《2度目の転移はクラスみんなで(凍結中)》四話
「ふわぁぁぁ...」
大きなあくびだな、俺
今は時間は...まだ六時か
もっかい寢よう...
「失禮致します、王様がお呼びです。勇者全員をお呼びしているので、至急謁見の間までお越しください」
あ、今日武選びか
昨日なんか言ってたな...
「わかった、すぐ行く」
「失禮致します」
バタンッ
...とりあえず著替えて行くか
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「今日はお主たちに、自分に合う武を選んでもらい、我が騎士団と魔法師団と実際に外の訓練場で訓練をしてもらう。まずは団長二人に挨拶してもらおう」
そういうと、二人のが前に出てきた
「ラウル王國騎士団団長、ラル・マティスです。よろしくお願いします」
「ラウル王國魔法師団団長、リル・マティスです。よろしくお願いします」
ん?
ラル?リル?
ま、まさか...
「この二人はつい先日団長になったばかりじゃが、実力は相當じゃ。なんせ子供に見えるが先代勇者のパーティだった者だからな」
やっぱり!
泣き蟲ラルと駄々っ子リルか!
「そうなのですね、ラルさん、リルさん、よろしくお願いしますね」
「よろしくお願いします」×19
あいつら団長になったのか...
夢が葉ってよかったじゃないか
そんなことを考えていると、ラルが話しだした
「では皆さん、まずはステータスをチェックしてください。そこに剣、槍などの武の名前がったスキルをお持ちの方は、その武を選ぶことをおすすめします。次に武の名前がったスキルをお持ちでない方で、MATの高い方は、杖を、それ以外の方は好きな武を選んでください。もちろん武の名前がったスキルをお持ちの方も好きな武を選んでください。武の名前がったスキルは、その武を使うことで覚えることがあります。なので必ずしもその武を使わなければならないということではありません。では早速選んでいきましょう。あなたはーーー」
説明とか、武の選定はほとんどラルが行っていた
たしかにリルはこういうの苦手だしな
こうして俺を除く勇者全員が武を選び終わっていた
「最後は...君ですか。さて、何の武にしますか?」
「あぁ、俺は刀で」
「どのような刀にしますか?」
「なんでもいいよ、ラルが選んだやつなら」
「...初対面相手に呼び捨てですか」
「おいおい、忘れたのか?泣き蟲ラル」
「んなっ!?何故それを!」
「知ってるに決まってんだろ?泣き蟲ラル...育ててやったやつの顔も忘れたのか?」
「ま、まさかジン兄?」
「やっと気づいたか、しばらく見ないうちに立派になりやがって」
「ジン兄!」
俺がジンだとわかったラルは俺に抱きついてきた
「ジンにぃ...うぅ」
「おいおい、泣き蟲はまだ治らんのか?」
「だってぇ...一年ぶりじゃないかぁ...帰ってこれないと思ってたし」
「ちょっとラル!あんたなにしてんの!」
ラルが泣いていると、リルがこっちまで來た
「リル!ジン兄だよ!帰ってきたんだよ!」
「はぁ?なに言ってんの、この人がジン兄な理由...」
「相変わらずだな駄々っ子リル、型も変わらずってか?」
「なっ!?...その呼び名...いじり方...本當にジン兄なの?」
「おう!お前も相変わらず実らないな」
「...うるさぁぁい!」
「ぐっほぉ!」
ひ、久々で効いたぜ...
ちなみにラルとリルは雙子
といっても全然似てない
ラルは実ってリルは実ってない
まぁ二人共めっちゃ人だけどな
そのせいでさっきの挨拶の時クラスの男子共の目がやばかった
これは後々波かな...
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「で、俺は今回は偶然こっちに來たってわけ」
「そうだったんですか」
とりあえず二人には今回の召喚のことを話した
「それで、俺は今力を隠してるから、なんとか誤魔化したいんだけど」
「あぁ、それならこの指をつけてください。力を抑える指です」
「ありがとう、ラル」
そういいながら俺はラルの頭をでた
とても嬉しそうだ
それを見て、リルは不貞腐れている
懐かしいな...
「とりあえず、刀をくれ。普通のやつでいいから」
「分かりました、じゃあ「これでいいんじゃない?」...リル?」
突然リルが刀を取り出して俺に渡してきた
「この刀なら大丈夫でしょ?追加効果で力も抑えられるし、訓練用に出來てるやつだから」
「そうなのか、ありがとう、リル」
でてしかったのか、俺が禮を言うと、リルが頭を出してきたのででてやった
すごい嬉しそうだ
「じゃあそろそろ行くか」
「はい」
「うん」
あ、ちなみに二人共12歳ね?
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「これから訓練を行います。今回は他國からの講師も來ていらしているので、ご紹介したいと思います」
「元アトラス帝國親衛隊隊長のローグだ、よろしく」
「元アトラス帝國皇帝、シャルテ・アトラスと申します、よろしくお願いしますね」
「妖卿ファンタジア妖騎士団団長のリィエルです、よろしくお願いします」
「妖卿ファンタジアの長のフォルテだよ!よろしくね!」
今考えるとすごい面々だよなぁ...
こんなヤツら仲間にしてたのか...
他の奴らも絶句してるし
「では、剣などの近接武は、ローグ様と私が、槍などの中距離武はリィエル様が、弓などの遠距離武はシャルテ様が、魔法については、リルとフォルテ様が擔當します。それでは左から、近接、中距離、遠距離、魔法に分かれてください。魔法以外の方も魔法スキルを覚えていると思いますが、今は武のみで考えて分かれてください」
俺達は言われるがままに分かれた
「あとは、それぞれ分かれて訓練を行います。それでは始めましょう」
こうして俺達の訓練が始まった
ちなみに割り振りはは
近接→黒崎仁、日野洸樹、織田信宏、加藤翔、武藤駿、佐藤守、片瀬真里
中距離→三宅潤、戸田凜、日下部純一郎、壇將大
秋山由里子
遠距離→佐久間虎太郎、神楽坂穂乃果、日向加奈子
魔法→早瀬川里、白崎円香、伊藤工、宮崎須加、橘真奈、湊谷梨
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さて、早速訓練をしているんだが...なにこれ?
「おらぁ!さっさと來なぁ!怪我すんぞ!」
「ひぃぃ!」
「ぎゃぁ!」
「ちょっ!まっ!」
「敵は待ってくれねぇぞぉ!」
あ、あのぉあなた誰ですか?
こんなこという子じゃなかったはずなのに...
ラルは...もっとお淑やかで...泣き蟲で...
俺はこんなラル知らない...
「ふぅ、こんなとこですかね。皆さん、今日は終わりにしましょう。お疲れ様でした」
こんなとこ?朝から訓練を始めて晝を挾んだとはいえほぼノンストップで十時間だぞ?
昔の俺ですらそんなにやってないのに...
どうしてこんな鬼教になったんだろ?
まぁ多分理由は...あいつだろう
「おらぁ!オメェらぁ!だらけてねぇで、さっさと再開すっぞ!!」
「はぁ、はぁ、はぁ...」
「あらあら...大丈夫?」
リィエル...お前のせいか
だけど一つ不思議
なんで先生は大丈夫なの?
「リィエルさん、もう時間ですよ?」
「あぁ!?...そうでしたか、では今日は終わりにしましょうか」
キャラ変わりすぎだろ
ってか先生が止めなかったらまだやってたのかよ...
前からだけどね
「そうだ、コウキ君だけは殘ってくれないかな?」
「わかりました」
洸樹だけ?...あぁ、聖剣か
聖剣使いはあいつだけだったもんな
「あ、それと、ジン君も殘ってください」
へ?
(ジン兄の、コウキ君になら教えてあげてもいいんじゃないですか?)
そういうことか
あ、これ念話ね?
(本當は隠したかったんだけど...なら早瀬川、白崎、織田も殘してくれ。里は俺の、白崎と織田は日野の馴染みなんだよ)
(そういうことならわかりました)
「あぁ、わかった」
「あと、ミノリさんとマドカさん、ノブヒロくんもお願いします」
「え?私も?」
「私達もですか?」
「まぁこの後なんもねぇならいいけどよ」
「なにもありませんよ、コウキ君の練習に付き合ってもらうだけです」
その言葉を聞いて、三人は納得したようだ
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「まず、コウキ君は稱號に聖剣使いがありますね?」
「はい、よくわからない稱號ですけど...」
「あれは聖剣を召喚し、扱うことが出來る稱號です、では召喚の話をする前に...」
「まずはお前らに俺のことを話さないとな」
「?、なんで仁のことを?いくら何でも洸樹君や円香ちゃん、信宏くんはさておき、私が知らないことなんてほとんど無いと思うんだけど?」
まぁ普通は疑問に思うよな
特に里は
「じゃあ見てもらった方が早いから、とりあえずみんな俺を鑑定してみてくれ、あ、隠蔽もとかないとな...あ、あと指と、この刀もしまって......よし、いいぞ」
「隠蔽って...前にお前のステータスは勝手に見せてもらったが、そんなスキルなかったはずだが......っ!?」
「なに...これ...!?」
「測定...不能?」
「ちょ...これどういう事だよ」
「あぁ、俺はシルベルト國王が話していた先代勇者、黒崎仁だ」
「「「「!?!?」」」」
「あ、あと、ローグ、リィエルも元々俺の仲間だったヤツらだ。もちろんシルさんが言ってた通り、ラルとリルもな?」
「「「「シルさん!?」」」」
あ、そこ?
「見ての通り、俺も聖剣使いの稱號がある、だから日野、俺がお前に聖剣の使い方を教える...ってもししか教えられることないけどな」
「「「「......」」」」
あれ?反応なし?
あ、驚きすぎて何も言えないやつね
まぁ、いいや、進めるか
「それで、日野はどんな聖剣が呼びたいんだ?」
「え?どんなって...選べるのか?あと、洸樹でいいぞ」
「あ、そう、ってかちゃんと説明しとけよ、ラル...」
「ごめんなさい...」
「まぁいいや、聖剣は剣っていっても形は様々だ。槍の聖剣もあるし、弓の聖剣もある。まぁ洸樹のステータスを見る限り剣が一番だろうけど」
「ん?仁のは違うのか?」
「まぁ...実際に見せた方がいいか、その方が信じるだろうし。じゃあいくぞ?『我が聖剣よ、我にその力を貸し與え、今ここに顕現せよ』」
仁が詠唱を終えると仁の下から刀が出てきた
「っとまぁこんなじだな」
聖剣『霞カスミ』
真っ白な刀、柄、鍔が特徴
その一閃は、どんなものでもまるで紙を切るかのような切れ味
ボーナス 全ステータス200%アップ(半徑100m以の味方にも付與)
「これが...聖剣?」
「キレイ...」
「なんか、すごいですね...」
「...黒崎のくせに...」
なんか1人小言を言っているが気にしない
「イメージさえしっかりしてればなんとかなる、だからとりあえずやってみろ」
「あ、あぁ『我が聖剣よ、我にその力を貸し與え、今ここに顕現せよ』」
洸樹が詠唱を終えると、洸樹のしたが出した
「お、功だよ、初めてで功か、俺の時は失敗しまくって死にかけたんだがな、さて、何が出てくるかな?」
「なんか聞き捨てならない言葉聞こえたけど!?」
「まぁまぁ気にするなって」
「気にするだろ!」
とかなんか言ってる間に洸樹の聖剣が出てきた
「これが...俺の聖剣?」
「さて、俺が鑑定してやろう」
聖剣『クラウ・ソラス』
り輝く刀が特徴
そのは全てを照らす太のような煌めき
ボーナス 魔法威力200%アップ 闇魔法ダメージ半減(どちらも半徑50m以の味方にも付與)
「十分な強さだな、あとは洸樹自のレベルを上げればいい。あと、聖剣を使ってる時は、魔力をめっちゃ使うから、最初は普通に剣を使うといいぞ。俺も最初はそれで痛い目にあったからな。あぁ、それと、今教えたのは基本の詠唱で、別にそれじゃなくてもいいから。名前も覚えたろうし」
「そうなのか、わかった、ありがとな」
「別に、お前らの生存確率を上げたいだけだ、これでも元の世界では優しくしてくれてたしな...説教はされたけど」
「ま、まぁそれについてはすまないとしか...というより、仁も悪いところはあったと思うがな。」
「ほっとけ、事があんだよ」
「とりあえず聖剣の召喚も出來たことですし、今日はこの辺にしておきましょう。あ、コウキ君はあと數秒もしたら倒れるので、支えてあげてくださいね」
「え?それってどういう...」
「うっ...」
「わわっ!?」
「おおっと!?」
三人が疑問に思っていると
その言葉のすぐあとに洸樹は気絶してしまった
その洸樹を白崎が支えて、その白崎を織田が支えていた
支えられている洸樹の顔は真っ青になっている
「心配すんな、ただの魔力切れと疲れだ」
「え、そうなんですか?」
「あぁ、まぁ一応回復魔法は掛けてやるよ、《神回復マインドヒール》《疲労回復バイタルヒール》」
仁が魔法をかけると、洸樹の顔は元のに戻っていた
「これでいくらかマシだろ、あとは部屋で休ませれば、明日には元通りだ」
「そう...よかった」
「あとは白崎が頑張って今の魔法を覚えろ、確かどっちも魔法Lv2で覚えれるはずだ」
「が、頑張ります!」
ちょっと無茶だったかな?
一日目からこれをやるのは
あとこれは言わないとな
白崎に言っておけばいいか
「そうだ、洸樹に一つ伝言」
「なんですか?」
「その力を使うことを躊躇うな、でもこの力を得たからと言って慢心はするな、でないと、いずれ...後悔することになるぞ......これだけだ、よろしくな」
「え?それってどういう...」
「じゃ、俺先に戻るわ」
そう言って仁は逃げるように訓練場を去った
【書籍化】誰にも愛されないので床を磨いていたらそこが聖域化した令嬢の話【コミカライズ】
両親の愛も、侯爵家の娘としての立場も、神から與えられるスキルも、何も與えられなかったステラ。 ただひとつ、婚約者の存在を心の支えにして耐えていたけれど、ある日全てを持っている“準聖女”の妹に婚約者の心まで持っていかれてしまった。 私の存在は、誰も幸せにしない。 そう思って駆け込んだ修道院で掃除の楽しさに目覚め、埃を落とし、壁や床を磨いたりしていたらいつの間にか“浄化”のスキルを身に付けていた。
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※2022年9月現在 総合PV 150萬! 総合ポイント4500突破! 巨大な一つの大陸の他は、陸地の存在しない世界。 その大陸を統べるルーリアト帝國の皇女グーシュは、女好き、空想好きな放蕩皇族で、お付き騎士のミルシャと自由気ままに暮らす生活を送っていた。 そんなある日、突如伝説にしか存在しない海向こうの國が來訪し、交流を求めてくる。 空想さながらの展開に、好奇心に抗えず代表使節に立候補するグーシュ。 しかしその行動は、彼女を嫌う実の兄である皇太子とその取り巻きを刺激してしまう。 結果。 來訪者の元へと向かう途中、グーシュは馬車ごと荒れ狂う川へと落とされ、あえなく命を落とした……はずだった。 グーシュが目覚めると、そこは見た事もない建物。 そして目の前に現れたのは、見た事もない服裝の美少女たちと、甲冑を著込んだような妙な大男。 彼らは地球連邦という”星の海”を越えた場所にある國の者達で、その目的はルーリアトを穏便に制圧することだという。 想像を超えた出來事に興奮するグーシュ。 だが彼女は知らなかった。 目の前にいる大男にも、想像を超える物語があったことを。 これは破天荒な皇女様と、21世紀初頭にトラックに轢かれ、気が付いたら22世紀でサイボーグになっていた元サラリーマンが出會った事で巻き起こる、SF×ファンタジーの壯大な物語。
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8 76異世界は今日も平和(個人的見解)なので、喫茶店を経営します
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