《ただの世界最強の村人と雙子の弟子》第46話 ルルの新武裝
===ルル視點========================
「これは…………」
渡されたのは魔導書。それもかなり分厚い。
「それは俺の『魔導』が記された魔導書だ」
「「え!?」」
『全能の大英雄』と呼ばれたのは『殲滅武』と『魔導』によって攻守も遠距離も近距離も多數も數も殲滅も守護もでき、単純で多様な戦闘が出來たから。そのの『魔導』がこの本に………
「ちょっとズルくないですか!?ルルだけあの『魔導』を教えるなんて!!」
姉さんはお師匠様に責め立てている。けど、その気持ちは分かる。私だって、姉さんだけ『殲滅武』を教えてもらったらきっと妬いた。
「いや、ルルに魔導書を渡す事が教えた事になるなら、お前にも『殲滅武』は教えた事になるぞ」
「「へ?」」
「お前に渡したその棒は『殲滅武』を得する上で使いこなさないといけない武だ。ルルに渡した魔導書も理論が書かれているだけで、その通りにやっても出來るかどうかは分からない」
魔導書を開いてみると、確かに難しいし、これを自在に使うのは至難。
「『殲滅武』は自分だけの『殲滅武』をつくれ。まあ、『魔導』も新しくつくれない事は無いが、俺と守姫を超えないと新しくつくるのは無理だな」
そう言って、お師匠様は余った武を一箇所に集め始めた。
「師匠?何をしているんですか?」
「ん?今からここにある武は全部封印する」
「え?」「封……印?」
「そうだ、いつかまた使うその時まで別空間に封印する」
そう言って、お師匠様は何やら集中しだし初めましたが、お師匠様の言っている事はとんでもない事です。まず、別空間を作り出すという事自がお師匠様ぐらいしか出來ないでしょう。それに、封印は恐らく保存という意味もあると思うので、いくら別空間といえど、狀態の良いまま保存するのは出來ないはず………けど、お師匠様なら…………
「『魔導』"アナザー" "タスト"」
お師匠様の『魔導』が発し、武の近くに真っ白な空間が現れ、さらに全ての武がりだし、薄いのに覆われた。
「よし、じゃあな」
そう言って、お師匠様は別空間を武のある方に移させ、収納した。
「"クローズアウト"」
お師匠様の一言で別空間は徐々に小さくなって、やがて消滅し、赤と青の玉を殘した。それをお師匠様は拾い、私達に放り投げてきた。それをキチンとキャッチしたのを確認したお師匠様は地下室の出り口に向かっていく。
「え、ちょっと師匠!?」
「ん?なんだ?」
「これはなんですか?」
「ああ、それはあの別空間をまた開くために必要な寶玉だ」
「どうしてそんな大事なを私達に?」
姉さんの言い分はもっともだ。そんな大事なをどうして私達に預ける?お師匠様が自分で保管しとけばいいのに……。
姉さんの質問に、お師匠様は振り返らず、扉に向かいながら、
「俺が持っててもいいが、お前らの方が使うはずだ。俺の許可は要らないから自由に持っていけ」
返ってきた答えはどこか違和のある答えだった………。
「よし、それじゃあ、これから別行になる。俺がいないからって修行は続けろよ」
私達は今、家の近くの小さな丘にいて、お師匠様は守姫さんも技姫さんも収納して尚且つ手ぶら。まあ、お師匠様には"アイテムボックス"があるから荷が無いんだろうけど。予想はしていたけど、ティフィラさんと姉さんは泣いている。エルガさんはフェニックスになっていつでも出れるようになっている。オリナは顔を伏せて佇んでいる。きっと、涙が出ないようにしているのだろう。え?私?私は勿論、…………泣いていた。
「………ぐすっ、ユウキ、すぐっ……會えるよね?」
「ああ、お前達がイアを見つけてくれたらな」
「………絶対…すぐ…ぐすっ、……見つけますから………ひっぐっ」
「ああ、頼むぞ」
「……………今よりもっと強くなる……からっ………!」
「そうじゃないと困るな」
「ご主人!妾以外の奴隷はつくるなよっ!」
「つくるわけねぇだろっ!」
お師匠様は私達に背を向ける。どんな顔になっているのか分からないけど、きっとお師匠様はに流されず、いつもみたいに軽く………
「ん、じゃあ、いってきます」
お師匠様は振り返り、軽く微笑んで転移した………。場に重い空気が広がるけど、ここでしでも足踏みしてたらお師匠様に怒られる。
「それじゃあ、行きましょう!」
「………ええ!」
「勿論じゃ!」
「………行こう」
私達はエルガさんに乗ってここから近い街《ネイト》へと向かう……!
===???視點========================
「どうやら森から離れたようだ」
「まあ、當然だな。いつまた來るか分からないところに留まる訳がねぇ」
「どちらを先に始末する?」
「一番厄介そうな奴………"特異點"に決まってる」
「その弟子の方が厄介そうだが?」
「いや、弟子達は所詮子供。絶を見せてやったらすぐに壊れる。例えば、大好きなお師匠さんが死んだら……とかな」
「なるほど………」
「では、"特異點"から片付けるとしよう」
===ユウキ視點========================
「ぶえっくしょんっ!」
「久々に來て早々鼻水をかけるとは………隨分と偉くなったもんだな」
「いやいや、そういう訳じゃねぇんだ、悪い悪い」
「ふんっ、そんな事より何用だ?」
「単刀直に言うぞ。俺と殺し合いをしろ」
「…………頭がおかしくなったか、小僧」
「おかしいと思う方がおかしいぞ。ここに來た時點でこうなる事は分かってたはずだ」
「…………………」
「さあ、1000年前の決著をつけようじゃねぇか?なあ、《バハムート》!!」
===ルル視點========================
「著いた~~!!」
《ネイト》の近くにある草原で、私達は降り、姉さんはびをしながらんだ。
「そんな大聲を出さないで。それより街に向かうわよ」
「「はーい」」
ティフィラさんを先頭に草原を進み、《ネイト》へと向かう。この辺りの草原は魔はほとんどいないし、たまに見かけてもティフィラさんの"ファイアバレット"がいち早く魔の脳天を撃ち抜く。ペースダウンもしないまま、夕方には街の中にれた。
《ネイト》は《ブリュンビレ》からし離れた所にある街で、レンガ造りの建が多く、人口は多い訳ではないが、ここでは定期的に武闘大會を開催している。理由としては《ブリュンビレ》に近く、《オウガ》にいる人も行きやすく、尚且つ獣人族が多くいる街なので、全的に市民一人一人が強い事から武闘大會が定期的に開催されている。
でも、今回は《オウガ》の壊滅と《ブリュンビレ》の謎の大量行方不明者事件が起こった年から初めて行う。どっちとも原因を知っているけど、言う訳がない。とにかく、そんな事が起こったから開催を中止するのか、時期をずらすのか、それとも違う場所で開催するのか、とにかく報がしかったからここに來た。
願わくば、ここにイアがいれば……!
「今日は取り敢えず、宿で泊まって、明日から報収集を始めます!」
「「はーい」」「ティフィラさんが指揮…!」
私達はそこそこ評判の良かった宿に泊まった。しでも節約するために一つしか部屋を取らなかったけど、気にする事はない。だって、エルガさんは鳥になってそこら辺を飛んでいるから……。
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ユウキがいてもいなくても、エルガへの態度は変わらない!
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完結!!『一言あらすじ』王子に処刑された聖女は気づいたら霊魂になっていたので、聖女の力も使って進化しながら死霊生活を満喫します!まずは人型になって喋りたい。 『ちゃんとしたあらすじ』 「聖女を詐稱し王子を誑かした偽聖女を死刑に処する!!」 元孤児でありながら聖女として王宮で暮らす主人公を疎ましく思った、王子とその愛人の子爵令嬢。 彼らは聖女の立場を奪い、罪をでっち上げて主人公を処刑してしまった。 聖女の結界がなくなり、魔物の侵攻を防ぐ術を失うとは知らずに……。 一方、処刑された聖女は、気が付いたら薄暗い洞窟にいた。 しかし、身體の感覚がない。そう、彼女は淡く光る半透明の球體――ヒトダマになっていた! 魔物の一種であり、霊魂だけの存在になった彼女は、持ち前の能天気さで生き抜いていく。 魔物はレベルを上げ進化條件を満たすと違う種族に進化することができる。 「とりあえず人型になって喋れるようになりたい!」 聖女は生まれ育った孤児院に戻るため、人型を目指すことを決意。 このままでは國が魔物に滅ぼされてしまう。王子や貴族はどうでもいいけど、家族は助けたい。 自分を処刑した王子には報いを、孤児院の家族には救いを與えるため、死霊となった聖女は舞い戻る! 一二三書房サーガフォレストより一、二巻。 コミックは一巻が発売中!
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