《俺の転生は異世界の最兇魔剣だった!?》20 蜘蛛の軍勢
南風の月24日目當日、俺とキリカは屋敷の前でアルガンスの馬車を待っていた。あの日の後、キリカからこの町から王都までの距離を詳しく訊いたら、凡およそ4日の距離だったらしい。意外と近いので大きな刺激パーティーの報が王都まで屆くのは時間の問題だろう。その前に楽しんで楽しんで楽しんで楽しんで楽しんで楽しんで終わらせなければ………
「早く來ないかな〜♪」
「フフッ、ケイト様はそんなに王都が楽しみなのですか?」
おっと、思わず口に出てしまった。でもキリカは知らない報だしそういう風に誤魔化しておこう。
「ああ、本で報はある程度得ることはできたけど実際に行くとなるとね」
あゝ、早く王都に知られる前に……じゃなくて、王都に被害が出てしまう前に間に合うかな〜
そんな事を思いながらソワソワしていると馬車が來た。あ、そう言えばいい忘れてたけど、アルガンスの屋敷での夜はキリカとは何も無かったよ?関係の無いことだけど、これは一応言っておかなければならないと思うから言っておこう。
「すまん、し準備で遅れた」
「大丈夫だよ。ちょっと遅れただけだし」
「いや、流石にこんな早朝から待たせてしまったんだ。謝罪くらいはしておかないと俺の気が済まない」
アルガンスは笑顔でそう言う。
アルガンスは名前の意味とは正反対だと俺は毎回思う。たまに名前の意味通りの時もあるけど。
「わかった、謝罪をけれよう。だから王都へ向かおうか」
俺は謝罪をけれ、馬車の出発を促す。
「そうですね。早く向かっても損は有りませんし」
「じゃあ2人とも乗ってくれ」
と、アルガンスがそう言って馬車の扉を開ける。
馬車は前世の頃で言うと、1840年くらいのに似ている。
「なあ、俺は者の隣でいいか?」
キリカが乗った後に俺はアルガンスに言う。
「ああ、別に構わないぞ」
アルガンスから了承を得たので俺は者座にいる者に會釈して隣に座る。乗る時にキリカはし心配そうな顔をしていたが、俺は軽く理由を説明して納得させた。あ、勿論大きな刺激パーティーの事は言ってないよ。
俺が者座に座ると、すぐに馬が走り始めた。暫くはまだ平和だろうが、俺の勘からすればすぐに楽しめそうだ。
出発して2日目。祠を通り過ぎた。正直し焦っている。だって、全く魔1匹姿を見せないんだもん。あと2日で王都に著いてしまう。まぁ、その間に一つ新しいスキルを手したけど…………?
「あの、ちょっと止めてもいいですか?」
俺は隣の座る者に言った。者は直ぐに馬を止めてくれた。馬車が止まったことを不自然に思ったのか、キリカとアルガンスが窓から視線を飛ばしてきた。俺はそれを無視して降りる。そして馬車の後ろまで歩いた後、今まで來た道に警戒した。
しばらくして、1匹の魔が見えた。それは大きな蜘蛛の魔だった。そして、1匹、もう1匹とこちらに近付くにつれて見える數は増えている。
「來た來た來た來た!」
俺の心は歓喜に満ちていた。この想いを今すぐ魔に打つけなければ。
俺は肺に大量の空気を取りれる。そして、口周りの魔素を作して音が反響しやすくする。この時、魔素は口周りを循環するじに行う。次に発するときの向きに飛ぶようにし修正してスキルを放つ。
「――――――――!」
俺の口から発した聲は反響し、聞こえないくらい高くなる。それはマイクのあの嫌な音の様なものだ。それを食らった蜘蛛の軍勢の一部は破裂して、殘りは直狀態に移行した。
俺が今回発したスキルは、さっき言っていた新しいスキルだ。そのスキルの名前は〈音響砲ハウリング〉。このスキルの原理は音の振なので、理や魔法の防魔法は効かない。これを思い付いたのは特にこれとかはない。ただ、あったら面白そうだから々と試していたら出來た。
このスキルを見たキリカとアルガンスと者は驚いて固まっている。ま、それもそうだろう。何せ、魔の軍勢が背後から進行して來たのだから。え?俺のスキルが原因なんじゃないかって?まっさか、そんなことはないだろう。だって魔がよく使ってそうだったんだもん。
「んーやっぱまだ調節がうまくいかないな……今ので大2割しか減ってないから……」
もう一度、〈音響砲ハウリング〉を使ってもいいが時間的に早く済ませた方がいいだろう。なので俺は〈魔剣:メラン=サナトス〉を鞘から抜き、構えた。
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