《ただの世界最強の村人と雙子の弟子》第0話の8 初戦
1日に投稿出來ず、申し訳ありません!
===ユウキ視點========================
「はぁ?何を言ってる、てめぇなめてかかってたらーー」
「黙ってくださる~?」
「……………はい……」
案の定、もじゃもじゃ男に怒られそうになったが、おっとりしているのに決して逆らえられないような気配に押され、もじゃもじゃ男は黙り、奧さんは俺の方をじっと見てきた。
……………怖いな……。
(ご主人様の手にかかればチョチョイのチョイでいけると思いますけど)
(馬鹿!男はああいったの圧力には弱いんだよ!)
(我が主人の力はこんな村には過ぎた力だというのに、何を考える必要があるのでしょう?)
奧さんは俺をしの間、じっと見つめた後、元の雰囲気に戻った。それと同時に俺ともじゃもじゃ男の張が解ける。
「私は良いと思いますよ~。だって、この人は多分、姫様の側近より強いですよ~?」
「はぁ~~~!!??」
奧さんが多分この國の姫様の側近より強いと言った瞬間、もじゃもじゃ男は口を大きく開いて大きな聲でんだ。
「うるせぇぞ!!」
「うちの子供が泣いたじゃねぇか!!」
「すみませんね~~」
村人からの怒聲と激しいノック音を聞いた奧さんは謝りながら扉へと向かっていき、部屋には俺ともじゃもじゃ男との子が殘された。もっとも、の子に至ってはこちらの會話を無視してゴロゴロ転がりまわっているけど………。
「ふぅ、いきなり大聲を出すのはやめてくださいよ~。近所の人の迷になるんですから~」
「……………………………あ、ああ………」
思いのほか早く帰ってきた奧さんは、注意しながら元の場所に座った。さっきまで驚きのあまり、ずっと口を開いたまま、かなかったもじゃもじゃ男は、奧さんの注意には反応した。……案外、おっとりとした奧さんにに敷かれているのかもしれない………。
「……………今の話、メイラの言う事だから間違いは無いんだろう……。…そうか……、なら、次期村長としてお願いしよう。何かと魔に襲われやすいこの村の用心棒になってくれるか?」
何気に次期村長だというもじゃ男は、立ち上がり、改まったように手を差し出した。
「……………ありがとうございます!!」
俺はすぐさま立ち上がり、その手を両手で包み込み、頭を下げた。
よっしゃ!!
(やりましたね!)
(つまんね……)
(攻武は後で殺します)
全く違う反応を示した守姫達はいつも通りだなと思い、今日から安定した暮らしを出來ることにーー
「大変だ!!」
人が喜びを噛み締めているところに、パッとしない男がって來た。汗をたくさん流し、神妙な顔つきからただ事では無さそうだ。
「どうした!?」
「そっ、それが!!《キングホーク》の群れが村に接近して來ています!!」
「何だとっ!?」「それは~………」
男の報告を聞いて、もじゃ男と奧さんの氷上は険しくなる。
《キングホーク》ってなんだ?
(《キングホーク》とは、魔のホーク種の完全で、この魔1匹で村を軽く壊滅させることが出來ます)
…………この村にとって、《キングホーク》の群れの襲撃は……
(死を意味します)
技姫のおかげで大分かったが、そんなに焦ることか?
「なあ、奧さん」
「はい~~?何ですか~」
「あんた、力を隠してるだろ?」
「………っ!?」
奧さんは案の定、予想外過ぎたようで驚きを隠せずにいる。まあ、それはもじゃ男と男も同じだったが。
「あんたからは凄い魔力をじる。《キングホーク》の群れくらい、全滅は出來なくても、追い払う事ぐらいは出來るんじゃないのか?」
俺の問いに、諦めたのか息を軽く吹いた。
「………そうですね~、出來ると思いますが、それはこの魔力が自由に使えればです……」
「…………!お、おい!!」
奧さんはそう言うと、腕まくりをしだした。それを見て、もじゃ男が止めようとするが、奧さんが手を出して制した。
そして、腕まくりを肩あたりまでした時、突如、赤くて刺々した模様が腕を覆うように現れた。
「これは………?」
「封印式です~、私はこれがある限り、魔力を自在に扱う事は出來ません……」
その式を見たもじゃ男も男も苦蟲を噛み潰したような悔しそうな顔になる。過去に何かがあったみたいだが、それは踏み込んではいけないな。
「………まあ、それならいいや。俺が殲滅してくる」
俺はそう言い殘し、扉に向かった……。
「天気は快晴!だけど、一部雲が……」
(あれが《キングホーク》の群れです)
技姫が言ったことが本當か、"千里眼"という遠くを見るための魔法を使い、雲に見えるところを見る。
(うわ~~、たくさんいますねー)
(これは楽しそうだなー!)
《キングホーク》という、見た目はほぼ鷹で、それがムキムキになったような魔は守姫の言う通り、軽く數えただけでも20は居た。
「ま、これぐらいこれでいいか。"ファイアーバースト"」
手に一瞬、火の球が現れたかと思いきや、それが火の筋になって凄まじい勢いで群れの中心に向かい、群れを覆うように発した。その発で生まれた音と風が村を襲ったが、し離れていた事もあって、大した被害はなかった。
魔法を習った時に思いつきで作った"ファイアーバースト"とは、圧された"ファイアーボール"をどんどんある大きさまで粘土のように合わせ、"グラビティ"で通り道を作った後、それを暴発させて撃つ魔法だ。
これは相手の近くに"グラビティ"で蓋がしてあり、火が詰まる事により耐えきれなくなって再び暴発するようにしてあるので、ただ火の筋を避ければ良いってものじゃないのが強いところだ。
まあ、難點が魔力のコスパが悪いのと、自分が決めたところでしか発しないところだ。
「何だ!?この音は!!?」
「あ、今終わりました」
もじゃ男と男と奧さんが家から飛び出てくるのと同時に俺は家に戻った。
…………楽勝だったなー。
(ご主人様が強すぎるだけです)
(今度は普通に剣でやってみろよ!)
……それもありだな。
===============================
【WEB版】王都の外れの錬金術師 ~ハズレ職業だったので、のんびりお店経営します~【書籍化、コミカライズ】
【カドカワBOOKS様から4巻まで発売中。コミックスは2巻まで発売中です】 私はデイジー・フォン・プレスラリア。優秀な魔導師を輩出する子爵家生まれなのに、家族の中で唯一、不遇職とされる「錬金術師」の職業を與えられてしまった。 こうなったら、コツコツ勉強して立派に錬金術師として獨り立ちしてみせましょう! そう決心した五歳の少女が、試行錯誤して作りはじめたポーションは、密かに持っていた【鑑定】スキルのおかげで、不遇どころか、他にはない高品質なものに仕上がるのだった……! 薬草栽培したり、研究に耽ったり、採取をしに行ったり、お店を開いたり。 色んな人(人以外も)に助けられながら、ひとりの錬金術師がのんびりたまに激しく生きていく物語です。 【追記】タイトル通り、アトリエも開店しました!広い世界にも飛び出します!新たな仲間も加わって、ますます盛り上がっていきます!応援よろしくお願いします! ✳︎本編完結済み✳︎ © 2020 yocco ※無斷転載・無斷翻訳を禁止します。 The author, yocco, reserves all rights, both national and international. The translation, publication or distribution of any work or partial work is expressly prohibited without the written consent of the author.
8 119ビンボー領地を継ぎたくないので、全て弟に丸投げして好き勝手に生きていく
ビンボー領地の貴族の長男として生まれたロラン。とあるきっかけで前世の記憶を取り戻した彼は、ビンボー領地を継ぐという暗い將來が待っていることを悟る。 どうにかしなくてはと知恵を絞った結果、彼はとある結論をはじき出した。 「そうだ! マークに押し付けてしまえばいい!!」 弟を優秀な領主として教育するべく、そして自身の自由を手に入れるべくロランの果てのない戦いが始まる。
8 127TSカリスマライフ! ―カリスマスキルを貰ったので、新しい私は好きに生きることにする。―
【イエス百合、ノーしりあす!】 好きな人を守って死んだ男子高校生が、前世と同じ世界でカリスマ溢れる美少女として転生! 前世の記憶と神様からの恩恵を使って、彼女は前世では出來なかったことを送っていきます。 妹や親友たちに囲まれて幸せな日々を送る、ほんわかユルユル女の子たちのハートフルコメディです。 全編、女の子たち(主人公含めて)が楽しく日々を描いております。 男はほとんど登場しません(ここ大事)。 頭を空っぽにしても読める、楽しい百合を目指しています! 前書き後書きは最新話のみ表示しています。 ※現在一話から読みやすいよう修正中、修正後の話には『第〇〇話』と付けております。 ※小説家になろう様・カクヨム様・アルファポリス様にも投稿しています。
8 158地獄屋物語
「地獄屋と申します」 地獄屋 それは地獄を売りつける仕事 別名、復讐とでも言おうか 地味すぎる、あだ名「ブス子の」女子高生 でも実際は超絶謎の美少女!? 彼女は一體何者なのか? 地獄屋とどのような関係があるのか? 「選べ このまま過ぎる時間で終わらせるか それとも…地獄を売りつけるか」 赤い瞳の正體不明の人物 地獄屋との関わりの中で変化する思い 高校生ならではの胸キュンストーリーも ちょっと不思議な青春を描いた物語が始まる ※ど素人作です。 たまに変な部分があるかもですが 溫かい目でご覧ください 更新周期は特に決まっていませんが 學生なので忙しかったりします なるべく早めに更新します
8 107職業魔王にジョブチェンジ~それでも俺は天使です~
神々の治める世界に絶望し、たった一人で神界を壊滅させた天使。 二百年後、天使は女神を救うため、ある世界に転生する。 その世界は邪神達によって、魔王に指揮された魔族が蔓延り、神々が殺され、ただ終焉を待つだけだった。 天使は全ての力を捨て、転生する。世界を救うために―――― 「天職魔王ってどういうことだよ!?」 小説家になろうでも投稿しています。
8 164転生して3分でボスバトル!〜ボスを倒したら邪神になったので異世界の學校に通う〜
2025年人類は完全なVR空間を作ることに成功し、50年には日常的に使われるようになっていった。 VRを使った娯楽といえばVRゲームと言われ、中でも"VRMMORPGジェネシス"は世界中で人気のゲームとして有名だった。 ジェネシス最強プレイヤーのシンがある日正體不明の何かにクラスまるごと異世界に転移してもらうなどと言われ、文句を心の中で言った その何かは心が読めシンのことを不快に思い殺した… 殺されたと思ったら何故か目の前にはドラゴンがいて!? ジェネシスゲーム內の力が使えたシンはドラゴンを殺した。 そしたら何故か邪神になって!?銀髪の幼女が懐いて!? 當分の目標を決めたシンは異世界の學校に通うことになり…
8 71