《ラノベ獨學の最強スキル3つを選んでみた。~チートって一~》エシアはどこに?
その後も、クリスの話を聞いていたがこの國は、前から人が捕まる事がやたら多かったらしい。
捕まる要因は皆、石を蹴っただとかオナラをしただとかであった。
しょうもない理由で捕まえるのはどうなのかとアーサーがまた怒っていた。
そして、また振られた。
「大輔、王宮に押しかけてやるぞ!」
「めんどくせえな。俺らは魔王を探しに來たんだぞ?それに國が全部同じ法律を持ってるわけじゃねえんだよ」
「けど、オナラは許しても良くない?」
「世界滅亡レベルのオナラだったら逮捕した方がいいだろ?そういう事だ。さあ、魔王探しに行くぞ」
「世界滅亡レベルって……。と言うかエシアは?」
「あれ?今さっきまでそこに居なかったか?」
エシアが居なくなってしまった。
探し回ったが居なくなっていた。
「あ、あのの事か?」
クリスが口を開いた。
「そうだが」
「あいつならトイレ行こうとして、仮面付けたヤツらに連れていかれたぞ?」
「!? お前見てたのに何にも言わなかったのか!」
「いや、お前らの友達かなとか思った」
「仮面てのはこれか!?」
スノウ國で捕まえたヤツの仮面を見せた。
「あー、そうそう!これ!と言うかこの仮面持ってるんだったらやっぱ友達なんじゃねえか」
やばいぞ。
前回は奴らの足取りを摑めたから良かったが今回は何も無い!
自力で探すしかないのか。
「クソっ!」
俺は仮面野郎達に鬱陶しさをじながら部屋を飛び出した。
辺りを見回しても、全然それらしい人は見當たらなかった。
「ッチ。どこ行きやがった!」
そういった瞬間、俺は思い出した。
心読メンタリストの存在を。
そうだ、心読メンタリストを使ってそれらしき人を探せばいいのだ。
……見つけた。
そいつは上空を飛んでいた。
速いのは速いが、俺程のものではなかった。
「さて、かけっこの始まり始まり。よーい……」
俺はそう言いながらジェットエンジンを起した。
「どんっ!!」
速度は一瞬で音速以上に。
この前よりも早くなったような気がする。
そして見えてきた。
仮面がそこで待っていてこっちを向いてなんか言ってる。
「久しぶりだなぁ!また戦闘するぞ!玉田大輔!」
あ、あいつ。
スノウ國の教祖とか言うやつだ。
倒すの忘れてた。
いい機會だ、ここで倒そう。
「俺はちょっと強くなった。もうお前なんかに負ける気が……」
ここで俺は加速し仮面にラリアットした。
そして音もなしに、仮面はすっ飛んでいった。
本當に見えなくなるまで遠くに。
キラーン。
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