《ただの世界最強の村人と雙子の弟子》第0話の1 始まり
===ユウキ視點====================
あれ、ここはどこだ?
俺は確か、
學校が終わって、
電車に乗って、
自宅の最寄り駅に著いたから降りて、
いつも通りの帰り道を歩いて……、
駄目だ、そこからが思い出せないけど、
一つ、ハッキリしていることがある。
そうだ、俺は死んだんだ。
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「対象……、呼吸安定……、魔力の流れも異常なし……。も異常なし……。」
誰かが話してる……。
そういや、俺は死んでる筈だ。
という事は、ここは地獄か、天國か、あるいはラノベ展開の異世界か。
異世界がいいな……。
ん?ちょっと待てよ?さっき、誰か魔力って言わなかったか?
うん!確かに誰か言ってた!
ということは!ここは異世界か!
俺はワクワクしながら、目を開ける。
俺は沢山のフードで顔を隠しているローブを著た男達に覗き込まれていた……。
「……っ!お前らは何者だ!?「ガッシャン!」……ん?」
俺は立ち上がろうとしたが、手首と足首どころか、中を背中にあるテーブルのようなものに鉄製らしい鎖に繋がれていた…。
「………」
俺は異世界転生してから早々、実験にされていたようだ。
恐らく、さっきまでこのにいた奴が実験にされていたのだろう…。
ラノベでは、裕福な家だとか、強い両親の子供だとかが王道だか、なくともそれなりにはいいスタートの筈なのに、
やっぱり、現実は甘くない。
折角異世界転生をしたのに、まさかのモルモット始まりとは…。
そういや、俺を転生させた神様に會っていない…。
という事は、この転生はこいつらの仕業か、事故か。
何にせよ、最悪の始まり方なのは違いない。
「……、対象、記憶障害あり。その他は異常なし」
「おい、お前ら!ここはどこだ!?これは一どういう狀況だ!?」
俺は取り敢えず、現狀を把握する為に変な奴らに聞いてみた。
すると、責任者だろうか、明らかに他の奴とは違う空気を纏った70歳くらいの白髪の生えたフード無しローブを著た爺さんが説明してくれた。
「我々は『人族強化兵計畫』の研究者です。ここはその研究所。貴方はこの崇高な計畫の現者となるのです!」
何か、よく分からないが、ロクでもなさそうな計畫だという事は分かったが、その実験とは、最悪だな~。
こちとら初めて転生したのにいきなりハードモードとはやってられないな~。
「さて、意識も取り戻した事ですし、早速、始めようか」
「はぁ?始めるって何を……?
っ!ぐあぁぁぁ!!があぁぁぁあ!!!」
突如、中に激痛が走る!
痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!
どう……して………こん……な…めに。
俺に…、力が……あれば……、この………、狀況を…打破で…、きる…、のに。
そう思いながらも、俺は意識を手放した。
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「ぉ……ぃ………ぇ」
えっ?なんて?
「おぉ!きぃ!てぇ!」
「うわぁっ!!」
俺は咄嗟に飛び上がる。
あれ、俺は確か鎖で繋がれていた筈…。
「ここは貴方の心の中。って言えばわかりますか?」
俺は真っ白な部屋の中にいる。
そう言って俺に話しかけているのは、しい銀髪を太ももまでばし蒼眼と整った可らしい顔の165cmくらいのメイド服のような服を著たの子だった…。
「可らしいなんて……、照れますよぉ~!」
あれ!?心が読まれている!?
「當たり前ですよぉ~!ここは貴方の心の中。心で思った事は喋っているのと同じですよ!」
「そうか、そういや、君の名前は?」
「私の名前は「守姫シュヒ」」
「あれ!俺今、守姫って言った!?」
「はい!ご主人様に分かっていただいて、激です!!」
守姫は本當に嬉しそうに笑った。
可い……! …っはっ!
「また……、可いってぇ~。えへへへへ~」
守姫はふやけているみたいだ…。
そこに、
「おい…。こいつが俺らの王なのか?」
「ええ、彼が私達の主人あるじです」
いつの間にか守姫と俺の間に赤髪をオールバックにした赤い目の格のいい180cmくらいの赤いロングコートの中に茶のシャツとズボンを著た男と、短髪の黒髪に茶の目、仕事の出來るみたいな人に分類される170cmくらいの黒のスーツ姿のが立っていた…。
「男の方が攻武コウブ、の方が技姫ギヒか?」
「おう!」
「はい、お目にかかれて栄です」
攻武はニカッと笑い、技姫は右手をに當て、左手は太ももにピシッと付け、執事の様に禮をした…。
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今回の特別章は謎に包まれているユウキの過去の話です。
月初更新を目標としています。
また、これは記念章でもありますので、今回はお気にり登録者50人突破記念です!
この記念章としての更新は50人毎にしようと思います!
記念での更新は月初にカウントしませんのでそこはしっかり月初更新を守ろうと思います。
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