。

「ギルマス、隊長達、今回の黒幕が湖に出てきたっぽいわよ」

「まじか?」

「本當ですか?」

「恐らく、だけどね」

「で、何なんだ?」

「討伐推奨冒険者ランク S+ エルダーリッチ」

「やっぱいるかー! ロード系がいるようだしなぁ……」

「夢を追い続けた男のれの果てよ」

「え、元人間って事ですか!?」

「ええ。魔法を追い求め、モンスタースキル《死霊》に手を出し、リッチとなる。だが、リッチになる際の変化に耐えきれず『人』としては死に『目的』だけが殘り、ひたすら《死霊》へとのめり込む。あれはもう人の意志がない、ただ殘った己の目的、執著だけでいてるようなもの。そもそも、魔法を求める理由が、『認められるため』。にも関わらず《死霊》に手を出し、魔り下がるよく分からない人間が、その変化に耐えられるわけがない。挙句の果てにこの騒ぎ。壯大な自滅をするのは勝手だが、綺麗さっぱり消えてほしいものね。いい迷だわ」

「そ、それはなんとも……」

「しかもあいつ、中途半端に頭が良い。これ、計畫的な犯行ね」

「計畫的……? これに目的があると?」

「《死霊》を極めるという、目的。それを達し、認められたいという求。さて、それらを達するためには? 簡単な話よ。《死霊》にて召喚できる最上位で國を落とせばいい。目的やら何やらがごちゃごちゃだったりするのは、もう人としての意思は無いからね。思考や記憶を読んでもダメだわ」

「な、なんだと……」

「《死霊》の最上位ってまさか……」

「ええ、そうよ。討伐推奨冒険者ランクSSSトリプルエスの竜種が來るでしょうね」

隊長達やギルマスが絶的な顔をしている。そりゃまあ、當然だ。

この世界にはドラゴンがいる。竜種と言われるのと、亜竜と言われる2種類がいて、人類に數えられている竜人と言われる、ドラゴニュートがいる。

亜竜はワイバーンやドレイク、シーサーペントなどで、ドラゴニュートはドラゴンの翼と尾が生えた人間だ。ちなみに壽命は1200歳程。

そして竜種は、ドラゴンパピーから始まり、育った場所に適したへと進化していく。

基本的には火竜、水竜、風竜、地竜などで、珍しいのでは天竜や晶竜などだ。

『竜』と付くものでも最弱の亜竜、ワイバーンでもB+とされている。

そして完全な竜種、純正竜などでも呼ばれる、竜種は問答無用でSSSだ。進化前でもSSとなる。

ドラゴンパピーを見ることはほぼ無いので、ランクは怪しい。

竜種と亜竜のスキル的な違いは《竜眼》があるかどうかだろう。《竜魔法》はどちらもある。

スキル以外では知能だ。竜種は人以上、亜竜は魔レベルと言う決定的な差がある。

そして《死霊》で出現する竜種は現狀3種類。なぜ現狀と言うかは、パッチが來る可能がな……。

その3種はスケリトルドラゴン、ドラゴンゾンビ、ミストレイスドラゴンだ。どれも純正竜でSSS。

強さも左から右に強くなる。骨格だけのドラゴン、死を纏ったドラゴン、霧狀の霊ドラゴンだ。

特にミストレイスがヤバい。竜の鱗で理が云々じゃなくて《理無効》持ちで話しにならん。

つまり、魔法でゴリ押すしかないが、當然しょぼいの撃ってもレジストされる。

「竜種が召喚される可能はいかほどで……?」

「んー……ほぼ確実。ぶっちゃけそろそろ全員下げた方がいいわね。準備は既に出來てると思うわ。あのマナ濃度に場の闇屬、後はエルダーリッチの技量次第」

「……撤退を開始させるか。竜種が來たら今の人數じゃ無駄死にだ」

「魔を倒せば倒すだけ、奴らの保有魔力が霧散しマナへ帰る。結果、一時的のその場のマナ濃度が上がっていく。《召喚魔法》と《死霊》は似ているようで別よ」

隊長達は話し合って一時撤退を決定、伝令を指示。

「……マナが魔力への変換を確認。伝令は間に合わないわね……」

「なにっ!」

「変化が開始した時點で、エルダーリッチを倒したところで妨害は不可能。エネルギー的に竜種は既に確定。となると、私がくしか無い……か」

《無魔法》の念話、"テレパス"を拡散させ、作戦參加中の者全てに繋ぐ。

『作戦參加中の者、全てに告ぐ。今すぐに臨時拠點までの撤退を開始なさい。戦闘中のベテラン冒険者や騎士達、森を囲っている新人達全てよ。伝令に走っている者も間に合わないから戻りなさい。もう一度言う、すぐに臨時拠點まで撤退なさい。特にベテラン達、死ぬ気で戻りなさい。周囲のマナが魔力へ変換されつつある。竜が來るわ。出來る限り離れなさい。ある程度固まれば転移させてあげる。今すぐ行に移りなさい』

橫で浮いている杖を取りながら椅子から立ち上がる。

《空間魔法》の上級、転送魔法である"トランスファー"を元に範囲型へと構築、変更。

完全オリジナルより、ある程度元があった方が安全である。《空間魔法》は特に。

騎士達は速攻で行を開始したが、冒険者達のきが悪い。

信用度の違いか、面倒だな。いや、私と関わった冒険者達はき始めたか。的には助けた者達。

殘ったところで周りがいなくなれば死ぬだけだ。全員撤退を始めたな。

しかし、間に合うか怪しいな。強制転移を開始しよう。ドラゴンとやるなら邪魔はいない方がいい。

固まっているところから転移させていく。ベテラン達を優先で合間に新人達。當然遠い者達から。

次々と近くに転移してくる者達。そして、帰ってきた者達に説明をする隊長やギルマス。

騎士達は並んで待機。冒険者達はまばらに待機している。

その間にもぽんぽん転移させ、全員の避難を完了させる。

「……全ての不死者を生贄にしたか。エネルギー増々ね」

月明かりが地上を照らす靜かな夜。暑くなく、寒くもない穏やかな夜。平和そのの夜。

そんな夜に1の化が出現する。

竜種。

それは、破壊の象徴。絶対的な力。生最強の種族。

その竜種の中でも特殊なやつが誕生した。

その竜種の名は、ミストレイスドラゴン。

ドラゴンの形をした、半明の霊

常に浮いており、理攻撃が効かず、理攻撃もしてこない特殊な竜種。

しかし、非常に強力な《竜魔法》を使用し、地上を薙ぎ払う存在。

過去に出現した時は、複數の國を滅ぼし、複數國の連合軍によって討伐されている存在。

そんな存在が、森の西は農國、北は商國、東は小國がそれなりの數存在している場所に出現した。

生まれたことを喜んでいるかのように、天高く咆哮をあげた。

ドラゴンが出現したことによって、周囲の空気が変わる。ドラゴンによる威圧が発生しているようだ。

ドラゴンの位置からそれなりに離れているが、それでもじる絶対的な力。

「お、おいおい……」

「う、うそだろ……」

「お、おいギルマス! 流石にあれとやれってことはねぇよな!?」

新人達は顔を青くしてガタガタ震えている。

人類で最強とされているのはSランクだ。世界で2桁と言われている。

そして、竜種はSSSだ。本來竜種は自分の領域から出ることはない為、人間と會うことは殆ど無い。

過去に竜の寶と言われる『竜玉』を盜み出した者がいた。その者は街に帰り自慢していたようだが、その盜まれた竜が取り返しに來て、街が壊滅したそうだ。その際、1人街にいたSランク冒険者が、手も足も出ずに死んでいる。

これは、自慢しているのを聞き、実際に竜玉を見た商人などが、竜が來る前に街を出ていて広がった確かな報らしい。Sランク冒険者のステータスリングも回収されており、死因が竜による"ドラゴンブレス"だったようだ。

その為、竜種には手を出すなと言われている。戦って勝てるのは亜竜であり、純正竜は無理だと。

というのを水の中位竜であるシードラゴンを倒した後に、苦笑してるギルマスから聞いた。

冒険者に問い詰められたギルマスは、何も言わずにこっちを見た。

はいはい、分かってますよ。最初からやるつもりですよ。

ただ、問題がある。

「あのドラゴン、食材にならないのよねぇ……」

なんたって霊だからな……。非常に殘念だ……。本當に殘念だ……。

「お嬢……気にする所はそこなのか……」

「はぁ……、さっさと消し飛ばしましょうか。森も消し飛びそうだけど、生いないしいいわよね。許して穣神。さて、あの魔力量だと……何がいいかしら?」

魔法》の超級は超広範囲浄化魔法だからいいんだけど、地味なんだよねぇ……。

《月魔法》のをぶちかますか? 呪文は……よし。

「君達に取っておきを見せてあげましょう」

「取っておき?」

訝いぶかしげな顔をしたギルマスに、こちらはいつも通り答える。

「ええ、取っておき。魔法を極めた更に先。《月魔法》の1つを見せてあげる……」

「《月魔法》……?」

3対の翼を出し、軽く空中へ移。これで《空適》が適応される。

そして、見える程度にゆっくりと《月魔法》を使用する。

まず、魔法の選択。《月魔法》のである、"衛星砲サテライトシューター"を選択する。

他の魔法はこの時點で魔法陣が展開されるはずだが、《月魔法》は魔導文字が展開された。

魔導文字はバラバラで1文字ずつ周囲に飛び散っている。

この時點でミストレイスドラゴンがこちらに気づくが、それは放置。

呪文と詠唱を開始する。

「天より來たれ、浄化の

言葉(呪文)と共に、詠唱(魔法陣に魔力を流す)を開始。

今回は飛び散っている魔導文字だ。詠唱を進める事により、文字が文として立していく。

「彼の不浄なる者へ、の一撃を」

文として立されていく魔導文字が、周囲を囲むように、淡くりつつ回る。

當然、この時點で既に大量の魔力が使用されている。人間なら數人ぶっ倒れるだろう。

そんな魔力が使用されたら當然気づくし、超目立つ。

そして危機を覚えたミストレイスドラゴンが大人しくしているはずもなく、"ドラゴンブレス"をルナフェリアに向かってぶっ放す。

後ろにいた騎士達、冒険者達はルナフェリアの《月魔法》に釘付けだったが、"ドラゴンブレス"でビクッとし、幾人もが『俺達死んだな……』と思っただろうが……。

直接狙われた當の本人は、表の変化もなく左手を前に出し、"マナシールド"で全てのブレスをけ止めた。シールドにあたって発生する衝撃波などで被害が出ないよう、しっかり覆ってある。

しかし、中位のシードラゴンより威力が高いな。《死霊》最大だけあって上位竜かね。

では、お返しだ。

全ての魔導文字が數行の文となり、周囲を回る。

「天へ導け "衛星砲サテライトシューター"!」

右手に持っている杖をミストレイスドラゴンへと向ける。

周囲を囲っていた魔導文字が、弾けるように溶けて消えた。

そして、魔法が現象として現れる。

ミストレイスドラゴンのはるか上空から極太のの柱が降り注ぎ、全を飲み込む。

悲痛なびを響かせているが、徐々にその聲も小さくなり、の柱に浄化された。

そのの柱も役目を終え、徐々に細くなっていき、消えた。

「……効果抜群とは言え、呆気なさ過ぎるわね……足りないわ……エルダーリッチも狩ろうかしら」

「後はエルダーリッチだけか?」

ボソッと呟いた事にギルマスが反応して聞いてくる。

「そのはー……あ? あれ?」

魔眼で"衛星砲サテライトシューター"の範囲を見ると、ぴょこっとミストレイスドラゴンの魔導石と言うポップアップに加え、エルダーリッチの魔導石というポップアップも出てきた。

……つまりだ、巻き込まれて死んでるわ、あいつ。

「ど、どうした? まだ生きてたか?」

「いや、エルダーリッチも巻き込まれて死んでたわ……」

「……まじか」

「ちょっと回収してくるわね」

2つの魔導石の回収。ミストレイスドラゴンの魔導石がでかい!

まあ、この魔導石を作らせるために、わざわざゆっくり詠唱したのだけれど。

いいね、いいね。……使わんけど。

回収ついでに《月の魔導》で敵を探すが……倒し損ねはいなさそうだ。作戦終了かね。帰るか。

「とりあえず探知で敵はいなかったわ。調査するならあの山より南ね」

「じゃあ、こちら側は片付いたんだな……」

「そうね、魔力反応がなかったから、生いないわね。それもどうかと思うけれど」

「……そうか」

魔力はなからず全ての生が持っている。植も含めた全てが。

例外として一部鉱石、寶石も魔力を持っている。

《月の魔導》は《魔力知》と同じ事ができるが、當然《月の魔導》の方が優れており、魔力だけでどんな種類かが判斷できる。《月の魔導》の力と言うよりは、月神としての力も混じっているだろう。

レーダーやマップに例えると、魔力で種類ごとに分けされる狀態だ。

このは植、このは昆蟲、この、このは魔獣、などなど。

今回は植と昆蟲、湖にいる魚以外の反応が無かった。森としてはどうかと思うが、アンデッド沢山よりはマシか。魔沢山でもなんとも言えんし。

隊長達と話していたギルマスが、全員に指示を出す。

「不死者の森殲滅作戦、終了とする! 諸君! ご苦労だった!」

「人數が多いので、報酬に関してはしばらくお待ち下さい。処理が完了次第、渡していく予定です」

「ということだ! 解散!」

解散合図が出たのでのそのそ帰っていく冒険者達。騎士達は隊ごとに帰っていく。

補給部隊などの後衛組もバタバタと撤退準備を進めている。

私も帰るとしようか。

「ジェシカ、エブリン、ベアテー。帰るわよー」

「作戦終わったんですか?」

「終わったわ。後は調査班が山の向こう側、軽くチェックするんじゃないかしら」

「おー、終わったかー」

「帰ってお風呂って、ご飯食べるわよ」

「はーい」

「主様、あれはどうします?」

ベアテが簀巻にした奴らを見ながら言うが……。

「……放っときましょう。誰かに救出されるでしょ……多分」

「分かりました、放置で」

「てっしゅー」

「あ、お嬢!」

「なに?」

「數日後ギルド來てくれ」

「分かったわ」

「おう! 後は―――」

それだけ言ってさっさとどっかに行ってしまった。忙しそうだな、ギルマス。

我々は"ゲート"を庭に繋ぎ、さっさと帰る。

帰ったらお風呂でゆったりして、ご飯をさっくり食べて、ぬいぐるみ抱えてすやぁ。

『そう言えば創造神様?』

『どうしたの?』

『今まで気になってはいたけど、スルーしてたことがあるんですが』

『うん、なに?』

『この世界24時間が1日ですが、前世と同じじゃないですよね?』

『あー……えっとね……うん、そうね。大1分120秒よ』

『あ、はい。前世計算だと1日48時間位ですか』

『まあ、サイズとか速度の関係上綺麗にそうとは行かないけど、目安としてはそのぐらいね。細かく知りたい?』

『いえ、いいです。大が分かれば十分です。この世界的には45歳ぐらいになるのか……』

『んー……人生経験的には普通にお婆ちゃんじゃないかしら? 貴の前世の世界は濃いから。まあ、神としては生まれたばかりだし0歳でもいいのだけれど……気にしないでいいと思うわよ。そのうち考えるのがバカらしくなるわ』

『……確かに。じゃあ気にしないと言う方向で』

『ところでルナ、國作る気ない?』

『は? 國?』

『ダンジョン作ろうかなーって思ってるんだけど、そっち側の管理者的な役目。確かその世界発見者に権利あったはずだから』

『ふむ……。國作れるだけの利益が出るかどうかですねぇ……ダンジョン都市とか?』

『そのダンジョンは私が弄るから、なんでもできるわねぇ……。出る魔も自由だし、鉱石とかも採れるようにできるし?』

『香辛料とか採れたりしません? それと鉱系に魔素材で十分行けそうですね……』

『香辛料なら余裕でできるわね』

『ならまあ、後は國を回せる人間を捕まえればいいけど……もうし後がいいですねー。まだ旅すらしてませんし』

『ああ、當分先よ。まだ全然容考えてないし』

『ならいいですかねー。霊達の為にも落ち著ける場所はしいですし。いっそ霊の國でも……』

霊で思い出したけど、貴が生まれたことによって、新しい妖生まれるかもしれないから』

『え、増えるんですか?』

『火、水、風、地、、闇の6屬は変化無し。それに加えて妖種的な火:サラマンダー、水:ニクシー、風:フェアリー、土:ノッカー、:スプライト、闇:ナイトメア。更に家の妖:ブラウニー、花の妖:ピクシー、森の妖:ドライアド。こういうのが生まれる可能があるわね。もしかしたら氷と雷も……ってところかしら?』

『そういえば、ちゃっかり土の霊が地の霊になってましたね。6屬との的な違いってありますか?』

『えっとね、6屬の子達は基本的に見えない、我々の代行的な存在。妖種……でいいかもう。この子達は基本的に見えるけど、隠れるのが上手くて、別に代行でもない。所謂妖の國とか作っちゃう系』

『ああ、小人的な……』

『そうね、だから6屬の子達とは全く別の存在よ。あの子達種族名無いでしょ? 妖種はさっき言ったのが種族名になるわ。とは言え、存在的には6屬の子達と同じ、貴穣の子になるわね。魔法生系で、屬と自然を司る……とまでは行かないか。ある程度作できる存在ね』

『力関係では私と穣神。その下に6屬、更に下に妖種ですか』

『そうなるわね。6屬の生みの親が貴で、妖種の生みの親は穣神って思えばいいかな? 親戚の子供見たいなじね。逆に穣神からしたら6屬の子が親戚の子供』

『なるほどなるほど』

『貴が世界に生まれて半年。月神の力もそろそろ機能しだすはずだから、6屬も自然発生の條件達。妖種の誕生條件の達ね。つまり、私の仕事が1つ減った!』

『もしかして今まで手ですか』

『そうよ? 今まで空いてた月神の力使ってぽちぽちバランス取ってたんだから……面倒だったわ……。今後はもう世界が勝手にバランス取るでしょう』

『そう言えば、マナって枯渇しないんですか?』

『ああ、しないしない。無限エネルギーよ。普通に使ってる分にはまず枯渇することはないはず。発生源は太と世界の所々にある特異點。後は植もマナ生産するわね。魔力も霧散したらマナになるし、何より貴く特異點ね。貴からもマナが生まれる』

『あ、そうなんですか』

『だからこその保有魔力量と回復速度よ。あれは神力を持っているのと月神だからこその量と速度ね。貴は周囲から取り込むと言うより、自分から発生してるマナを魔力に変えて、殘りをマナのまま排出する』

『神力が大量のマナに分解され、そのマナを魔力に変えて、殘ったマナをそのままばら撒くってことですね?』

『そういうことね。そして神力も枯渇することはない。貴の力そのだもの。貴が存在する限り、生まれ続ける。だから、その世界ではエネルギー問題は気にしなくていいわ。それよりどうやって活かすかの問題があるわね。大きい工場とかは魔の存在的に作るのは難しい。そして魔道などの開発も非常に難しい。月神である貴が例外なだけ』

『ふむ……。こっちはエネルギーを活かすのが難しいのか……。あ、そう言えば、何で"メディテーション"を使わずに、魔石を使用してるのか分かります?』

『えっと……メディテ……メディテ……ああ、これかー』

『あれ使えば周囲のマナ吸い込むんだから、魔石いらないですよね』

『うん、人類には刻めないんじゃないかな? "メディテーション"ってかなり複雑で細かいから。『周囲のマナを吸い込む』言い換えれば『周囲のマナをって、自分で取り込む』よ?』

『あ……あー! なるほど!』

『月神の貴がおかしいだけだからね』

『魔石が売れなかったら商売にならないだろ! って訳じゃなかったんですね』

『まあ、それもなくは無い……だろうけど、『複雑すぎて刻めない』が理由だと思うわ。それに加えて、その他の魔道としてのメイン機能達も刻まないといけないのだから、相當ね。魔石を使用する回路を組んだ方が圧倒的に楽よ、普通なら』

『ふむ、やっぱり知識不足ですねぇ』

『言葉やお金、ある程度の國の名前、種族の名前とかしか教えてないからね』

『生産ギルドや商業ギルドの登録も視野にれますかねぇ』

『それもありね。ギルドは人多いから。他には何かある?』

『……いえ、特には』

『そう、じゃあダンジョンのんびり考えるとしましょうかね』

『ありがとうございました。でわ』

『またねー』

そして、朝がやってくる。

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