《ただの世界最強の村人と雙子の弟子》第63話 過保護
2日も投稿が遅れてしまいすみません!風邪で寢込んでしまいました。しかし、2日も休んだんでこれからはしっかり投稿していきます!!
===シャルティ視點========================
「無事、5人と男1人を収容完了しました!!」
「ありがとうございます」
「勿なきお言葉!ではっ!失禮します!!」
私の城に警備としている騎士団の名も分からない男からの報告を聞きながら未來を見る。………………破滅の未來は変わらない。けど、以前は圧倒的な力を持つ神の周囲には『全能の大英雄』様とリリさんとルルさんが倒れていた筈なのに、『全能の大英雄』様しか居ない。
未來は変わった。けど、破滅していたら、意味が無い。
「………………どうすれば……」
(ドゴォォーーーン!!!)
私が一年先の未來しか意識がなかった時に、城を震わせる程の轟音と振が私を襲いかかった…………。
===ルル視點========================
「…………案外早かったね……」
「………うん」
私と姉さんが早いとか言っているのは勿論、私達を助けに來た事だ。
「誰が來たのだ!?……まさか!ご主人か!?」
「ユウキが來たのね!そうよね!?」
オリナとティフィラさんは騒いでいる。無理もない。だって、お師匠様と會うのは久しぶりだから。
え?どうして來たのが分かったって?それは勿論…………
===城に移中========================
『あー、テステス。聞こえてるか?聞こえるなら心の中で応答してくれ』
(え!?お師匠様!?)
私も必死にバレないようにしながらも驚いている中、姉さんも同じ事があったようで、隠す事なく驚いている。
「おい!どうした!?」
「え!?あ…………。シャ、シャルティ様って思い返してみても凄い人ですよね!!」
「お!お前分かってるじゃねぇか!!シャルティ様はな、未來視の力もスゲェが、あらゆるものを解析して封じる事が出來るんだよ!!」
「お、おい!よせって!!」
私達をどこかに連れて行く馬車の荷臺にいる監視役の男は姉さんの苦しい言い訳を気にも留めず、ペラペラとシャルティ様の報を喋る。もう1人の男が止めにる程。
『リリはそのままにして、報収集をさせるとして、驚かずに聞いてほしい。今、喋っているのは本のプロトタイプだ』
(…………………え?ぷろとたいぷ?)
聞いたことの無い単語に姉さんも表がおかしくなるほど驚いている。
『ああ、わかりやすく言うと、今、話しかけているのは俺によって作られた俺だ』
(………………もっと分かりやすく)
今のは余計にややこしくなった。
『つまり!俺は俺の記憶を持った俺で!俺が俺に言われてーー』
(分かりやすく!お願いします)
『………………俺の記憶を持った魔導!』
(………………なるほど、お師匠様の記憶を持った魔導さん……)
『…………もう、それでいいです」
つまり、お師匠様が私達の事が不安で、お師匠様の記憶を魔導に持たせたという事か………。
(それで、どうして今頃?)
『今やっと、お前達を知出來たんでね。追いかけているところだ』
(………魔導さんってどんな姿をしているの?)
『今は鳥型だが、どんな姿にもなれる』
何気に凄い。これもお師匠様の『魔導』だから出來たのだろう。
『とにかく!助けてやるから逃げ出せたら何とかしろよ?』
(……………ありがとうございます、魔導さん)
『……………せめて、プロトタイプと……』
(魔 導 さ ん)
『…………魔導、頑張ります』
お師匠様じゃなかったのが殘念だったけど、お師匠様が私達を守る為に作った魔導さんが來るなんて………。お師匠様はほんと、抜け目のない人…。
===現在========================
「よ、助けに來たぜ」
私達の目の前にお師匠様そっくりというかお師匠様そのものと言えるくらいほぼ同じ顔や型の魔導さんが牢屋をぶち破りながら現れた。
「………っ!ユウキ!!」
「ご主人!!」
「おっと、危ない」
飛びついて來たティフィラさんとオリナを華麗に躱す魔導さん。
「さっさと出て、逃げろ。ここでは魔法や『ソウルウェポン』といった各種族特有の技は使えねぇから自の力で何とかしろ」
そう言って、魔導さんはどこかへ駆けて行った………。
===シャルティ視點========================
「何者かによって、正門が跳ね橋ごと破壊され、侵されました!!」
また名前も知らない騎士団の男からの報告を聞きながら、今から起こるリリさんの未來を見る。……………逃げられている!!どうやって!?さらに今から近い未來を見る。…………『全能の大英雄』様はほんと、過保護ですね……………。
「どうされますか!?」
「侵者は1人です。戦闘は避け、見つけ次第、私か騎士団長のセインに教えなさい」
「はっ!!」
…………騎士団長のセインは実力はSSSランク冒険者にも引けを取らない、私の最強の護衛。………私か彼がこの城で正門を跳ね橋ごと破壊した侵者を倒せる唯一の戦力。
「誰なんでしょうね?侵者とは……」
「さあ?誰でしょう?」
「………っ!?」
いつの間に!?私は後ろから聞こえた聲の主を知る為に後ろを向くと、リリさんとルルさんの過去で見た『全能の大英雄』様がいた。………けど、
「ああ、気づいているかもしれねえが、 俺は偽だ」
「……………あなたは一何者なんですか?」
「………?それは本の事を言っているのか?」
「ええ!それほどの力がありながら、どうして我々に協力せず、たった數人で神々に挑むのですか?」
彼の力は間違いなく、この世界で最強の力を持っているし、彼の弟子であるリリさんもルルさんも時間が経てば彼と同等レベルにはなる。…………けど、それでも、私が見る未來は変わらない。世界の破滅は揺るがない。彼らを最大限生かす為に連合國に協力してしいのに!
「………………まあ、未來を見れるあんたがそんなに焦っているって事は相當ヤバイ事なんだろう」
「だったらっ!?」
「だが、そんな事は関係ない。何故なら、本はまだ長しきっていない」
「………は?」
「今、本は死にものぐるいで強敵と戦っているだろう。そして、本が限界を超えられたら、その未來も変わっているかもしれねぇな」
……………これだけの力を持っていて、まだ長出來るなんて………。『全能の大英雄』様はまるでこの世界を救済する為にやって來た神の使徒のよう。
けど、だからこそ!死なせたくない!!
「あなたの考えは分かりました。ですが、私がやる事は変わりません。覚悟してください、分といえど、容赦はしません」
「………………はぁ、めんどくせぇ」
私は自の『ソウルウェポン』を顕現させ、未來視を発させる。
対して、分は手に『日本刀』と呼ばれる過去の勇者様が伝えた剣を持って佇んでいる。
「私の能力の前ではあらゆる攻撃が無力ですよ?」
「………それは解析魔法とその未來視の力だろ?なら、対策は出來るさ」
分といえど、『全能の大英雄』様。かられ出る魔力は尋常じゃない。ちょっと気を緩んだら、意識が持っていかれそう。
私は未來視で今から起こる戦闘を見た。…………私は自分の1分から先の未來が見えなかった…………。
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