《ただの世界最強の村人と雙子の弟子》第53話 お師匠様の正
===ルル視點========================
「いらっしゃい!何個にしますか?」
「えーと、8個お願いします!」
「へい!今焼いてるんで、々お待ちください!!」
やっと順番が回って來たかと思いきや、ちょうど鉄板の『たこ焼き』が無くなったようで、いかついのに細の店員が生地を丸い凸凹のある鉄板に流し込んでいる。
「んー、やっぱり、師匠が作ってくれた『お好み焼き』に似てない?」
「………確かに似てる」
師匠が作ってくれた『お好み焼き』は平べったになっていたけど、生地は似てる。
「あのー、この『たこ焼き』を考案したのは誰なんですか?」
「あー、やっぱり気になりますよね!これは看板に書いてありますが、大昔に異世界から來た俺の先祖になる勇者様が作ったんですよ!!」
へぇ、この男が勇者様の子孫。髪は茶で目は黒目、意外と白っぽいで筋がしっかりしている。…………あれ?茶の髪に黒目って……………
「え!勇者様の子孫なんですか!?」
「ええ、勇者様の名前は『カブラキ ユウト』と言うらしいんで、それからし借りて、ユウリアといいます!!」
「「!!!」」
いかつい顔で青年のような高めの聲を出す男の先祖の名前が『ユウト』、お師匠様の名前が『ユウキ』。似すぎている。
姉さんも、驚きを隠せずに口に手を當てて複雑な顔をしている。
「……因みに、勇者様の容姿はどうだったか分かりますか?」
「え、そうですねー。確か、黒髪黒目の短髪だったと言われています。一緒に呼ばれた勇者様も、黒髪黒目は変わらなかったみたいですけどね」
「「………………」」
お師匠様は黒髪黒目。名前が勇者様と似すぎている。………もしかして、お師匠様は…………
「はいよっ!たこ焼き8個!!」
「あ、銀貨4枚です!」
「まいどあり!!」
考えるのに夢中で、いつの間にか出來ていた『たこ焼き』を姉さんはけ取り、代金を払ってゆっくりと歩く。それについていく。味しそうな匂いで、漸く現実に戻ってこれたようで、
「あ、取り敢えず食べよっか!」
「………うん」
熱い『たこ焼き』を何個かに刺さっていた木製の針のようなもので食べる。
「ん!味しいっ!!」
「…………味しい」
味しいけど、この『たこ焼き』にかかってるソースは『お好み焼き』にかかってたソースにすごく近い。
「…………ねぇ、これって『お好み焼き』に似てるよね」
「………うん、生地とソースが特に」
『お好み焼き』の生地は野菜がっていてシャキシャキしてたけど、ベースは同じようにじるし、ソースに至ってはほぼ同じ。
姉さんも険しい表で、『たこ焼き』をパクパク食べながら、街中を歩く。方向からして、もう宿に帰るのだろうか。やがて、ゆっくりと絞り出すかのように姉さんは………
「………師匠って、もしかして異世界から來たの?」
「……………多分」
前から不思議な人だとは思ってた。『蛇口』とか暑い夏場に出してた『扇風機』とか不思議で便利な魔導がお師匠様の家には沢山あったり、勇者様が伝えた『日本刀』を用していたり、技姫さんに作らせたり、服も舊とはいえ、王都に住んでいた私達でさえ見たことのないものばかりだった。時々、『フラグ』とか『オタク』とか意味の分からない事も言ってた。それらはもしかして、異世界にあったものだとしたら………、それらを普通に當たり前のように扱っていた事に合點がいく。
「………取り敢えず、ティフィラさんにも聞いてみる?」
「うん、そうだね」
私と姉さんは宿に向かう。きっとそろそろティフィラさん達も帰ってくるだろうし、昔のお師匠様を知ってるティフィラさん達なら、何か知っているかもしれない。
私は何とも言えないけど、シコリを殘したような覚をじながら、姉さんと肩を並べて歩いた。
===???視點========================
素晴らしい絵畫や花で彩られ、華やかなで大きな部屋の中央に円狀の機が置かれ、そこには4つの椅子があり、それぞれの椅子に顔が怖いが背丈が小さい男とのいたるところに銀のが生え、機に足を乗せて舐めた態度を取る荒々しそうな青年と膝辺りまでばした綺麗な金髪で白を基調としたドレスを著ている終始目を閉じている顔にはさが見える、緑の髪に細長い耳、緑を基調とした服を來た青年。
それぞれ、椅子に座り、すぐ隣に警護として連れている人を置いている。1人はSSSランク冒険者、1人は自國の騎士団長、1人は自國最強の男、1人は妻といったじだが、全員凄まじい力を持っているのは間違いない。1人、場違いな年が機から離れたところに跪いている。
「まさか、《ネイト》で武闘大會を開催するとはな」
「いいじゃねーか、この大會は他の大會に比べてレベルが高い。強者を探し出せるじゃねぇか」
「そうだな、魔神領を攻める時の戦力として引きれるか」
「しかし、參加する人達のほとんどが冒険者。我ら連合國に従うとは思えませんが」
「ふっ、安心せい。そう言った馬鹿な奴を力でねじ伏せる為にこやつがいるのだろう。なあ、『戯神』とやら」
「はい、僕に全てお任せください」
「期待しておるぞ、神を名乗る小僧よ」
貫祿のありそうな男は離れたところにいる年に目を向ける。普通の年なら、怯えるような眼差しでも臆す事なく平然と跪いている事に皆が何とも言えない不気味さをじていた………。
===ルル視點========================
「ただいま!」
「おお、帰ったか」
元気にる姉さんの後に続いてる。中にはオリナしかいない。どうやら、ティフィラさんとエルガさんは帰って來てないようだ。
「ねぇ、何してたの?」
「なに、お主らは武闘大會に參加するようじゃから、魔素でこないだやった見えなくなる技に磨きをかけて応援に行ってやろうと思うてな」
「……!ありがとう!オリナ!!」
「なっ!いきなり抱きつくのでは無いわ!!」
激した姉さんがオリナに抱きつき、それを一杯振りほどこうとしているオリナだが、姉さんはそうそう外れない。
「お主っ!どれだけ強い力で抱きつくのじゃ!!あっ!ちょっとミシミシ言い始めたぞ!!」
というか、普通に羨ましい。姉さんに抱きつかれるなんて………!!
「………オリナ、代わって」
「代われるもんならとっくに……!ーって!イタダダダ!!お主は無理矢理引っ張るなっ!ちぎれる!ちぎれる!」
言わば、釘で固定されながら引っ張られるようなものでオリナは激痛のあまり…………
「あ、気絶した」「………ほっとこ。姉さん私も…!」
「何やってんの?」「なかなかこれは面白いね」
呆れた様子で見てくるティフィラさんと全傷だらけのエルガさん。どうやら、今帰ってきたみたい。特に問題は無かったようで、ティフィラさんは傷1つない。エルガさんの傷は絶対ティフィラさんがやったものだから、気にしなくていいだろう。
「あの、ティフィラさんに聞きたい事があるんですか!」
「ん?何?」「僕じゃないんだ……」
姉さんは悲しそうな顔のエルガさんを放ってティフィラさんに聞いた。
「師匠って、異世界から來たんですか?」
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ユウキのシーンはしばらく無いと思います。
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