《ただの世界最強の村人と雙子の弟子》第90話 確たる1発
===???視點========================
「これは………どうしましょう?」
遠くから見ているのは1人の。だが、と言うには明らかに兇暴だ。
「あらら、僕が倒されたか」
「まあ、あの僕は心を読むだけだし」
「それでも強い個だったんだけどなー」
「あと、レーザーウィップを使う個もやられたな」
「ええ~?誰に?」
「アルファだ」
「「「あ~あ~」」」
現在、私のし前辺りで談笑しているのは『研神』達だ。彼らは全員で何人居るのかは分からないが、どれも中々の強さを持つ、『神の強ゴットグリード』の中でもエリートにる。
だが、『神の強ゴットグリード』の事より自の研究を優先してしまうのが使いづらいところだ。
「あ、消えたぞ」
「ええ!?」
さらっと言った『研神』の言葉に半信半疑になりながらさっきまで居たところを見てみると、本當に居なくなっていた。
「…………一どこに……!?」
私は周囲を見渡す。けど、の影すら見つからない。
けど、代わりに『研神』の斷末魔が聞こえて來た。慌てて視線を向けると……
「があぁぁっ!」
「ぎゃあぁぁっ!」
「貴様!何処から!ぐはっ!」
「ただのデータの分際で!ぐぁぁっ!」
はっきり言って、何も見えなかった。見えているのは急ににが空いたり、上下が分かれたり、切り刻まれたり、が霧散していく『研神』だけだ。
「一何が…!?」
「ねぇ?あなたも壊していい?」
「……………!?」
急に聞こえた聲に反するようにその場から飛び出すと、れ違うかのようにさっきまで立っていた場所が々になるだけに留まらず、その大地全が々になり、私は急いで他の大地に降り立つ。著地してから振り向いた時にはさっきまであった大地は溶巖の海になっていた。
「あれ?あれ?あれ?あれ?壊させてよ?殺させてよ?ねぇ、良いでしょ?」
またまた急に背後から聲がして、振り向くと、そこには可らしいだったであろうに、顔を不気味に歪ませ、頭を掻き毟りすぎてボサボサになった髪や充した目、引っ掻いた跡のあるをそのままにしているがいた。
そのは"特異點"の弟子である雙子が『共神化』した姿だったもの。純粋で綺麗だった神気はあの方、『破壊神』様のそれと同じ、禍々しい破壊衝が現化した神気に変わり果ててしまっている。
見るに耐えない姿にり果てたを手にかけるのは心が痛みますが、しょうがありません。……あの方の為に戦うと決めましたから。
「……………壊せるものなら壊して見せてください。……そんなに私はやわでは無いですが………」
「ハハッ!良いよ!良いよ!いの方が!壊しにくいの方が!壊し甲斐があるものっ!!」
狂ったとは思えない程の神気に當てられ、私は生きた心地がしませんでした…………。
===ユウキ視點========================
「チィッ!避けろ!!」
俺はすぐさま飛び退き、ドラコは翼をはためかせてその場から離した。それらとほぼ同時にさっきまで立っていた場所が崩れ始め、大きなが空いた。
「これも反応するのは……」
奴の聲が聞こえ、視線を奴が居た所に向けると、そこには傷一つない姿で立っている奴が居た。よく見ると、の海も無い。
「……………幻覚魔法か……」
「……まあ、し違うが似たようなものだ」
俺は著地し、素早く奴の頭に照準を合わせ、左手に持った片手銃の引き金を引く。それを首をし傾けただけで躱し、普通に応答してくる。
奴の幻覚魔法は限りなく現実に近いものなんだろう。並みの幻覚魔法なら俺が気付かなくても守姫が必ず気づく。つまり、奴の幻覚魔法は魔法の域を超えているものだという事だ。
守姫、何か対策出來ないか?
(う~んと、相手に幻覚を見せる時はそれなりにきがあると思うんですけど…)
いや、無かったぞ。
(となると、常に現実を意識するしか方法はありませんが……)
う~ん、どうするか……。
(……本當はやりたくないけど、ご主人様が傷つくよりは良いんで!失禮します!!)
え?一何を………?
一瞬、守姫が何をしようとしているのか分からず、戸った瞬間、
(キィィーーーン!!)
「痛ぇぇーー!!」
(辛抱してください!こうしないと対策出來ないんです!」
うぅぅ……、分かった、我慢するよ……。
(本當に申し訳ありません!)
良いよ。けど、この戦いが終わったらご褒をお願いするからね!
(ええ!?そんな急にーー)
守姫が戸っている聲をいくらでも聞きたかったけど、その場から飛び退かないといけなかったから飛び退く。すると、今度は縦に地面の表面が削れ、それが後ろにも続き、まるでブレス系統の攻撃をした後のような傷が地面に刻まれた。
「………今度は放出したのだが、これも躱すか……」
「うるせぇ!躱さねぇと死ぬだろが!!」
(ドゥゥン!ドゥゥン!)
俺は未だ空中にいるが、気にせず左手に持った片手銃の引き金を2回引く。すると、2発の弾丸が勢いよく飛び出し、真っ直ぐ奴の方向へ飛ぶが、やはり奴の周辺に行くと崩れてしまう。
「………學習しているのか?」
「當たり前だ、々と報を集めている最中なんでね!」
(ドゥゥン!ドゥゥン!ドゥゥン!)
今度は3回引き金を引く。1発は奴の橫を素通るように、もう1発はそれに沿うように、さらにもう1発もそれに沿うように飛び、一見失敗したかのように見えるが………
(キィン!キィン!)
実は3発の弾丸全てが違う角度になるようになっていて、一番奴から離れた方の弾丸が隣に沿うように飛んでいる弾丸に當たり、更にその弾丸が奴に近い方の弾丸に當たってその弾丸が急に奴目掛けて飛んだ。
明らかに不意の1発だったが、それも奴に近づいたら崩れてしまった。
「…………今のはし驚いた」
「そうかい!」
俺は空中から地上に落ちる寸前で魔素を固めて足場にしてし浮いたように立つ。奴から見れば俺は普通に著地したように見えるように。
「『魔導』"クラフト"」
普段は"アイテムボックス"から弾丸を補給している片手銃に今作った弾丸をれる。
「『魔導』"エンチャント"、"プログラミング"」
俺は更にその弾丸に"エンチャント"である『魔導』と"ウィンドアクセル"を付與し、それがあるタイミングで発出來るようにする。
「魔力による加速開始」
合言葉と共に銃が熱を帯び始め、俺はゆっくりと奴の頭蓋に照準を合わせる。その作を橫目で見て、何もして來ないという事は余程自信があるんだろう。だが、俺もこの1発には自信があるでね!
「貫け」
(ドゥゥゥン!!)
俺は引き金を引いた。その瞬間に1発の弾丸が飛び出し、すぐに"プログラミング"により、"ウィンドアクセル"が発し、弾が急激に速くなる。それを見た奴は、あの時同様、手を弾に向けた。
そして、いよいよあの時、崩れた間合いにり、弾が崩れ始めた瞬間、『魔導』"再び時をリ・タイム"が発した。
(ドシュッ!)
「があっ!」
"再び時をリ・タイム"によって完全に再生した弾丸は奴の肩に深く突き刺さった…………。
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