《異世界不適合者の愚かな選択》

「烈風斬!」

スキルの名前と共に剣に風の力が宿る。

流石勇者、略式詠唱。

詠唱を略して、直接技を発することが出來る、勇者クラスになるとこんなことができるようになるのか…

だが

「甘い!」

俺はその技を軽く躱してみせた。

きがし雑だ。

無駄があったように思えた。

躱す勢いを利用して下から上に、顎目がけて蹴りをれようとしたが

「っ!」

これはギリギリのところで躱された。

「ほう…

躱したか」

つい言葉がでてしまった、今の一撃を躱されるとは思わなかったからだ。

「まぁ、これも僕のパッシブスキルのひとつだよ。」

「そうか、察するに危険を予知する類のスキルかな?」

「さあ?君に教える義務はないね!

ふっ!!」

「っ?!」

かなりあった距離を一瞬で詰められた!

これは地スキルか?

「だが、まだ甘い!」

地スキルに慣れてないのか、踏み込みが甘く、難なく躱した

「っ!まだだ!烈風斬!」

またそれか、蕓のないものだな。

だが一撃目を躱したあとだ大きなきはできない、だから紙一重で躱すことにした……

「なっ?」

つもりだったが、腕に傷がついた。

「今の技は風の力を刃に纏ったものだ、攻撃範囲が広く殺傷力が高い」

なるほど…これは一本取られた。

そろそろリタイアするとしよう…

このまま続けても勝てるが、それは俺の目的では無い。

「さて、どうする?」

「済まないな、棄権させてもらう。」

「え?なぜだ?!」

「お前には勝てないと思うからな」

もちろんこれはウソだ、このまま試合を続けても意味がないと思ったのだ、勇者の力量は測れた…

あとは……

俺がリタイアを宣言した瞬間、コロシアムの中の観客は大きな歓聲をあげた。

勇者の勝ちという結果で闘武會が収まった。

その後

「ねぇ、君、勇者パーティにらないか?実はこれから魔王城に攻め込むことになってるけど、戦力が足りないんだ」

もちろんの事だが、勧された。

勇者の後ろにいる、やま……何とかは不機嫌そうに俺を睨んでくるが、犬のことは無視しておこう。

さて、勇者からの勧だが、これは俺にとって好都合だ、むしろそれを狙ってこの大會に參加したとも言える、だから答えはもちろん

「魔王に…か……

あぁ、いいぞ、魔王には個人的な因縁があるからな、ましてや勇者様からのおいだ、斷るわけにはいくまい。」

「本當か?!ありがたい!これから君は僕達の仲間だ!」

ぅぇぇぇっ!

気持ち悪い、仲間?お前は仲間を奈落に突き落とすようなやつだと言うのに、不愉快だ、が、今は我慢のときだ。

後書き:

お久しぶりです、meikaです、さて、この度は投稿2ヶ月も遅れてしまいすみません、以前にも言いましたが、験生ゆえ、投稿がどうしても遅くなってしまいます、今後もペースが落ちるかもしれませんが、ご了承ください、これからもよろしくお願いします!

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