《2度目の転移はクラスみんなで(凍結中)》十一話
みんなに一言言ってから、仁はまた謁見の間に転移していた
「...っと、シルさん、遅れてごめん」
「なぁに、ジンが約束に遅れるなんていつもの事じゃないかのぉ?」
それはそれで心外だなぁ...
俺だって約束を守る時はあるぞ!...ごく稀に
ダメだ、否定できてないや
「それで、ギルドの書狀は?」
「それなんじゃか...お主の実力を見せろと本部の連中がうるさいのじゃよ」
「は?俺のギルドランクは言ったの?」
「お主の奴は期限切れじゃよ...期限は半年じゃからのぉ...」
ま、マジですか...
「じゃあどこで実力を見せればいい?」
「今からこの國のギルドの闘技場に向かってくれ、そこで試験を行うようじゃ。確か容はSランク冒険者を一人相手に圧勝だったはずじゃ」
「わかった。すぐに行ってくるわ」
「...まぁお主にいう必要は無いと思うのじゃが...頑張るのじゃぞ?」
「わかってるって、ありがとな。じゃあ行ってくるわ」
そう言って仁は走り出した...といっても、周りから見れば瞬間移したようにしか見えないが...
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「...久々に見るな」
そこには昔、仁の所屬していたギルドが建っていた
外裝は昔と比べてし豪華になっている
「さて、るか」
ガチャ...
裝はほとんど変わってないな
「んで、試験は闘技場だったか?場所は...」
どこだっけ?
...仕方ない、付に聞こう
「すまない、闘技場がどこにある?」
「闘技場ですか?となると...あなたがギルドマスター候補の人ですか?」
報は伝わってるみたいだな
「あぁ、そうだ」
「こんなに若い人が...まぁいいです。闘技場はここから右に行って、突き當たりを左に行けば著きますよ」
「わかった、ありがとう」
さっさと終わらせるか...
闘技場にると、三人の若者と、十人くらいの貴族がいた
あの若者の男二人の一人は冒険者かな?
あいつらが試験と言うことなのかな?
一人って聞いてたけど...
「貴様がギルドマスター候補が?」
貴族の一人が話しかけてきた
...正直貴族は嫌いなんだよな
「そうだけど?」
「はっ!貴様のような子供がなれる訳ないであろう?」
ムカっとするやつだな
これでもこっちの世界じゃ人してんだよ
あ、ちなみに人は十五歳ね
あ、そうだ
試験について、一応聞いておこう
「それで?試験っていうのは何すればいいんだ?」
「簡単な話だ、ここにいる三人を一撃も喰らわずに戦闘不能にすればいい。但し!一つ言っておくが、こいつらはSランクの冒険者だ!貴様の負けは決まったも同然だ。はっはっはっは!」
あれ?三人なの?
...冒険者の方を見たじ貴族の言っていることは噓っぽいな
シルさんの言ってる方が正しいと思うんだけど...まぁいいか、今誰を敵に回してるか思い知らせてやろう
「さっさと始めよう、時間の無駄だ」
「確かにそうだな!お前達!さっさと潰してしまえ!」
「こっちも人生がかかってるんでな...悪いが全力で行かせてもらう!」
「...すまない!」
「あなたには悪いけど勝たせてもらうわよ...」
冒険者達が申し訳ないと言わんばかりの表でそう言った
しかし、俺はそんなことを気にはしない
見たじ...男二人は雙剣と大剣か?
後ろのは杖持ってるから多分魔道士...
そんでもってSランクか...余裕だな
「いくぞ!」
「おらぁ!」
とかいいながらゆっくりと・・・・・走って剣を振る二人
実際は速いんだろうけどな
そして次の瞬間、仁はその二人の目の前から姿を消した
「なっ!?」
「どこいった!」
「ここだ」
ただ後ろに回り込んだだけなんだけどなぁ...
「いつの間に!?」
「せいせいっ!」
「「うっ...」」
気づいた時にはもう遅い
俺は手刀で首に一発ずつれた
あとはの魔道士か
「アレン!ジュード!」
「あとはお前だけだ」
「くっ!なら...氷結散弾アイシクルバレット!」
ほう?水と風の複合魔法か
それになかなかの威力...
さすがSランクの冒険者だな
けど...それじゃダメだ
「反リフレクト」
「なっ!?きゃぁぁぁああ!」
魔道士から放たれた氷は、仁の目の前で方向を反転し、魔道士に當たった
そこで試験は終了した
貴族達は唖然としている
「ふぅ...終わったけど?」
「な、な、な、何者なんだ、貴様!」
「あれ?知らないの?」
「知ってるわけないだろう!」
シルさん...後でお仕置きだな
「じゃあ教えてやろう」
うーん...元の肩書きと異名でいいか
「俺は元ラウル王國専屬勇者兼元ラウル王國騎士団一番隊隊長兼元ラウル王國魔道士一番隊隊長であり、世界でただ一人、冒険者ランクSSSになった『鬼神』のジン・クロサキだ」
「「「「なっ!?」」」」
ながったらしいけどな
元の肩書きが多すぎるんだよなぁ...
でもこれだけ言えば伝わるだろ
「名前くらいは聞いたことあるだろ?」
「きき、聞いたことあるに決まっているだろ!魔王を倒したあの英雄じゃないか!そんなお方がこんな所にいるわけなかろう!」
「じゃ、ステータスでもみるか?」
そう言って仁は貴族達に自分のステータスを見せた
もちろん隠蔽は外して、指ももう付けていない
そのステータスを見た後、二人は泡吹いて気絶して、二人はやってしまったという顔で怯え、五人は手のひら返しのような対応をしていた
そして、殘り一人は
「ゆ、勇者様。先程は無禮な態度をとってしまい、申し訳ありませんでした」
ちゃんと頭を下げて謝ってきた
しかし、俺はこの愚行を許すほど優しくはない
「たしか...ギルドマスターになるにはSSランク以上の冒険者である、又はSランク冒険者を圧倒する...だったよな?普通はSランク三人なんて相手にしないよな?」
「は、はい。そうでございます」
「そして、ギルドでのルール違反は即ギルドカード剝奪、又は冒険者ではない場合は他の形で罪を負う...だったよな?」
「ひぅ...は、はい」
「ということは、この三人はギルドカード剝奪、そしてお前達は罪を負うってわけだな」
「ほ、本當に申し訳ありませんでした!」
...一人しか謝らない上に他の奴らはご機嫌取りするための準備中か...よし
「そこの謝ってきた貴族」
「わ、私でしょうか?」
「あぁ、お前だけは俺から王様に言って罪をなくしてやる。ほかの連中は罪を償え」
「「「はぁ!?」」」
まぁそうなるよな
「俺は自分が上の立場だと思って市民を見下してる貴族や、自分より偉いやつにゴマすりして実力もないのにのし上がる貴族が大嫌いなんだよ。だが、こいつはちゃんと頭を下げ、謝罪をした...それだけでこいつは他の貴族と違うということがわかる...あぁ、今更やっても遅いからな?ということで、こいつ以外には罰が與えられるから覚悟しとけよ?」
仁の言葉を聞いて頭を下げようとした貴族に、そう言いながら、ちょっと威圧をかけた
貴族たちはガクガクブルブルしてた
...しっかしこの謝ってきた貴族、誰かに似てんだよなぁ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その後、不正がバレた貴族達は、爵位を剝奪された
俺にしたこと以外にも々やらかしてたみたいだし...當然の結果だったわけだ
あと、あの冒険者の三人は不問となった
まぁ俺から頼んだからなんだけどな...
若い芽はあまり潰したくないしな
で、その後修行の旅に出たいとかなんとかで、今は街を出る準備をしてるらしい
ま、俺には関係ないと思うがな...フラグじゃないぞ?
「さて、じゃあ用も済んだし、さっさと書狀を持って帰るかな...」
「お待ちください!」
「ん?」
さっきの唯一謝ってきた貴族か...何のようだろう?
「申し遅れました、私はマティエール伯爵家次のミラ・マティエールと申します。ジン様が街を作っているというお話はお聞きしました。差し出がましいお願いなのですが、どうか私を雇ってもらえませんか?」
............はぁ!?
【書籍6/1発売&コミカライズ配信中】辺境の貧乏伯爵に嫁ぐことになったので領地改革に勵みます
身に覚えのない罪を著せられ、婚約者である第二王子エルネストから婚約を破棄されたアンジェリクは、王の命令で辺境の貧乏伯爵セルジュに嫁ぐことになった。エルネストに未練はないし、誤解はいずれ解くとして、ひとまずセルジュの待つ辺境ブールに向かう。 初めて會ったセルジュは想定外のイケメン。戀など諦めていたアンジェリクだが、思わずときめいてしまう。けれど、城と領地は想像以上に貧乏。おまけになぜかドラゴンを飼っている!? 公爵家を継ぐために磨いた知識でセルジュと一緒にせっせと領地改革に勵むアンジェリクだったが……。 改革を頑張るあまり、なかなか初夜にたどりつけなかったり、無事にラブラブになったと思えば、今後は王都で異変が……。 そして、ドラゴンは? 読んでくださってありがとうございます。 ※ 前半部分で「第1回ベリーズファンタジー小説大賞」部門賞(異世界ファンタジー部門・2021年4月発表)をいただいた作品ですが、他賞への応募許可を得た上で改稿加筆して応募タグを付けました。 ※ 2021年10月7日 「第3回アース・スターノベル大賞」の期間中受賞作に選んでいただきました。→2022年1月31日の最終結果で、なんと大賞に選んでいただきました! ありがとうございます! 加筆修正して書籍化します! 2022年6月1日 発売予定です。お迎えいただけますと出版社の皆様とともにとても喜びます。 コミカライズも配信中です。 どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
8 136化け物になろうオンライン~暴食吸血姫の食レポ日記~
何でもおいしくいただきましょう! それを信條にしている主人公はVRの世界に突撃する。 その名も化け物になろうオンライン。 文字通りプレイヤーは怪物となり、數多くのデメリットを抱えながらも冒険を楽しむゲーム……のはずが、主人公フィリアはひたすら食い倒れする。 キャラメイクも食事に全振り、何をするにも食事、リアルでもしっかり食べるけどバーチャルではもっと食べる! 時にはNPCもPCも食べる! 食べられないはずの物體も食べてデスペナを受ける! さぁ、食い倒れの始まりだ。
8 189【書籍化&コミカライズ】私が大聖女ですが、本當に追い出しても後悔しませんか? 姉に全てを奪われたので第二の人生は隣國の王子と幸せになります(原題『追放された聖女は、捨てられた森で訳アリ美青年を拾う~』
☆2022/11/4 スターツ出版様 ベリーズファンタジーより発売予定です☆ 改題「私が大聖女ですが、本當に追い出しても後悔しませんか? 姉に全てを奪われたので第二の人生は隣國の王子と幸せになります」 ☆2022/6/12 白泉社マンガpark様にてコミカライズです☆ 原題「聖女は、捨てられた森で訳アリ美青年を拾う~今の生活が楽しいので、迎えに來られても帰りたくありません!~」でコミカライズ中です。 リアは九歳のとき、十二歳になる姉プリシラについて神殿に行く。そこで、姉妹ともども聖女と認定されてしまう。 この國ではひと家庭で二人以上聖女認定された場合、一人を差し出さなければならない。両親は聡明で美しく魔法を使えるプリシラを手放すのが嫌で、迷わず妹のリアを差し出した。 神殿に召し上げられたリアは聖女候補として厳しい修行を積み、六年後晴れて聖女となる。神殿の聖女の中でも、最も強い神聖力をもつリアは、神託により王太子の婚約者となった。 リアは金髪で美しく優しい王太子に淡い戀心を抱く。しかし、順風満帆に見えた將來に陰りが生じはじめた。 アリエデ王國の最北にある黒の森で魔物が大量発生したのだ。リアはこの國の聖女として討伐隊に參加しなければならない。王都と愛しい王太子に別れを告げ討伐隊とともに旅立った。 そして二年にわたる戦いののち、魔物の封印をなしとげ、王都に凱旋するはずだった。 だが王都に帰ったリアを待ち受けていたのは同僚聖女と戦友のうらぎり。 王太子との婚約もいつの間にか破棄されていて、新たに姉のプリシラが護國聖女の名を冠し、王太子の婚約者におさまっていた。 魔物討伐を長引かせた責をおわされ、役立たずの聖女として國を追放されたリアは、西側の隣國との緩衝地帯である惑い森へ捨てられる。そこにたくさんの魔物が巣食っていて……。 森をさまよううちに彼女は、魔獣に襲われた瀕死の金髪美青年を拾う。 ≪全51話予約投稿済み! 毎日18時ごろ更新予定≫ 流行りの追放聖女テンプレのつもり。聖女は無自覚でざまぁ(予定)します。題そのものがあらすじです。足の不自由な人が出てきます。タグ注意、地雷のある方はお逃げください。 誤字脫字報告ありがとうございます!!
8 95幼女に転生した俺の保護者が女神な件。
何気ない退屈で平和な日常を過ごしていた主人公。しかしそんな日常もほんの一瞬で絶望へ変わってしまった。 大きな2度の地震で不幸にも死んでしまった主人公は、女神の元で異世界へ転生する事となった。自分の人生を決める重要なカードを引いた主人公は幼い女の子の姿に。その姿に惚れた女神は自分の仕事を忘れて主人公の保護者として一緒に異世界に転移してしまう。 幼女に転生した俺の保護者が女神な件。始まります。 /初心者作者による作品の為過度な期待はNG /誤字・構成ミス多め /16萬アクセス達成 /30000ユニーク達成 /毎日晝12:00更新!(多分) Twitter @Novel_croquis
8 82自殺を繰り返した俺は異世界転生をした〜最強の俺は異世界で無雙する〜
【祝・PV30000突破!】 自殺を繰り返した俺は神に呆れられとうとう異世界へ転生することとなった。 そこでの俺のステータスおかしいほど高い數値へとなっていく。 その後、主人公リューイはとある事情より殺されかけたり、お嬢様達に追いかけ回されたり......。 主人公最強の異世界転生物語。 最近頑張って更新しております...。 どうかよろしくお願いしますm(_ _)m
8 70ファルダーミール -明日の世界-
どこにでもいる普通の高校生。 甘奈木 華彌徒[カンナギ カヤト]は、平和な日常を送っていた。 顔も性格も家柄も普通な彼には誰にも……いや……普通の人には言えない秘密があった。 その秘密とは、世に蔓延る亡者、一般的に言えば幽霊や妖怪を倒すことである。 ある時、友人にその事がばれてしまったがその友人はカヤトに変わらずに接した。いや、むしろ、自分からこの世ならざる者と関わろうとした……。 ───────────────────── 【目指せ、お気に入り1000人達成!?】 2018/10/5 あらすじの大幅改変をしました。 【更新は気長にお待ち下さい】 ─────────────────────
8 111