===ティフィラ視點=================

今日はなんと、1000年前に音信不通になったユウキに來てしいって！！これはもしかしてプロポーズ！？じゃないと連絡して來ないよね！？なら早く會いに行かなくちゃ！！

「もちろんです！！3日後に會いましょう！！」（ブツッ！！！）

何やら弟子だの何だの言ってたけど、きっとそれはただの口実！私に會うための口実に違いないわ！！

「とりあえず、《ラーグ村》に"転移"！」

一瞬で視界が村の正門に変わったけど、守衛らしき人が驚いてるけど、そんなの気にしない！！！"強化"魔法を全力でかけて一直線に森に向かう！！3日もかからないけど3日後って言ったのはユウキに驚いてしかったから！！ユウキに喜んでしかったから！？

速すぎて他の人には視認すら出來ない程のスピードだけどこれぐらいじゃないと早く會えない！！すると突然、

「きゃぁぁぁっ～～～！！！」

の悲鳴を聞いて思わず立ち止まる。……………ってあれ？？この森にはユウキしか居ないはずじゃ……。もしかして………今………ユウキは………他のと……同居中！？

「ふっふふ、ふふふふふふ。許さない！」

何で！私を差し置いて！！他の！と！！！許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない！！！

「ガルルッ！！」

視界の隅で《サーベルウルフキング》が象徴でもある中から生えた刀を私に向けて突っ込んで來たけど、どうせ、

「キュイ！」

（ドゴォーーン！）

私から出て來た『魔法霊』が撃退してくれるもの。

「さあ、早く會いに行って真実を確かめなくちゃ」

まだユウキが他のといるなんて信じない！きっとさっきのはここに腕試しに來た冒険者に決まってる！

「待ってて、ユウキ！」

"強化"魔法をに負擔がかかるくらいかけて一気に森の中を突き進む。真実を確かめる為に………！

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「これは一どう言うこと！？」

必死に走り回って著いた家にるとそこには料理の準備をしている銀髪の、ユウキと一緒に話をしている茶髪の、ユウキのもとへ駆け寄ろうとしていた金髪と青髪のの子が…………いた……。

そん……な、ユ…ウキが………、他の………と………。

私を差し置いて他の達と……！

許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない！

「とりあえず、他のは死んで」

口から自然に出た言葉はそれだけだった。

===ユウキ視點====================

ちっ、思った以上にティフィラの來るスピードが速かった！それより、あいつの目、全然が無い…………！

「とりあえず、他のは死んで」

ヤバイっ！あいつ、本気だっ！！

「技姫！」

「はいっ！」

俺は右手元に技姫を本來の姿で顕現させ、ティフィラがリリ達に向けた"ファイアブレス"を技姫の能力の1つ"あらゆる狀態に変化する"を使って技姫をみんなが後ろに隠れるくらい巨大な盾に変形させてティフィラとみんなの間に立ち、衝撃に備える。

（ボゥゥゥゥゥッ！！！）

家の玄関から放たれた"ファイアブレス"は技姫の盾でずれたりし、家はもう半壊、いや半燃していた。

やはり、ティフィラの魔法は強力だ…！しずつ押されている……！

「ねぇ、どうしてそんな奴らを守るの？」

ティフィラのの無い聲が激しい炎の轟音の中でも鮮明に聞こえてくる。

「大事な奴らだからだ！攻武！」

「おうよっ！"黒炎衝"！！」

攻武は焼けて無くなった2階部分らしき高さまで飛び上がる事で炎より上に移し、自を手元に顕現させ、水すら燃やし盡くす黒炎をティフィラの"ファイアブレス"にぶつけ、徐々に燃やし盡くしていった。それを見て分が悪いと思ったであろうティフィラは距離を取るため飛び下がった。

俺はそれを確かめた後、技姫を日本刀の狀態に戻し、攻武も俺に並んで自を両手で縦に構えた。

これが攻武達にを持たせた事によるアドバンテージの1つで、こちらの頭數を増やせるだけでなく、攻武達は自を扱えるのでかなり強い戦力となる。それは守姫も同じで、

「ご主人様！リリとルルはこちらでお守りしますから存分にやってください！」

こういった戦力の分擔もアドバンテージの1つだ。

「攻武、あいつが『霊』を使ったら真っ先に俺の中に戻れ。いいな？」

「了解っと、それにしてもまるで1000年前みたいだな。あの頃はは持っていなかったが」

「そうだな、それより、行くぞっ！！」

「おうっ！！」

俺と攻武は左右で別れて橫からの同時攻撃をしようとするが、ティフィラはそこまで甘くない。俺に右手、攻武に左手を向け、

「"インフェルノ" "ブリザード"」

俺に"インフェルノ"、攻武に"ブリザード"をかましてくるが俺たちもそこまで甘くない。

「『魔導』 "魔法封印"」

「"黒炎衝"！！！」

俺はティフィラの手元の魔素を消し、魔法をキャンセルし、攻武は普通に"ブリザード"を燃やし盡くし、俺らはスピードを落とさずティフィラに接近し、すれ違いざまに俺は右腕を、攻武は左足を軽く斬りつけ、ティフィラと距離をとり様子を見た。

「うっうぅぅぅ～～～！！痛いっ！！痛いよ～～！！！ねぇ、どうしてこんな酷い事をするのっ！！！」

ティフィラは"回復"魔法で傷を癒した後、すぐさまティフィラのの至る所から300程の霊が出て來た！霊は単純にる小人みたいなもので、それらは俺らに手を向け、

「…………っ！攻武！戻れっ！！」

攻武を強制的に俺の中に戻し、霊どもが撃ってきた"霊"魔法と呼ばれる霊にしか扱えず、霊にしかその傷を癒す事が出來ない厄介な、辛うじて屬があるのか、赤や水、黃、茶といった屬がありそうなの魔法が俺に雨のように連してきた！

「………っ！"グランドキャニオン"！！」

俺は目の前に高さ10m、橫幅20m、厚さ2mの城壁の一部を生し、魔法の雨をやり過ごしているが、壁の破壊速度が異常だ……！あと1分もせずに完全破壊され、俺は魔法の雨に撃たれて瀕死になる。ちっ！やっぱり厄介だ！『霊』！！

『霊』はエルフ族しか使えない人族でいう『ソウルウェポン』みたいなもので、生まれながらにに霊を一般的には3保持し、それぞれに役割を與えて霊とエルフ族のコンビネーションが可能になる。そして、最大の特徴は、『霊』を使うのに必要な魔力がめちゃくちゃない事だ。それにより、長時間の戦闘どころか、長期間の戦闘が可能になり、さらに、霊自が侮れない強さを持っている事から數のないエルフ族が連合國建國まで他の國や魔族に対抗出來ていた理由の大きな一つだ。

あいつは腰までばした綺麗な銀髪と緑の目、大きめのに長170cmとエルフ族特有の細長い耳という容姿をしているが、目はとにかくエルフ族はほとんどみんな緑系統のの髪なのに、あいつは銀髪になっている理由が『エルフ族強化兵計畫』の影響だ。

『エルフ族強化兵計畫』とは、俺の『人族強化兵計畫』のエルフ族バージョンで、に誰かわからないエルフを殺しまくり、から出てくる霊を捕獲して、研究者はティフィラのに無理やり霊をに定著させた。當然、に合うか分からない霊を無理やり定著させられたからには俺の時のように激痛が走り、それを24時間された事による過度なストレスで髪のが抜けてしまったそうだ。

思えば初めて會った日もこんなじだったな……。

いや、昔を思い出すのは後だ。そろそろ壁がもたないしな……。

よし、反撃開始といきますか！！

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ティフィラとユウキの初めて會った日は【大英雄の過去編】にて詳しく書こうと思います！

因みにユウキの次に強い人類最強は勿論ティフィラです！！

デメリットがほぼ無い『霊』と強力な魔法が他の人達を寄せ付けません！

さて、次回はリリ視點がしとユウキ視點がメインとなると思います。