《2度目の転移はクラスみんなで(凍結中)》八話
とりあえずその日は疲れたのでそのまま寢た
そして翌日
「ジン...よくぞやってくれたのじゃ」
お禮を言われた
「まぁ、當たり前のことだろ?俺もこの國にはお世話になったし...んな意味でな」
「あ、あの時は本當にすまなかったのじゃ...」
「まぁもう気にしてねぇから」
そのあの時って言うのは、俺が召喚された直後の話だ
俺は召喚されてから一ヶ月後くらいに冤罪をかけられた
貴族連中が俺のことが気に食わなかったらしい
そこから三ヶ月くらいは冤罪をかけられたまま逃げ続けた
証明する方法がないしな
それで冤罪をかけられてから三ヶ月後に、貴族の部屋から証拠がでて、俺は不問になった
これがあの時のことだな
「それで...お主には今回の件の褒をやりたいのじゃが...何がいいかの?」
「うーん...何がいいと言われても、だいたい自分で手にれれるしなぁ...」
「まぁそう言わずに」
「うーん...あっ」
「なんじゃ!?なにか思いついたか?」
「じゃあ俺の土地くれ」
.........
「えぇぇぇぇぇぇ!?!?!?」
「あらあら」
「なんじゃそんなものでいいのか?すぐに手配しよう」
「えぇぇぇぇぇぇ!?!?!?」
「あらあら」
うるさい
あと先生はあらあらって...冷靜すぎだろ
「まぁ俺の力では手にらないものだし...それに、いつまでもここにいるわけには行かねぇだろ?だったら自分の土地でも手にれて、のんびりするさ。俺の力が必要だったら、念話で呼んでくれればいい」
「わかったのじゃ、ではそのようにしようかの。あと、転移魔法陣をつけてもいいかの?」
「なんで?」
「わしが行きたいからに決まっておろう」
「なら卻下」
「冗談じゃよぉ」
こいつ...いつも通りイラッとするなぁ
「...まぁ転移魔法陣はつけてもいいから。あと、俺その土地に難民の住める街作るから。難民集めよろしく」
「わかったのじゃ」
「二日くらいあれば作れると思うから、それまでによろしくな」
「で、その土地はどこがいい?」
「ここの近辺であればいいよ」
「わかったのじゃ」
會話終了!
さて、これから忙しくな「ちょっと黒崎!」...なんか來たなぁ...
「あんた、どういうつもりなの!?」
クラスメイトの一人のこの言葉からがやが始まった
「どういうつもりって?」
「ここから出てくって...」
「あぁそのことか、俺の勝手だろ?」
「まずそんな街立てるだけの資金が...」
「俺の所持金は9637京3425兆7756億6701萬2108コルだ。ちなみに価値観は大円と一緒、それとこの國の金庫の貯金は?」
「たしか500兆コルじゃのう」
「なっ!?」
「資金問題はこの國より大丈夫だな。さて、他には?」
「ほ、他にも、経営とかどうすんのよ!」
「それなら大丈夫だ。俺の元仲間のエルフが領主経験あるから。あ、そうだシルさん。俺の仲間呼んでも大丈夫か?」
「事件があった時に転移させるなら問題は無いじゃろうな」
「ならドワーフと亜人...まぁ俺の仲間は犬人族がいるから、生産や採集に問題は無いな」
「ぬぐぐぅ...」
「で、なんでそんなにお前らは焦ってんだよ?」
「だって黒崎が「いつお前らをここに置いたまんまって言った?」...え?」
「來たいやつはこい。ラルとリルはさておき、ローグ、リィエル、シャルテ、フォルテは連れてくつもりだから。元々こいつら抜きで訓練は考えられてたわけだし、構わないだろ?」
「問題ないのじゃ。元々は騎士団と魔法師団の者達に任せる予定じゃったからのぉ。お主が連れていきたければ、ラルとリルも代わりがいるから連れていっても良いぞ?勇者も元々一人呼ぶ予定だったからのぉ」
「マジで?じゃあ連れてくわ。んで?どうするの?2年A組のみなさんは。俺の作る街に來るか、それともこの城に殘るか」
「......」
ガヤガヤ言ってたクラスメイト達は沈黙した
「ちなみにメリットとデメリットを教えておいてやるよ。メリットは訓練が今まで通りになるから、確実に強くなれる。あとは飯は保証してやる。そして自分だけの家が作れる。これくらいか。逆にデメリットは、いつでもあんな魔達が來る可能があること、つまり死ぬ可能が、今よりも何倍も上がるってことだ。まぁとりあえずこれがメリットとデメリットだ」
「......」
「あと、これだけは言っておく。今この場でのみ、俺と來ることを許可する。もし拒否をした場合、こちらに來たものと會うことは止する。」
「なっ!?」
クラスメイト達は揺してた
まぁ當たり前だろうな
「なんでそんなことを!?」
「俺の作る街にも、店とかは作るけど、この國にも沢山あるし、お前らが來る必要は無いだろ?それと、俺は人を簡単に信用出來ない。だから今ここで無茶なことを言っても即決できる...つまり俺のことを信用してる奴だけを連れていく、當たり前だろう?」
「たしかに...そうだけど」
「さぁ、どうするんだ?」
そんな無茶な質問を投げかけるとクラスメイトの一人が前に出た
「私は行くわよ、仁」
里だ
ちょっと不安だったけど來てくれるのは嬉しい
他にも...
「わ、私も!」
「じゃあ私も!」
「ぼ、僕もついていきます!」
白崎、片瀬、佐藤が來てくれるようだ
これで四人...こんなもんか
他にはいなさそうだな
洸樹と信弘が來ないのはちょっとあれだけど...まぁいいか
「じゃあ俺を含めた五人はここを出てくから、土地はどこら辺になりそうだ?」
「ここから東のラフィーヤ地方の方になるのじゃ。そこの村がたしか魔達にやられておってのぉ。幸い村人は全員逃げ出したのじゃが、村は全壊だそうじゃ。だからそこの土地をお主にやろう」
「わかった。必要になったら呼んでくれ。皆は荷を持って俺の部屋に來てくれ」
「「「「わかった(よ)」」」」
さて、前回はできなかった街づくりができそうだな
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「皆揃ったか?」
「あ、真理ちゃんがまだ來てないわね」
「...ごめーん!ちょっと手間取っちゃったわ」
「よし、これでそろったな」
「ラルさん達はいいの?」
「ラル達は々立場があるから、難民達と一緒に來るそうだ」
「そうなの、わかったわ」
さて、ラムル地方に向かうか
「そういえば仁」
「なんだ里?」
「移手段はどうするの?」
「あぁ、心配ない。転移があるから」
「「「「転移?」」」」
「行ったことあるところならどこでも行ける魔法だよ」
「なんかル〇ラみたいね」
「それを言うんじゃない」
「そういうのって、行ったことあるところじゃないといけないと思うんだけど...行ったことあるの?」
「あぁ、ラフィーヤ地方の村って言ったら一つしかないからな。嫌でもわかるさ」
「そうか、ならもう行くか?」
「あぁ、行くぞ。全員捕まってろよ?『転移』!」
こうして、五人の勇者はラフィーヤ地方へと向かった
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「...ほいっと、著いたか」
「ここが...村?」
里が疑問形になるのも無理はない
そこはもう村としての面影が一つもなかった
さて、まずは...
「とりあえず今日から住む家でも作るか。全員が住むのを作るか、それとも個人で分けるか。どっちがいい?」
「「「全員がいい!」」」
「じゃあ全員が同じ家に住む方向で建てるか」
「でも、今日は野宿になるの?材料もないから、建てれないじゃない」
「心配ない、俺を誰だと思ってる?」
「そりゃあ...仁でしょ?」
「いや、そうだけど...」
見せた方が早いか
「じゃ、とりあえず...『作魔法クリエイトマジック《屋敷》』」
そう仁が言うと、すぐに下に魔法陣が出てきて
數秒後には貴族が住みそうな大きな屋敷が出來上がった
「「「「.........」」」」
「ま、こんなもんだろ...ん?なんか不満があったか?あれば改善するが...」
「いやいやいや!充分だから!これ以上は住みずらいから!」
「仁君すごいです!」
「あわわわ...ここまで凄いとは...」
「すごい...」
里、白崎、片瀬、佐藤の順番で々言ってたけど気にしないでいこう
「じゃあ中にるか、不満があれば改善するから」
「...こんな屋敷に不満?あるわけないでしょ」
「不満なんてあったらバチが當たりそうだよ...」
そんなことを言いながら中にっていった
この屋敷は2階建てで、部屋數は十四で、上に九部屋、下に五部屋あって、キッチンや風呂場、トイレ、リビングは1階にある
昔いった屋敷をモチーフにしただけなんだけど...あ、あいつの家大貴族か
「とりあえず部屋を決めよう、下は客室だから全員2階だな。何処にするかは自分の好きなところを選んでくれ。俺は真ん中にするわ」
「わ、私は仁君の左隣にします」
「私は仁の右隣にするわ」
「ぼ、僕は白崎さんの隣にします」
「じゃああたしは里の隣ぃ!」
片瀬元気だなぁ...
「じゃあ今日は遅いから休むか。風呂りたいやついる?」
「「「「はい!」」」」
「全員ね、じゃあ風呂にお湯れてくるから5分後に先に子全員ってくれ。あ、風呂で出た汚れとかは魔法使って新品の狀態にすっから、心配すんなよ」
「それも魔法で...」
「なんか...生活魔法?的なやつもあるんだね...」
「普通の魔法の応用だよ。例えばお湯は水魔法と火魔法で、清掃は水魔法と魔法と風魔法でできるからな。普通の人はできないけど」
「「「「「「だよね」」」」」」
「ほら、さっさと準備しとけ」
「「「「「「はーい」」」」」」 
さて、おれも風呂にお湯れるか
こうして、俺達は風呂にはいってすぐに寢た
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そろそろ私のことを王様に話そうかしら
「シルベルトさん、ちょっとよろしいですか?」
「ん?お主は...たしかミヤケさんでよかったかの?」
「はい、あっていますよ」
「で、わしに何のようじゃ?」
「実は...私の力について話しておきたいのです」
「ほう?その力とは?」
「見てもらった方が早いですね、では...『我が聖剣よ、我にその力を貸し與え、今ここに顕現せよ』」
「そ、その詠唱は!?」
流石に驚きますよね
だってただでさえ珍しい聖剣使いが一回の召喚で三人も現れたんですもの
「これは、私の聖剣グラムです。私はこことは別の世界に、一度召喚された経験があって、その時に使っていたものになります。ステータスも、偽裝によって隠していました」
「なるほど...それでミニスが鑑定できなかったわけか...それで?なぜ今このタイミングで力を見せたのじゃ?」
「いえ、もしもの場合は私がここを守れるということを知っていただきたかっただけです。例えば二ヶ所同時に攻撃されるとか」
「たしかにその場合はあやつを待つまでの時間稼ぎをしようと思っていたのじゃが...お主がいれば大丈夫そうじゃな」
「それを言いたかっただけですので...あぁ、そうそう。この話は生徒達にはにしておいてくださいね。あと、黒崎君にもですよ」
「わかったのじゃ、ではお主も今日はもう休むといい」
「そうさせていただきます」
黒崎君がいない間は、私が守らないとね
うふふふふ...
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完結!!『一言あらすじ』王子に処刑された聖女は気づいたら霊魂になっていたので、聖女の力も使って進化しながら死霊生活を満喫します!まずは人型になって喋りたい。 『ちゃんとしたあらすじ』 「聖女を詐稱し王子を誑かした偽聖女を死刑に処する!!」 元孤児でありながら聖女として王宮で暮らす主人公を疎ましく思った、王子とその愛人の子爵令嬢。 彼らは聖女の立場を奪い、罪をでっち上げて主人公を処刑してしまった。 聖女の結界がなくなり、魔物の侵攻を防ぐ術を失うとは知らずに……。 一方、処刑された聖女は、気が付いたら薄暗い洞窟にいた。 しかし、身體の感覚がない。そう、彼女は淡く光る半透明の球體――ヒトダマになっていた! 魔物の一種であり、霊魂だけの存在になった彼女は、持ち前の能天気さで生き抜いていく。 魔物はレベルを上げ進化條件を満たすと違う種族に進化することができる。 「とりあえず人型になって喋れるようになりたい!」 聖女は生まれ育った孤児院に戻るため、人型を目指すことを決意。 このままでは國が魔物に滅ぼされてしまう。王子や貴族はどうでもいいけど、家族は助けたい。 自分を処刑した王子には報いを、孤児院の家族には救いを與えるため、死霊となった聖女は舞い戻る! 一二三書房サーガフォレストより一、二巻。 コミックは一巻が発売中!
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