《努力という名の才能を手に異世界を生き抜く〜異世界チート?そんなのは必要ない!〜》拐と洗脳
「で?なんでこんなことになってんだ?こいつらは誰なんだ?」
「そうじゃのう。説明をしなくては分からぬよな」
「その前にちょっとグジュレンジャーの子たちに魔力込めて來るから待ってて」
ランスは歩いてSUN、SEAのところへ向かい手を添える。
しばらくすると2人は起き上がり三人でこちらに向かってくる。
「お待たせ」
「ああ、じゃあ説明してくれ」
「うむ…その前に妾にも魔力を込めてもらえんかの?ちと足りなくて意識が朦朧としとるのだ」
「はーい」
アドラの魔力を込め終わると俺はミア、アドラからどうしてこのようなことになったのか説明をける。
「ふーん奇襲ねぇ…ランスお前もしかして知ってたのか?」
「いーや。でもねなーんか嫌な予がしたから一応張って置かせたんだけど…大當たりだったみたいだね」
ランスは倒れている黒裝束の男たちを見る。
「じゃあまずはなんでここに襲って來たかをはいてもらうことにするか」
俺は顔が焼き爛れた男のぐらを摑む。
「ヒイ…」
「お前に質問だ。なんでこの家を襲おうとした?」
「お、俺は知らない!あ、兄貴がそういったから!」
「兄貴?兄貴ってのは誰だ?」
「こ、ここにはいない!1人で先に向かってたはずなんだ!そ、それに最近おかしかったんだ!言も変わるしこんな人攫いなんて仕事今までやろうとなんてしなかった兄貴がいきなりこんな仕事を持って來て!」
俺は振り返りアドラを見る。
「なあアドラ。もしかしてこいつの言ってる兄貴ってのは…」
「…多分妾が殺してしもうたやつじゃろう」
やっぱか…
俺は頭を抱える。
他の奴にも同じ質問をするが皆が皆同じ返答をする。
參ったなこれじゃあ誰がなんのために襲ったのかわかんなくなるな。
「手がかりは聖人、主人…だけか」
「主人?」
俺のつぶやきに男たちの1人が反応する。
「なんだ?知ってるのか?」
「あ、ああ。兄貴が変になりだした頃からずっと我が主人とか聖人様とか言ってたから」
「それはいつからだ?」
「え…確か2週間…いや3週間前からだ」
「その時にどこか変わった場所にってなかったか?」
「変わった場所…あ!」
男は何が思い出したのか大きな聲を出す。
「そうだ!兄貴あの時…」
男の口からある男の家へと兄貴とやらが頻繁に出りしていたと聞かされる。
「あららぁ〜?な〜んか楽しそうなことやってんじゃねえか。エギルくぅ〜ん!?」
「!?誰だ!」
男の話に集中していると後ろからミアやランスのものではない聲が聞こえる。
振り返るとそこにはレイナを抱きしめ拘束しているラトミーが立っていた。
その橫には顔を毆られたのか頬を赤く腫れさせ倒れているミアがいる。
「ミア!レイナ!」
「このやろう!レナをはなせ!」
「やめろ!ジュンス!」
ジュンスがラトミーに飛びかかるがラトミーはそれを片手で弾き飛ばす。
飛んでいくジュンスをランスがキャッチする。
「ぐえっ!」
「ジュ…ジュンス兄様、エギル兄様…」
「あらあらあら〜?もしかして怖いのかな?あらなぁーに安心しな。俺は何もしないさ…俺はな…じゃそういうことだからあばよ!」
「エギル兄様!」
ラトミーはレイナとともに地面に沈み姿を消す。
「レイナ!くそ!おい他のみんなは無事か!?」
「うん。ジュンス君はここにいるしミアちゃんは軽傷みたいだ」
ランスはミアに寄り添い頰の怪我を見る。
ミアはすぐに目を覚まし勢いよく起き上がる。
「…ん。あ!レイナちゃんは!」
ミアは隣にいるランスの服を摑む。
「もうレイナちゃんは連れ去られたよ」
「そ、そんな」
「安心しろ…俺がラトミーをぶち殺して助ける」
俺はある男の家を目指し歩き出す。
「待って!どこに連れ去られたかわかるの?」
「ああ、このタイミングに出てくるってことはどう考えても今回の襲撃とラトミーは関係ある。だから俺は今回の襲撃の首謀者に會いに行く…テストロの家にな」
「待って!私も行く!私のせいでレイナちゃんが連れ去られたから!」
「いい…今回ばかりはミアも邪魔だ。俺1人で行く」
「なんで!私も役に立つから!」
荒れるミアの肩にランスが手を置きなだめさせようとする。
「まあまあミアちゃん。ここは落ち著いてエギル君に任せよう。ね?」
ミアはランスの手を振り払う。
「うるさい!…そうエギルは私が邪魔なんだ…いいよ。私1人で助けに行く!」
ミアはとてつもない速さで街を走り抜ける。
「な!?まてミア!」
くそ!ミアを傷つけたくないからここに殘そうときつく言ったのに逆効果になったか!
ミアを追って俺も走り出した。
「あ、あの俺たちは…」
「んー…とりあえず警備兵に引き取らせるよ。じゃあ僕が連れてくからアドラちゃんたちはジュンス君の警護をお願い」
「心得たぞマスター」
「「「「「はい!」」」」」
「…レナ、エギル兄ちゃん、ミア姉ちゃん」
アドラは泣きそうになっているジュンスの頭に手をのせる。
「大丈夫、あの者らなら必ず帰ってくるわ。だから男が泣くではないぞ?」
「う、うん」
「うむ。いい子だ」
……
レイナはラトミーに暴に投げられる。
「きゃっ」
「おいテストロこれでいいのか?」
ラトミーは椅子に座り踏ん反り返っているテストロにめんどくさそうに話しかける。
「うん、ありがとうねラトミー君ブフフ」
テストロは立ち上がりのしのしと重い足をゆっくりと運びレイナの目の前まで來る。
「ひ…」
「ブフフ…おびき寄せる餌として捕まえたが顔はかなりいいな。もうし大きくなったら苗床としても使えそうだな」
テストロはレイナを抱き上げる。
「いや…はなして、ください」
「そんなに怖がらなくていいよ。ぼくは君のお兄さんのお友達、だからねブフフ」
テストロは醜悪な笑みを浮かべレイナのに顔を押し當てる。
「いや…いや!」
「ブフフ…ブフフフフ!」
「チッ…気持ち悪ぃ。俺はもう用は済んだし帰るぞ」
「ん?ああ、ありがとうね」
「出來れば…いや、俺のことはもう二度と呼ばないでくれ。正直お前とはもう関わりたくない。見てるだけで吐き気がする」
ラトミーはそう言い殘すと地面に沈み消えていった。
「ブフフ…吐き気がする…か…。ケッ!あのカスが調子になりやがって!…まあ彼はそこそこ仕事をしてくれたしいいか」
テストロは4人の奴隷を呼び出す。
「おい。このガキを押さえておけ」
「はい」
カス(オーガ族)にレイナを捕まえさせ自分は再び椅子に座る。
しばらくすると家のドアが破壊される音が鳴り響きこちらヘ走って來る音が近づいて來る。
「ブフフ…きたか」
ドアが勢いよく開かれるとそこにはミアが肩で呼吸をして立っていた。
「貓さん!」
「はぁはぁ…レイナちゃん!…あなたがテストロ?」
「そうだよ」
「レイナちゃんを返して」
「ブフフ嫌だといったら?」
「殺す!」
ミアは飛びテストロヘ闘気を込めた拳で毆ろうとする。
「ちょうど1人洗脳枠が空いていたんだ。ナイスタイミングだよミアたん」
「何を言ってるの?それにその気持ちの悪い呼び方をしな…いで………」
ミアはパンチを叩き込もうとするがテストロの顔の目の前で止まる。
ミアは地面に降りるとそのまま片膝をつく。
「ブフフ洗脳完了。じゃあミアたん次の客が來るまでここで待機ね」
「…ハイ…ご主人様…」
「ブフフ…ブヒャヒャヒャ!!!」
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