《俺にエンジョイもチートも全否定!~仕方ない、最弱で最強の俺が行ってやろう~》第二十八回 死の意味を、心に刻んで……
「アレン、アスラッ!!」
手をばして、びながらアスリーンはアレン達に向かって走る。
出せるすべてのスピードで、必死に。
「えっ……」
アレンは一瞬振り返った。向かってくるアスリーン。彼の目の前は暗転しそうになる。
黒く染まった槍が近づく。
俺は必死にもがいて抵抗するが、レスナは魔力で俺を押し返した。
「っつ!」
「き、きゃあああ!」
が吹き飛んだ。
槍はアスリーンの背中から腹までを貫いており、そこからはまだ生々しいが大量に流れていた。
アスリーンはそのまま倒れた。槍には毒が塗ってあることは、その場に居る全員が悟った。
槍は緑に変し、を蝕んでいく。
アスリーンはもはや聲も出せない。アスラも呆然としている。その目には絶と、恨みが膨れていた。
俺もレスナも目を見開き、その殘酷な景を見ることを強要された。
リオンも、痛い腳を気にもせずにアスリーンに駆け寄ろうとしているが、腳はかない。
「兄さまああああああ!!」
直後、アスラの悲痛なびが木霊した。それとともにアスリーンは絶命する。
「ぁ……アスリーン……アスリーンッ!!!!????」
俺はそのまま膝から崩れ落ちた。
異世界に來てから、一番の親友になりそうだった彼。
書いてはいないが、一番の親友だと思っていた。
死の意味。
ヤンキーだったころには決してわからなかった。消えてしまったら、どうなるのか。
悔しさ。
何もできなかったことなんてなかった。しかし、今自分の無力さをじた。
強くなりたい心。
弱いまま。それだけはいやだと、俺は強く思った。
「兄さまぁ!」
「兄様っ!?」
アレンとアスラはアスリーンを揺すっている。
また目を開けたりしないか。
また起きてくれないか。
せめて、息を吸ってくれないか……?
リオンがやっと俺のもとにたどり著いたようだ。
その瞬間だった。
ピンポーン!
「あぁ?頭に、聲が……」
俺の頭の中に聲がする。
あの時のリオンと同じような機械の聲で。
『ギフトピース:「」を手にれました。次のギフトを準備いたします』
と。
「なんて言っていたのですか?」
傷みに耐えながら、リオンはリーゼルトにそう聞いた。俺は聞いたとおりに応えた。
「ふふっ♪」
それを遠くで見ていた賢者サテラは薄く笑う。
見ているだけで聞こえないのに、まるですべてが聞こえるように。
不敵な笑みを、浮かべて――ー――――――――――――――――。
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