《異世界不適合者の愚かな選択》再會とトラブル

「懐かしいな、ここの城下町は。」

(お主にとっての思い出の場所じゃのう。)

あぁ、思えば、すべてはここから始まった。

思い出すだけで反吐が出る。

この街ならばあいつらもきっとまだいるだろうな。

そう、俺が今いる街は、かつて俺が召喚された國フィアイン王國の城下町だ。

「奴らならここを拠點に活をするはずだ。」

それに多分だが毎年に行われるフィアイン王國恒例の闘武祭に今年は勇者パーティーは必ず出場するという報を持っている。

勇者パーティーのメンバー勧みたいだ。

俺がいなくなったを埋めるつもりだろうな。

(ふむ、理解した。)

さて、そろそろ時間も時間だし闘武祭の付もそろそろ終わりそうだ。

締切まで後しのところでり込むことが出來た。

「済まないが、この祭りに參加したい。」

「はい、わかりました。ではなにか分を証明できるものをお願いします。」

そう言われ俺はあらかじめ作っておいた偽のプレートを渡した。

「……。

はい、こちらプレートですね、お返しいたします。

それでは參加申し込みは終わりましたので、開催するまでごゆっくりお過ごしください。」

「あぁ。」

隨分とザル警備だな。

さて、そろそろ始まりそうだな。

『皆さん、お待ちかね!

今年もやってまいりました!!

フィアイン王國毎年恒例行事!

闘武祭の始まりたァーー!

さてさて、今年はなんと!ロレリアダンジョンを今までにない91階層まで攻略した勇者パーティーも參加しております!

そしてこの大會で優秀な実績を収めたものにはなんと!

勇者パーティーにることが出るのです!

さぁ!冒険者諸君!存分に力を振るい!暴れたまえ!!!!!』

「「「「「「ウォーーーーーーーーー!!!!」」」」」」

うお、さすがの人気だな勇者、お前らには悪いが勇者パーティーにるのは俺だ、勇者パーティーにはしっかりと絶してもらわないといけないからな。

『さて!それでは參加者はステージに集合してください!』

「お!始まったみたいだぞ!

俺楽しみだぜ!」

「こら!男子!

あまり調子に乗らない!

私たちより強い人だっているんだから!」

聞き覚えのある聲、

ふと覗いてみると

「なんだよ?佐江村、連れねぇな〜」

「あのねぇ!」

「まあまあ、あまり喧嘩するな、これから戦いは始まるんだ。」

勇者パーティーだった。

俺の……………復讐相手……。

「あれ?なんかあそこのマスク被ってる人、こっち見てない?」

バレた…。

「ほんとだ、どうしたんだろう?」

「そりゃ〜、アンタのナイスバディー狙いに決まってるでしょ!」

違います。

「えぇーーー…。」

「そりゃぁ今じゃあアイドルみたいだもんねぇ〜

かおるは〜!

このこの!」

「いや!はっちゃん!ダメだよ!そこは…!…っ!!」

何やってんだか。

「おい!マスクつけてるそこのお前、何こっちをチラチラ見てんだ?」

あれ?話しかけられたんだが……。

ってかチラチラと見てねぇよ!

ずっと見てるわ!決してチラチラではない!

「ふむ、勇者パーティーがどのようなものかと思って見ていただけだが、ただのガキの集まりじゃないか。」

「なんだと?!てめぇ!そういうてめぇこそ!なんでマスクなんて付けてんだよ?!

そんなにやましい事でもあるのかよ?」

「ふむガキに話す義理はないな。」

まぁ、俺もお前らと同い年なんだがな(多分)。

「ッチ、って、てめぇも參加者かよ、いいぜ、ステージで分からせてやるよ、俺がガキかどうかをっ?!」

俺は咄嗟の殺気に反応して勇者パーティーの1人、確か名前は……

うん、忘れた。

の首に目を當てた。

もちろんやつは反応することすらできなかった。

「おいおい、勇者よ、犬のしつけがなってないな?

しっかりと首を付けとけ、変に噛まれたらつい殺しちまうだろ?」

「っ?!」

「あ、あぁ、済まなかった。」

俺はこの場をあとにした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「お前ら、今回はやばい人が參加するみたいだな。」

「あ、あぁ、俺、あいつがいついたのかも分からなかったぜ…」

「あの男の人、なんだか違和じる」

「え?どうゆう?かおる。」

「うん…、なんて言うか、この世界の人間じゃない気がする、まるで私たちと同じような気配がした。」

「え?まさか〜?

だって王だって言ってたよ、初めて召喚に功したって、だから、私たち以外に誰がいるのよ?」

「え?」

「え?」

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