《英雄様の非日常《エクストラオーディナリー》 舊)異世界から帰ってきた英雄》第29話 理由と言葉

渦巻く霊力。

目の前の

どこをとっても全く現狀が把握出來ない蒼月はなすすべもなく、ただ思考だけに集中していた。

「さっさと、正を現せ」

低く、ドスのきいた聲で玖珂は言った。

(チクショウ! 正って何だ? どうすれば信じてもらえる?)

ゆっくりと確実に玖珂は迫ってくる。

(最初に會った時に睨まれた。あれか? 最初から俺はなんらかの偽だと思われたのか?)

対魔師。

つまり。

(大悪魔の魔殊か! 神力は確か下界だと激減するはず、れてたのか!)

魔殊は能力を持つ魔力で々邪気が混じっている。

もしかしたらと蒼月は予測した。

確信も証拠もない。

思いつきのでっち上げだ。

でも、希があるなら。

可能があるなら。

それに賭けるしかないだろう。

蒼月は意識的に魔殊を抑え込んだ。

「あれ? え? なんで?」

代わりにありったけの霊力を放出した。

油斷した玖珂の霊力とぶつかり相殺する。

「俺は本だぞ? 安心しろ」

額に汗を滲ませて言った。

「のん……ちゃん? なの?……」

「大丈夫だ。桃姉、俺は本だ」

ペタリと床についた玖珂を優しくでた。

「ごめんなさい、また、おじいちゃんみたいな事になったりしたら……。うぅ……」

泣きながら謝る玖珂をで続けた。

そして、莫大な霊力を解放した玖珂は疲れたのか寢てしまった。

「はあ、俺の周りには力使いまくってへばる奴が多過ぎるんだよな」

普通の人間じゃない奴が多いんだよ。

遠い目をして呟いた。

いやー、今新作の構想を固めていまして。

とりあえず投稿速度を上げるように頑張りますので今後ともよろしくお願いします。

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