《異世界転生したら生まれた時から神でした》仲間の再認識
「ふぅ~、こんなもんでいいかな?」
夜ご飯を作り終わり、ひと息ついていると家からルルとユイ、デモンが出てきた。
「おはよう、もう大丈夫か?」
「うん。もう大丈夫だよ。あと、さっきは運んでくれてありがとね!」
「お禮はいいって。それよりもマリとタマはどうした?」
「マリちゃんはタマを抱いて寢てる。タマが可そうだけど」
ユイが苦笑しながら家の方を見て言った。
「まぁ、あいつはマイペースなとこもあるからな。別にいいんじゃないか?」
「そう?なら放っておく?」
「そうだな。そうしとこうか」
「うん。それよりもお腹、すいた」
お腹をさすりながらユイが言う。
ユイは顔の表はかだけど言葉は無表というかなんというか。まぁそれもそれで可いんだけどな。
でもユイはよりもよりかな?長は120センチくらいか?俺とはまあまあ長差はあるし、デモンと比べればすごい差だしな。
「分かった。じゃあご飯にするか!2人も食べるだろ?」
ルルとデモンにも聞くと頷いた。ルルは勢いよく待ってましたと言わんばかりに頭を上下に振っていた。
「皿に分けるからそこの倒れてる木に座って待っててくれ」
「私はご主人様のお手伝いを致します」
「おう、助かる!」
「じゃあユイちゃん!私たちは待っとこ!」
「分かった。あ、あとエリック」
「ん?どうしたー、ユイ?」
「今日は大盛りで」
手を前に出し親指を立ててドヤ顔をしている。
「いいぞー!いっぱい作ったからな!」
ユイは嬉しそうに笑いながらルルと倒れている木へ向かった。
俺おデモンは皿に分けながら雑談をしていた。
するとデモンは俺の顔を伺うようにして聞いてきた。
「あの、ご主人様」
「どうした?」
「その、いきなりなのですが、明日までに1度、悪魔界へ戻らないといけないのですが、その......許可していただけませんでしょうか?」
「それはいいけどさ、向こうで何かあったのか?」
「さっき、悪魔だけが使える念話で會議の招集がかかったのです」
「會議?そんなのがあるのか?」
「はい。數十年に1度、帝王以上の悪魔達が向こうで集まり、會議をするのです。主な容は、悪魔界のやこちらの世界のことなど、様々なのですが......」
「悪魔でも報換は必要だもんな。それで、いつごろ帰ってくるの?」
「その事なんですが、悪魔は主人に呼ばれない限り悪魔界から出てくることは出來ないのです。」
「ということは俺がもう一度呼び出すということか」
「はい。それも含めてお願い出來ますでしょうか?」
「さっきも言ったけど俺はいいよ。いつごろ呼び出せばいいか?」
「分かりませんが7日ほどたった時に呼び出していただければと」
「了解。じゃあ飯食ったら向こうに行くのか?」
「はい。そうさせていただきます。」
「分かった。っと、全員分わけ終わったかな?」
「ですね。では運びましょうか」
「だな。」
2人の元に向かうとマリも起きていた。寢癖がひどくて髪のが結構はねていたが。
「おう、おはようマリ。」
「ふぇ?あ、おはようございましゅ。ご主人しゃま。ふわぁ~」
「ほんとに寢起きだな......それはいいや。とりあえずお前も食べるか?」
「あ、はい。じゃあマリも食べますね」
マリの分も分けといて良かったと思う。
そう言えばマリに抱き枕にされていたタマだが並みがぐちゃぐちゃになっていたので後でクシで整えてあげよう。
「よし、タマの分もできたし食べるか!」
「神々に謝を!」
「「「「謝を!」」」」
これがこっちの「いただきます」らしい。
初めて聞いたとはびっくりしたな。
「んんー!このおおいしいです!これはご主人様が作ったのですか!?」
「あぁ、そうだよ。口に合ったか?」
「はい!とても味しいです!」
相変わらずマリは元気だな。髪はボサボサだけど。
「.........味しい」
ユイは食べるのに夢中であまり聞いていない。
口いっぱいに詰め込んでなんだか小の食事を見ているみたいだ。
「とても味しいです。流石はご主人様でございます。」
デモンは相変わらず俺のことを持ち上げ過ぎだな。面と向かって言われるとちょっと照れるけど。
「やっぱりエリックは料理が上手だね!おば様のお教えをけてるからだよね!」
「まぁな、でもお前も料理くらいできるようになれよ?」
「そのねー!」
相変わらずルルもルルだな。
こうして見ていると旅の仲間も増えたなぁ。
初めにマリとデモン、タマと出會ってタマをモフり倒し、その次に奴隷商でユイと出會い、怪我を直したりもしたな。
この數日で々ありすぎたかな?
ま、どれも全部楽しかったけどさ。
「おーい、エリックー!どうしたの?」
「え?いや、考え事してただけだ」
「何を考えてたの?」
「この數日で仲間がたくさん増えたなぁーって」
「確かにそうだね。マリにデモンにユイ、そしてタマも。みんなここ何日かで仲間になったんだね」
「そうですね。マリも皆さんと出會えて嬉しいです!」
「私もご主人様と、皆さんと出會えとても嬉しいです」
「ん。ユイも嬉しい。もぐもぐ」
ユイは話は聞いているんだろうけど食べるのに夢中なんだな。可い奴め。
「俺もみんなと出會えて嬉しいよ。これが運命なんだろうな」
「運命......」
マリがぼそっと呟いた。聲が小さすぎて何を言っているのが聞き取れなかったが。
「どうした、マリ?」
するとポーっとマリの顔が赤くなり慌てた様子で
「な!何でもないですよ!へへへ」
「そうか?」
「そうですよ!」
「エリック、ちょっと鈍がすぎるんじゃない?」
「え?鈍?何が?」
「もぉー!」
ルルが呆れた顔をし、マリがムスッとしてしまった。
「まぁいいや、食べ終わったらもう寢るか?」
「なんか話をごまかされた気がするー!」
「そ、そんなことはないって!」
「まぁいいけど。」
「絶対信じてないだろ......」
「......ぷはっ、ごちそうさま」
こっちの世界では「ごちそうさま」はあるらしい。
「え?早いな、ユイ」
「味しかったから、早く食べちゃった」
「ふふっ。もぉー、ユイちゃん。顔にソースがついてるよ?こっち向いて」
「ん」
「こうして見ていると2人は姉妹みたいだな」
「ですねぇー!」
「よし!ちゃちゃっと食べてもう1回寢るか」
「そうしましょ!」
やっぱりマリはマイペースだな
「あれ?そう言えば黒龍は?」
「そう言えばなんかエリックのベッドにの子がいたような......もしかしてあの子が黒龍!?」
「そう言えばあの狀態は見たことなかったな。」
「あの子ならまだ寢てたよ」
「そうか、ならほっといても大丈夫か」
「そうだね」
その後、し話しながらご飯を食べ終え、片付けをし、ベッドにった。
食事の時にデモンのことも話しておいた。
そして俺はデモンと一緒に外に出て見送った。
「では。また7日後に」
デモンは禮をしながら黒い渦の中に吸い込まれていった。
「よし!ちょっとだけ実験でもやって寢るかー!」
ふぅー。なんかいっぱいかけちゃいました笑
し多いけど許してぇー!
俺のハクスラ異世界冒険記は、ドタバタなのにスローライフ過ぎてストーリーに脈略が乏しいです。
ハクスラ異世界×ソロ冒険×ハーレム禁止×変態パラダイス×脫線大暴走ストーリー=前代未聞の地味な中毒性。 ⬛前書き⬛ この作品は、以前エブリスタのファンタジーカテゴリーで一年間ベスト10以內をうろちょろしていた完結作品を再投稿した作品です。 當時は一日一話以上を投稿するのが目標だったがために、ストーリーや設定に矛盾點が多かったので、それらを改変や改編して書き直した作品です。 完結した後に読者の方々から編集し直して新しく書き直してくれって聲や、続編を希望される聲が多かったので、もう一度新たに取り組もうと考えたわけです。 また、修整だけでは一度お読みになられた方々には詰まらないだろうからと思いまして、改変的な追加シナリオも入れています。 前作では完結するまで合計約166萬文字で601話ありましたが、今回は切りが良いところで區切り直して、単行本サイズの約10萬文字前後で第1章分と區切って編成しております。 そうなりますと、すべてを書き直しまして第17章分の改変改編となりますね。 まあ、それらの関係でだいぶ追筆が増えると考えられます。 おそらく改変改編が終わるころには166萬文字を遙かに越える更に長い作品になることでしょう。 あと、前作の完結部も改編を考えておりますし、もしかしたら更にアスランの冒険を続行させるかも知れません。 前回だとアスランのレベルが50で物語が終わりましたが、當初の目標であるレベル100まで私も目指して見たいと思っております。 とりあえず何故急に完結したかと言いますと、ご存知の方々も居ると思いますが、私が目を病んでしまったのが原因だったのです。 とりあえずは両目の手術も終わって、一年ぐらいの治療の末にだいぶ落ち著いたので、今回の企畫に取り掛かろうと思った次第です。 まあ、治療している間も、【ゴレてん】とか【箱庭の魔王様】などの作品をスローペースで書いては居たのですがねw なので、まだハクスラ異世界を読まれていない読者から、既に一度お読みになられた読者にも楽しんで頂けるように書き直して行きたいと思っております。 ですので是非にほど、再びハクスラ異世界をよろしくお願いいたします。 by、ヒィッツカラルド。
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