《転生先は現人神の神様》閑話03 ある日の創造神様
「6番世界の値がおかしい……?」
珍しい事もあるものだ。
あの世界はマナが無く、魔と言った存在もいない。マナがないから當然魔法もない。それ故、良くも悪くもきがほぼ無いはずなのだけれど……。
「へぇ……神となりえるを持った者が生まれたの……なるほど……」
何千……いや、何萬年ぶりか?
まあ、そんな些細な事はどうでもいいわね。たまにチェックしてみましょうか。
◇◇◇◇
そうだ、あの者はどうなっただろうか?
おや? もう10年ちょっと経ったのか、名前は……熊埜堂 林太郎と言うのね。
ふむ、隨分落ち著いているわね。の影響かな……妙に悟っていると言うかなんというか……。
まあ、この世界なら問題は起きまい。
死んだらこっちに呼べるようにしておきましょうかね。
実際呼ぶかは……死ぬまでの人柄を見てから判斷。ダメそうならスルーで。
◇◇◇◇
ここはこうして、これは……これでいい。こっちはこうしよう。そうしてこっちは……こうね。
あのだと……良くても中の上が限界だろうなー。
それでもまあ、十分でしょう。地上側の部下、1人ぐらいしいのよねぇ……。
◇◇◇◇
おやおや? すっかり年取って。あれから70年か。
ふむ、人格に問題は無さそうね。となると、本格的に考えるとしましょうか。
魂は一先ず、神と人間の間にして……。
は……審査期間は神の模造品でも與えておきますかね。
元が人間だったのだから、模造品でも相當だろうしまずバレないでしょう。
が滅んだら魂は返ってくるようにして……その後は審査結果次第か。
問題ないようなら一柱へ、問題あるようならそのまま廻へ……っと。
おっと、大前提として本人が拒否ったらそのまま廻行きね。無理やりさせても邪魔なだけだし。
◇◇◇◇
「あっ……」
今やっちまったな!? 誰か殺ったな!?
「まあ、やってしまったものは仕方ないか……この人なら……うん」
良かったこの人で。予定よりし早くなってしまったけど、問題は無いわね。
では、早速こっちへ呼びましょう。
◇◇◇◇
あれ、魂が変質している……? いったい何故……ってそうか、私が殺っちまったからか。
生前に私の力にれたせいだな。魂が無事だったのはと……私の能力の力では無かった為か。
怪我の功名とか言ったかしら? おで上の上まで余裕で行けるわね……思わぬ拾い。
そして、私の神力にれたから私の力の一部も貸せそうね……。
ふむ……では、本人に聞くとしましょうか。
とりあえず、こっちに気づこう?
◇◇◇◇
さて、あっさり話に乗り、降りていったがどうなることやら。まあ、それ程心配してないが。
問題は數年後だ。人間は良くも悪くも変わるのが早い。壽命が短いから當然とも言えるが……、その力を持ってどう変わるか、見させてもらいましょう。
願わくば、強制的に模造品を破壊し、こちらに戻すことがなきよう……。
それなりに期待しているわ。
◇◇◇◇
まさかの半年で最適化が終わるとは……早くても1年はかかると思っていたのに。
まあ、本番はここからね。これからどう変わるか……はたまた変わらないか……。
私の予想では、なんだか変わらない気がするわ……。
◇◇◇◇
ふむぅ……予想以上ね……。
元が人間だったとは思えない程には神寄だ。元々の……そして私の力の影響としか思えないな。
とは言え、何か不都合がある訳でもない……どころか良いこと盡くめだし問題はないか。
これは嬉しい誤算と。
この狹間の魂を引き上げるとすると……ふむ、行けるわね。
となると、やっぱりルナが最終的に正式な一柱となるならば、この神になってしいわねぇ……。
言わなくてもあの子なら選びそうだけど。
さあ、どうなることやら。
◇◇◇◇
熊埜堂 林太郎……良くも悪くも正直というか、自分に素直ね。
行原理は興味があるかどうか。
周囲の人……それこそと呼べるような者達はよく振り回されるようだけど。
先輩と呼ばれる者達からは微妙だけれど……、上層部や後輩達からは好かれるようね。
面倒見がよく、人がある……と。適材適所、得意不得意、得手不得手。人を見て判斷してから得意分野をばす。できることをやらせる。よって、上層部や後輩達からは好かれると。
間違いなく誰かの下に付くより、上に立つタイプでしょう。
ただ、不意に遊び始めて周囲が振り回される事があると。
人の話はとりあえず全て聞き、自分の中で味して判斷する。
知らないことはとりあえずそのままけれ、後で調べるなり、実際にやりながら修正していく。
若い時の趣味はをかすこと。スポーツなどをしていた。
自分の子供達に合わせ、アニメやゲーム、ぬいぐるみと言ったに手を出し始める。
自分の子供達が大きくなり、がかなくなってきてからは、アニメやゲームの方に集中しだす。
夫人を亡くしてからは若い者達とゲームで遊ぶのが楽しみ。
そして、そこにシロニャンの世話がると……。
元々子供好きで、世話焼きであった。
子育ては基本的に夫人が擔當だが、遊んだりするのが役目。
夫人が割りと覚で生きるタイプだったため、子供達が叱られた後、何故叱られたのかを説明したり、ヒントだけ與えて考えさせたりとフォローしていた。
ゲームでは……『お爺ちゃん』で呼ばれる割りと有名なプレイヤーだった……と。
『お爺ちゃん』もしくは『ハッスル爺さん』と呼ばれ親しまれる。
アバターはパット見賢者的な外見だったが、実は近接型。脳筋である……と。
アバターが爺さんでそこそこ有名だっただけに、悪口なんかもあったが実際リアルで爺さんなだけに華麗にスルー。
決闘申し込みは紳士的に、PKはボコボコにするのがお決まり……と。
PTへのいは結構あり『何か分からないけど安心する』というのがPTを組んだ者達の想。
リアルのがかないだけに、割りとドハマリ。結構なログイン時間だった……と。
夫人はニコニコ後ろを付いてくるタイプだったようね。
ふむ……。やっぱお母さん枠だと思うのよね。
神の方がしっくり來るんじゃない? いい選択をしたと思う。
◇◇◇◇
創造神
年齢不明 推定數十億歳
『創造』と『破壊』を司る神
神の格は最上位
天地創造はもちろん、理法則などの生も可能。
神の格は大能力の強さで決まる。能力の強さは影響を與える範囲で決まる。
海の神より水の神の方が格は上になる。海だけより、水そのの方が範囲が広い。
よって、創造神が最高神となる。
『生』と『死』を司る神でも創造神には勝てない。と言うか死を與える力そのを破壊されるため相手にならない。
創造神の戦闘スタイルは大2つ。
『破壊』による対象の『消滅』
神力や魔力によるゴリ押し
『破壊』による『消滅』は『無かったこと』にされる。
神力や魔力によるゴリ押し……ルナは基本こっち。
神の戦いは自分の力、能力を使用した戦闘と、神力や魔力を使用したゴリ押しのどちらかになる。
神同士の戦いは完全に『能力』での戦いとなる。
海を司る神だと、海にいるなら『能力』で戦った方が強いが、地上だと『能力』は効かない為、神力や魔力を使った方が強い。
ルナは『夜』と『魔』を司る神だが、能力としては中級神止まりだ。
『魔法』は範囲は広い方だが、神の力としてはそこまで強くない。所詮魔法だ。
『夜』とかもう正直話にならない。神相手には最早関係無いし、夜目が効く相手にも関係ない。正直死にスキルと言われるレベルである。
能力自は微妙だが、影響を與える範囲はそれなりに広いため、神力と言ったエネルギー量は多いのが月神。
よって、月神は正直神力や魔力によるゴリ押ししか選択肢が無い。
ただルナの立場、現人神としては使い勝手がいいだろう。エネルギー量はそのまま持久力に、『魔法』という範囲の広さはできることがそのまま広がる。
まあ、案外神は戦闘向きじゃない能力が多いのだ。
『慈』と『長』の神とか?
『穣』と『大地』の神とか?
『戦』と『勝利』の神も自は微妙である。
ちなみにに宿る付喪神は下級神である。土著神も下級神。
海の神は土著神。よって下級神。水の神は中級神。自然の神が上級神。でも上の下ぐらい?
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