《ラノベ獨學の最強スキル3つを選んでみた。~チートって一~》王様はどこだ
「おい。たぬき、にわとり、まぬけとか聞いただけでどんなじの問題かはわかるぞ?この問題なら子供でも解ける」
「デタラメを言わないで下さい。早くこの暗號を解いてください」
久しぶりにイラッときた。
馬鹿な上に頑固はきついぞこいつ。
「どれも西北の教會の地下と書いてある」
「どうやって解いたんですか」
「1枚目は『た』を抜いて、2枚目は『に』と『わ』を取り、3枚目は『ま』を抜けば解けるんだよ」
「それだけ?何でこんな問題が解けなかったんだろう」
「知らねえよ。とりあえず助けに行くぞ!」
「ちょっと待ってください!罠だったらどうするんですか!」
「罠だとしてもかねえと王様見つかんねえだろ?それと早く行かねえと王様やばいぞ?」
「どうしてですか?今倒したでしょ?」
「お前な人質を一人でほっとく奴がどこにいるんだよ。それと、騎士は反を起こしてんだぞ?騎士は付かせるのは無理だとしたらそいつが信頼してるやつを見張りにつかってるに違いない」
「そうですね!早く行きましょ!」
「アイツ理解早すぎてムカつく」
そんな苛立ちを後に勢いよく部屋から出た。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
俺たちは教會に來た。
「地下に行ける階段を探しましょう!」
「流石騎士様だな」
だが、どこにも見當たらなかった。
端から端まで。
……あ。
まさかとは思ったけど、フリーゲームあるあるの協會のイス裏にボタンがあって前の銅像がくとか、そう言うのじゃないよな?
カチッ
「は?」
ゴゴゴゴゴゴゴ……
地鳴りでみんながこのホールに集まってきたが、まさかこんな事が起きるなんて。
前述と同じことが起こった。
「この世界はゲームか」
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