《努力という名の才能を手に異世界を生き抜く〜異世界チート?そんなのは必要ない!〜》アンデットドラゴン
俺はウォンさんにもらった小手を裝備する。
小手は狼をモチーフにした形をしておりは漆黒、目のだけ赤くっている。
大きさは俺の肘までを覆うほどの大きさで重量がしっかりとある。
魔力と闘気を込めた時出現した裝備はこれだけではなく服までもが変わっている。
黒のフードコートに黒の手袋、下の服は変わってはいないがもともと黒だったので全真っ黒だ。
「エギルその格好何?」
「いや、なんか指に魔力と闘気を込めたら出た」
俺はをかしてみる。
きづらさはなくいつも著している服のようにらかにく。
俺のサイズに合わせてウォンさんが作ってくれたのだろうか?
「ま、これでゾンビどもと素手で戦わずに済むわけだ」
俺は小手同士を叩きつける。
カァンと甲高いき通る音が鳴り響く。
拳を構え迫り來るゾンビと対峙する。
ミアも俺の隣で両手に爪の型の闘気を込め戦闘態勢をとる。
「はっ!」
俺は飛び出しゾンビに魔力を込めた鉄拳を叩き込む。
最近闘気を使いすぎて貧気味なのでできれば今回は慣れてないが魔力だけで押し切りたいものだ。
俺の拳で毆ったゾンビは腹に風を開けながら吹き飛んでいく。
「ああ!フレンズが!君、生きのくせに生意気だぞ!」
稲田はびながらもどんどんゾンビを増やしていく。
一どこから死を持ってきたんだよ!
「エギル!こんなのジリ貧よ!どうにかして稲田君を止めなきゃ!」
ミアはゾンビを細切れにしながら俺にぶ。
「わかってるよ!わかってんだけどゾンビの數が多すぎて奴に近づけないんだ!」
俺も魔力を込めゾンビを次々と薙ぎ倒すがゾンビは減りを知らない。
それどころかどんどん増えているように見える。
くそっ!こんなのじゃ本當にただ魔力を消費していくだけだ。
何か他の方法を考えなくては…
「あはは!僕のチート、僕だけの屬 腐屬魔法を破れる生きなんてこの世にはいないさ!あはは!」
稲田は堂々と自分のチートを暴する。
なるほど、腐か。
…いや、何がなるほどだよ。何もわかんねえよ。
なんだよ腐って
だがゾンビどもは元は死、つまり生命力はなくその腐屬でいているということか?
ならそこに生命力を叩き込めたらどうなるんだろうか?…試してみる価値はあるな
「よし!一か八かだ!」
俺は手に闘気を込める。
こちらに向かって來る格のいいゾンビ、俺はそのゾンビに狙いを定め拳をたたき込むと同時に闘気を無理やりゾンビへ押し流す。
「ぐう……オオオ…オ……」
ゾンビはき聲を上げその場でうずくまる。
正解だったのか?
俺はうずくまっているゾンビを踏み臺に飛び上がり稲田までの距離を一気に詰める。
「ああ!僕のハニー達!僕を囲んで守ってくれ!」
稲田は両腕で自分の姿を隠そうとしてしゃがみこむ。
その周りに稲田を守るように型のゾンビ達が壁となり立ち塞がる。
「面倒だ、まとめて潰してやる。大牙!」
俺は闘気を手に込め通常の牙の何倍もの大きさの牙を作り出す。
それを稲田と取り囲むゾンビども全てをまとめて叩き潰す。
「うわぁ!う、けない」
「お前のことは闘気で上から圧力をかけてるからな。ちょっとやそっとではけないぞ」
「へー闘気ってそんな使い方もあったんだー」
「そんなことも知らなかったのかよミアは」
俺は闘気で稲田を抑えながらミアと淡々と話していると
「君!僕を抑えただけでフレンズ達はきを止めないよ!彼らに魔力が殘ってる限りき続けるのさ!それにまだとっておきの子が殘ってるんだよ。出てこい!アンデットドラゴン!」
稲田は地面に押さえつけられながら禍々しい魔力を大量に吹き出しれ出た魔力が地面に浸していく。
「え、地面が揺れてる?」
「ミア!離れろ!」
俺はミアにそうぶと稲田の拘束を解除し後ろに飛ぶ。
ミアがその場から離れると同時に稲田のいる地面、半徑5メートルほどが地割れを起こし崩れていく。
「な、なんだありゃ?」
俺のみる先には長10メートルは軽く超える図、トカゲのようなつき赤くる目、が腐り骨の見える。
その姿はどう見ても
「龍?」
そう、ドラゴンだ。
稲田はその腐りかけのドラゴンの頭の上に乗りこちらを見下ろす。
「あはは!この子は最近知り合ったばかりの子でね!まだお互いに知らないことが多いけど初めて會った時にすぐ認め合えた僕のフレンズさ!さあ!頼むよアドラちゃん!」
「グ……オオオオ!!!」
ドラゴンはぎこちなく雄びを上げこちらにフラフラと走って來る。
「ミア!お前にこいつは荷が重い!俺がやる!」
「な!何よそれ!だったら私は何をすればいいのよ!」
「ミアは周りの雑魚処理を頼む!余裕があったらこっちのフォローも」
「む〜…わかった。エギル無理しないでね」
「ああ、無理せずにお前を守ってやるよ!」
俺とミアはそれぞれ分かれミアは周りのゾンビを俺がアンデットドラゴンと稲田と対峙する。
「はぁー!」
ミアは無駄なきなど一切なくゾンビを切り刻んでいく。
これなら當分は大丈夫だな。
問題は俺の相手だ、カッコつけて俺に任せろとは言ったものの…なかなか手強そうだ。
「君!どうしたんだい?なぜかないんだ!もしかしてアドラちゃんが怖いのかい?」
「そんなわけないだろ!」
俺は地面を踏み込みアンデットドラゴンの顔を毆り飛ばしつつ闘気を流し込む。
「オオ…」
アンデットドラゴンは一瞬よろめき制を崩す。
よし、こいつにもどうやら闘気は効くらしいな。
「な!?アドラちゃんをたった一発で倒しかけるだって!?どんな馬鹿力なんだ!アドラちゃん負けないで応戦しよう!」
「オ……オオ!!!」
アンデットドラゴンは口に自分の中の魔力をため出す。
まずい!俺はそう直で判斷し咄嗟にアンデットドラゴンの後ろに回り込む。
「グオオオ!!!!」
アンデットドラゴンの口から禍々しいのブレスが吐き出され地面を溶かしていく。
あれを俺がけていたかと思うとゾッとするな。
「うおお!!!」
俺はアンデットドラゴンの背中に登り駆け上がる。
「な!?アドラちゃん!飛び上がって!」
「オ…オオ」
アンデットドラゴンはボロボロの翼を広げ地面から離れ空へと飛び上がる。
「あんな翼で飛べるとかおかしいだろ!」
「欠損部位は僕の魔力で補っているのさ。流石にそろそろ魔力が切れそうだからこれで終わらせてあげるよ。アドラちゃんそのまま宙で一回転して彼を振り下ろして!」
アンデットドラゴンは言われた通り一回転する。
「な!」
俺は背中から落ち宙を舞う。
「さあ今だ!アドラちゃん彼を押しつぶして!」
「オオオ!!!」
稲田とアンデットドラゴンは勝利を確信し俺に突進して來る。
「まだ勝利を確信するのは早いぞ!獣神流 我流奧義!天爪海牙てんそうかいが!」
俺はそうぶとに殘っている闘気のほぼ全てを絞り出し無數の空爪と空牙を作り出す。
「なんだいそれは?」
「空飛ぶ斬撃、爪は天をも裂き…牙は海をも押し潰す!これが俺の殘った闘気の全てだ!アンデットドラゴン!お前ので全てをけ止めな!」
俺は両腕をアンデットドラゴンへ向けると空にとどまっていた爪と牙が空を斬りアンデットドラゴンへ向かっていく。
「グヲヲヲ!!!!…オオ…」
「アドラちゃん!?」
全ての攻撃をでけアンデットドラゴンは地面に落ちていく。
俺も共に落ちていき地面がだんだん近づいていく。
あ、これグチャッ!っていくやつじゃん。
そう思った時俺のを捕まえに來る影が見えた。
その影は俺を擔ぎ地面に落ちるのを防ぐ。
アンデットドラゴンはそのままの勢いで稲田と共に地面へと落下していった。
「エギル!何やってるのよ!」
「…ミア、助かった。ありがとう…ゲホッ」
ミアは俺を地面にゆっくりと優しく下ろしてくれる。
「ちょっとエギル、吐いてるじゃない!大丈夫なの?」
「ああ…ちょっと闘気を使いすぎただけだ」
「私ももうほとんどに殘ってないけどなんともないわよ?」
「闘気と共に生きていた種族だからが慣れているんだろう」
「とにかくエギルはここで安靜に…」
「よくも…よくもやってくれたな!僕のフレンズを…アドラちゃんを!」
俺は顔だけをかし橫を見るとボロボロな姿の稲田がフラフラとしながら立っていた。
全を覆っていた紫のローブはところどころが破れ、整っていた顔も塗られている。
頭を抑えながらこちらへしずつ稲田は近づいて來る。
「エギル…」
「ミア…俺を置いて逃げろ…」
「なんでよ。稲田君だってボロボロじゃない」
「あいつの手を見ろ…魔力を込めている…まだゾンビを作れるんだ、闘気を使えないミアにけもしない俺、勝てるわけがない」
「嫌よ!何が何でもエギルを連れていく!」
ミアは俺を擔ぎしずつ前へと進む。
「あはは…無駄…だよ…。來てくれフレン…「マズダー!待ってグレ!」…え?」
稲田は突然の聲に驚き周りを見渡す。
俺とミアもどこから聲が聞こえているのかわからず周りを見渡す。
「だ、誰だ?」
「マズダー!ごごデズ!ごごにおるデズ!」
そうびながらドスン!ドスン!と足音を立てながら走って來た…ゾンビがいた。
「え?…フ、フレンズが喋った?」
稲田は驚きを隠せず疲労していたこともあってか餅をつきかない。
「マズダー!?だいじょぶでズガ?」
ゾンビは走り稲田に寄り添う。
そのゾンビをよく見て見ると俺が最初に闘気を込めた格のいいゾンビだった。
「い、一どういうことだい?なんでフレンズが」
「おで、ごごの人にあだだがい力をあだえでもらっだら喋れるようになったんデズ!」
「彼が?」
ゾンビはミアに擔がれている俺を見ながら稲田に説明する。
つまりゾンビに闘気を込めると意志を持つということなのだろうか?
…ということは
「そのようじゃの。妾もこの通り、意志を持てたのだから間違いないだろう」
アンデットドラゴンが落ちた所から聲が聞こえて來る。
地面のからアンデットドラゴンが起き上がりこちらにゆっくりと近づいて來る。
「アドラちゃん…」
「マスターよ。この者たちは確かに我が友人たちとマスターを侮辱したがそれ以上の発見をくれた。許してやるのも手ではないか?」
「そうだズヨ!おであいつ気にっだ!」」
「…みんながそういうなら僕はいいよ。元々はフレンズ達を馬鹿にされたことが原因だったからね。君達、悪かったね」
稲田は座り込みながらこちらに謝罪をして來る。
「ああ、こっちも馬鹿にして悪かったよ」
「うちのエギルがごめんね…なんかこの言い方だと夫婦みたい…て、何言ってんだろ」
俺が謝るとアンデットドラゴンが
「さあ、これで爭いは終わりだ。ちとお主達に聞きたいことがあるのでここらで話をしたいのだがし時間をもらえないだろうか?」
「別に構わないぞ?」
「ええ、私も」
「なら世間話でもしようではないか」
こうして俺たちのどうでもいいことから始まった壯絶な戦いは幕を閉じた。
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