《異世界転生したら生まれた時から神でした》寢る間も惜しんでお勉強!
「...……ま、まぁ、みんなのことはある程度わかった。これからもエリックのことをよろくな!それと、今日は泊まっていくといい。もらった屋敷の場所を見ればここからし離れているようだしな」
「じゃあ今日はここに泊まっていくことにするよ。みんなもそれでいい?」
「「はーい!」」
「よし、じゃあ.........」
リックはテーブルに置いてあったベルを鳴らす。するとメイドと執事が1人ずつってきた。
「どういたしましたか?」
「エリックたちを客間に案してやってくれ。それと夕食の用意もそろそろ頼む」
「「かしこまりました」」
「では皆様、こちらです」
「お父さん、また夕食の時に!」
「おう!」
俺達はメイドさんのあとをついて行った。
執事の人はおそらく廚房の方に行って夕食のことを伝えに行ったんだろう。
數分ほど歩くと3つほど扉が並んでいる場所で止まった。
「こちらの3部屋が客間になります。ご自由にお使いください。それと中にベルがありますのでそれを鳴らしていただければメイド、もしくは執事の者を呼ぶことが出來るので用の際はお鳴らしください」
「ありがとうございます」
「では失禮します」
メイドさんが一禮し、來た廊下を戻っていった。
「えーっと、部屋割りはどうする?」
「部屋が3つでしょ?それで人數が5人だから...ではえーっと」
ルルは手を使って頑張って計算している。
「2人が2組と1人が1組だね」
「え、エリックは計算早いね.........全部頭の中でやってるんでしょ?すごいねぇ!」
この計算は計算の仕方を知っていればこの世界ではまだ賢い方なのでルルはすごいと思う。
……俺の場合は元の世界で嫌ほど四則計算をさせられたからいまも頭に染み付いている。
「じゃあ、部屋割りはどうする?」
「それだったら『いちにっさん』しよ!」
「なにそれ?」
「指を1本か2本か3本立てて同じ數だった人とペアになったりするゲームだよ!掛け聲は『いーちにっさん』だよ!」
「それじゃあそれで決めようか!」
「うん!行くよー!」
「「いーちにっさん!」」
俺は2本でルルとマリが3本、ユイと黒龍が1本だ。
「んじゃ、俺は1人だな。じゃあまた夕食の時にな」
「「はーい!」」
そして俺は1番奧の部屋にった。
中は俺が家にいた時の部屋とあまり変わらない。端っこに化粧臺みたいなのがあって右奧にベッド、左には執務室にあったようなテーブルとソファが置いてある。
「ふぅー」
俺は服を旅服から平服に著替えた。
そしてベッドにダイブして仰向けに大の字になって寢転がった。
(なんか々と疲れたぁー…..學園かぁ………向こうの世界では中學の夏で終わったからなぁ。ちょっと楽しみだ)
⦅マスター、學園のことを考える前に試験のことを忘れてませんか?⦆
(読み書きと計算ならほとんどできるし、社會系の問題が出てもかすみに聞けば分かるだろ?)
⦅そ、それはそうですけど、私が答えなかったらどうするんですか?⦆
(答えてくれないことはないと俺は信じてるけど?)
⦅ううっ……マスターはずるいです...⦆
(そんなこと...は ……な……い…………)
「……く......りっく…エリック!」
「……んにゃ?」
「やっと起きた!夕食ができたから呼びに來たのにまったく起きないんだもん!」
呼びに來たのはルルだった。
「夕食?……あぁ、もうそんな時間か。」
「メイドさんが呼びに行こうとしてたけど寢てるだろうと思って私が呼びに來たらやっぱりだったね。早く行こ!」
「はーい。……ふわぁー」
俺はルルの後をついて行ってダイニングへ向かう。
中にると思っていたのと違った。テーブルは長いものではなく円卓だった。
丸いテーブルに椅子が6人分あり、俺とルル以外の所はみんなが座っている。
「やっと來たかエリック。早く座れ、食べるぞ」
「あ、うん」
俺とルルは席に著く。
「では……神々に謝を!」
「「「謝を!」」」
テーブルの上には主に料理、それもステーキのようなものが多く、お茶碗ほどの大きさのにはスープがっている。
「んんっ!味しい!」
話しながらし長い食事をみんなとした。
ユイは食べるのに夢中でほとんど聞いていなかったが…………
そして今はデザート的なものが出てきてみんなでゆっくり食べている。
「そういえばルル以外は試験をけるんだったな」
「うん。でもなんとかなると思う」
「ダメだよエリック。明日は1日中私が勉強見てあげるからね!もちろんみんなも!」
「えぇー!」
「わーい!ありがとうルーちゃん!」
「ん、ありがとー」
「僕も見てくれるの?やったー!」
「俺にとっては絶なんだが...……」
「そんな事言わないで一緒に勉強しよっ!」
「……はーい」
この後雑談が20分ほど続いた。
今は風呂もり終わってベッドに寢転がっている。
「明日から勉強か……1日だけだけどな。よし、寢るか」
目を瞑った瞬間意識が遠のいていく。
「……すたー、マスター」
「……んんっ、んぁ?」
俺は聞いたことのある聲……かすみの聲によって起こされた。
「おはようございますっ、マスター!」
「あぁ、おはよう…………ふわぁー」
(ん?ここはどこだ?俺はたしか………そう、お父さんの屋敷で寢てたんだ。でもここは一軒家、それも普通の人とかが暮らすような家だ。それで俺は……)
俺は頭の下に當たっているを確かめる。
(なんかすごくぷにぷにしてるな。膝枕か?いや、そもそもここは?)
ふと思い顔を上げる。そこには知らない人、知らないお姉さんの顔…………はししか見えなかったががあった。
「ええーっと、どちらさんで?」
「わ、私はかすみですよ!」
「え?かすみ?」
(あぁ、とうとう頭がおかしくなってしまったのか……かすみが現実に出て來るなんて……)
「いいえ、マスターの頭は正常ですよ」
「じゃあここはどこだよ?」
「簡単に言えば夢の中ですね。マスターの本は睡眠狀態です。私はマスターの能力などをほんの一部使えたりするのです。それでマスターが寢ている時に夢としてこの世界に來てもらいました。」
「これが夢?」
「はい。これは夢です。正確には寢ている間に飛んでいる意識を私が普段、マスターの頭の中で過ごしている場所に持ってきたのです。こちらの世界とマスターの世界との時間軸は全く同じなので向こうでマスターが自然と起きたり、誰かに起こされたりすると強制的に向こうの世界に意識が戻されてしまうのですが」
「こっちに意識があるのに自然に起きることなんてあるのか?」
「ええ、起床というのは無意識のうちに起こすのでそれは私にも分かりませんね」
「そうか……ていうか、なんでこの狀況を理解出來てるんだよ!」
俺はを起こしてもう一度あたりを見渡す。
(うん。やっぱり知らない場所だ。というか、かすみって綺麗だな……)
「も、もぉー。綺麗だなんて、そんな……ま、マスターは私を口説こうとしているのですか?」
をくねらせて照れながら言ってくる。
「口説こうとした覚えはないんだけど。それよりかすみってそんな見た目をしてたんだな」
かすみはなんというか母に満ち溢れているザお姉さんみたいな見た目をしている。
髪も黒のストレートで腰までばしている。
「そうですよ。私はマスターがこの容姿を想像して私を創造なさったのかと思っていたのですが……」
「いや、そもそも容姿とかは全く考えてない。というか、いつの間にかあのスキルがあったんだけどな」
「そう言えばー……そうでしたね、えへへ」
「それでさぁ、なんでここに俺のことを呼び出したんだ?」
「おっと、そうでしたね。マスターは2日後の學試験をけるんですよね?そのためのお勉強をと思いまして。マスターは読み書き計算は完璧……というより、この世界では右に出るものはいないレベルで完璧なのですが、社會系がちょっと個人的に心配でして……」
「分からなかったらかすみが教えてくれるだろ?」
「そ、それはぁ……いや、我慢です!今回は心を鬼にしていきます!……いやでも、そんなことをしてマスターに嫌われたら…………」
「なんか完全に自分の世界にってるな……まぁここはかすみの世界だけども。おーい、帰ってこーい」
「はっ!す、すいません!マスター!」
「それはいいんだけどさ、勉強って、どうやってやるんだ?」
「もちろんここでやりますよ!意識自はここにあるので、こっちの世界で勉強してもしっかり記憶に殘りますしね!それに本が寢ているのでこっちで起きていても寢不足などにはなりませんよ。神的には徹夜覚にはなりますが」
「…………ということは今から起こされる、もしくは起きるまでかすみと一緒に勉強?」
「はいっ!頑張りましょうねっ、マスター!」
「いやだぁー!」
こうして地獄の2日が始まった。
投稿遅れてごめんなさい!
學校の行事の準備で忙しくて( ´•д•` )
なるべく通學途中とかでもしづつ書くようにはするので気長に待っててくださいね!
これからも応援よろしくっ(*`・ω・)ゞ
【書籍化・コミカライズ】誰にも愛されなかった醜穢令嬢が幸せになるまで〜嫁ぎ先は暴虐公爵と聞いていたのですが、実は優しく誠実なお方で気がつくと溺愛されていました〜【二章完】
『醜穢令嬢』『傍若無人の人でなし』『ハグル家の疫病神』『骨』──それらは、伯爵家の娘であるアメリアへの蔑稱だ。 その名の通り、アメリアの容姿は目を覆うものがあった。 骨まで見えそうなほど痩せ細った體軀に、不健康な肌色、ドレスは薄汚れている。 義母と腹違いの妹に虐げられ、食事もロクに與えられず、離れに隔離され続けたためだ。 陞爵を目指すハグル家にとって、侍女との不貞によって生まれたアメリアはお荷物でしかなかった。 誰からも愛されず必要とされず、あとは朽ち果てるだけの日々。 今日も一日一回の貧相な食事の足しになればと、庭園の雑草を採取していたある日、アメリアに婚約の話が舞い込む。 お相手は、社交會で『暴虐公爵』と悪名高いローガン公爵。 「この結婚に愛はない」と、當初はドライに接してくるローガンだったが……。 「なんだそのボロボロのドレスは。この金で新しいドレスを買え」「なぜ一食しか食べようとしない。しっかりと三食摂れ」 蓋を開けてみれば、ローガンはちょっぴり口は悪いものの根は優しく誠実な貴公子だった。 幸薄くも健気で前向きなアメリアを、ローガンは無自覚に溺愛していく。 そんな中ローガンは、絶望的な人生の中で培ったアメリアの”ある能力”にも気づき……。 「ハグル家はこんな逸材を押し込めていたのか……國家レベルの損失だ……」「あの……旦那様?」 一方アメリアがいなくなった実家では、ひたひたと崩壊の足音が近づいていて──。 これは、愛されなかった令嬢がちょっぴり言葉はきついけれど優しい公爵に不器用ながらも溺愛され、無自覚に持っていた能力を認められ、幸せになっていく話。 ※書籍化・コミカライズ決定致しました。皆様本當にありがとうございます。 ※ほっこり度&糖分度高めですが、ざまぁ要素もあります。 ※カクヨム、アルファポリス、ノベルアップにも掲載中。 6/3 第一章完結しました。 6/3-6/4日間総合1位 6/3- 6/12 週間総合1位 6/20-7/8 月間総合1位
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