《強奪の勇者~奪って奪って最強です~》ドワーフから強奪!!⑧
シュリンのことをすっかり忘れ結構長い間怒られていた俺たちだったが今は仲良く領主邸に向かっている。
「キュテリアにもあってオッケーもらったら私は晴れてアルティオムハーレムの一員なんだね!!」
「はい、キュテリア様にオッケーをもらえればご主人様のハーレムの末席に加わることができます」
「あの〜俺ハーレムなんて作って「「アル(ご主人様)はし黙ってて(ください)!!」」はい」
俺の主張は最後まで紡がれることなくエイミーとシュリンに遮られる。
なんか最近俺の立場が弱くなっている気がする今日この頃である。
そんなことを考えていいると、領主邸が目の前に迫っていた。
「おお〜ここが領主邸?」
「はい」
「なかなかいい趣味してるじゃん」
シュリンは偉そうに領主邸の外観の批評を始めた。
まあ実際ちゃんとしたことを言っていたのだが。
俺はその間に門番さんに領主にもらった短剣を見せる。
「はい、確かにアマラスの短剣を確認しました。どうぞ中でお待ちください」
「はい、わかりました。お手數かけて申し訳ない」
「いえいえ、これが私達の仕事ですから」
門番さん紙コップのようなものを取り出すとそれに魔力を流した。
それを見てエイミーはふと思い出したように口を開いた。
「そいえばご主人様って魔法使えましたっけ?私たちを助けに來てから急に使い始めましたけど」
「ああ、そいえばそうだねー。いくらスキルをごうだt」
俺はシュリンの口を全力で塞ぐ。
もごもごとシュリンが唸っていたが俺の考えを汲み取ってくれたのか、徐々に抵抗がなくなったので解放してやる。
「はぁ、はぁ、はぁ」
「どうしたのです?シュリン」
「さぁ?どうしたんだろうな」
俺のきが一瞬だったためエイミーは何が起きたのか理解ができていない。
シュリンは暫く俺のことをジト目で睨んでいたがそんなことは知ったことではない。
「準備ができますしたので中へご案します」
こうしているうちに前回領主邸を訪れた時のメイドさんが俺たちを迎えにくる。
暫く歩くと前回と同じ部屋に通される。
そこには
「どう、かな?」
煌びやかなドレスにを包んだキュテリアがはにかみながら立っていた。
「似合ってるよ」
俺はそう言ったはいいも見慣れないキュテリアを完全にの子と意識してしまい、恥ずかしくなってそっぽを向いてしまった。
「キュテリア様、ぜひお耳にれたいことが」
その隙をついてエイミーがキュテリアに耳打ちをする。
「え、えぇ?今朝そんなことが……」
キュテリアはショックをけていたがすぐにいつもの調子に戻ると、今度はシュリンを値打ちするような目で見ると、ひとり納得したように頷いた。
「うん、合格かな!君、というかシュリン様もある君ハーレムの仲間りだね!!」
「やった!」
シュリンは可らしくガッツポーズをする。
それにしてもキュテリアもハーレムを認めてしまった。
「あとアル君、ちょっといいかな?」
あっ、これあかんやつや。
キュテリアの背後には修羅が降臨している。
俺はわずかながらの抵抗も見せたが、なすすべなく部屋の外に引き摺られていく。
「ねぇアル君?いったいいつハーレムなんて作ったのかなぁ?」
「いや、それはその」
エイミーの時と全く同じ展開だが、やっぱり俺は回答できない。
「こうなった以上、責任はとってもらわないといけないと思うんだ、私」
「せ、責任?」
「そう、責任」
これはあれか?落とし前つけて指詰めろとかそういうやつか?
俺が自分で自分の指を切るグロ畫像を想像しているとキュテリアが俺の肩に手をおいて語り出す。
「まず私との婚約、または結婚。これは絶対だね」
「こ、こんやく?」
俺は修羅の威圧とキュテリアに張り付いた笑みのせいでまともに思考ができず、婚約という言葉を変換できなかった。
「それってあれか?ほんとは白だけど改裝などを混ぜることによって灰にする製法が定著したプルプルした食の」
「それはこんにゃく。私が言ってるのは婚約。アルくんふざけてるの?」
「そんな滅相も無い」
修羅の凄みが増し、キュテリアに張り付いた笑みがより華やかなものにかわる。しかしその瞳からはハイライトが失われている。その上、キュテリアは超がつくほどのなので恐しい言ったら無い。
「アルくん、だなんてそんな〜」
キュテリアはクネクネとをくねらせながら恥ずかしがる。
それよりもナチュラルに思考を読まれた気がしたのだが気のせいだろうか?
「まぁいいわ、次にエイミーを奴隷から解放、婚約。そしてシュリン様との婚約」
「えぇ!!」
「何か文句がおあり?」
「強いて言うなら、お前らって俺のこと好きなの?」
俺は先程からずっと思っていた疑問を口にする。
すると、ダブルセイクリッドから避難が聞こえた。
神)あちゃ〜聞いちゃった
龍)さすが殺であるな
「え?なんで好きじゃ無いと思ってるの?」
キュテリアはわけがわからないといった表で俺を見る。
「ドラゴンに殺されそうなところを救ってくれたり変なのから絡まれてるのを助けてくれるような男に惚れないなんているの?」
いない、のか?
しかし、キュテリアが俺のことを好きとわかると、割とすんなりけれることができた。
「そうか、でも俺はまだ・・お前らと婚約とか結婚とかできない」
「そっか……」
キュテリアは悲しそうでいて安心しているような表を浮かべていた。
「でも!俺がお前らみんな幸せにできるくらいになったら俺の方からお前らに頼みに行くよ」
「うん!それじゃ今日から私はアルくんに著いて行くけどいいかな?」
「な、なんで?」
「そりゃアルくんに悪い蟲がつかないように」
「で、でもキュテリアは領主の娘であって」
「そんなことはいいの!好きな男について行くのに理由がいるかな?」
キュテリアは上目遣いで俺の目を覗き込んでくる。
俺はその目を見ると何故か何も言えなくなってしまった。
「わかったよ、ついてきたいんならついてこい。でも親父さんの許可は取れよ?」
「わかてるって!」
キュテリアはこの日今までで一番綺麗な笑顔を浮かべて部屋に戻っていった。
まあこんなのも悪くは無いな、俺は心の底からそう思うことができた。
「アルティオムくん、ちょっといいかい?」
俺の方に手が置かれる。
振り返ると、ひたいに青筋を浮かべた領主様が笑顔で佇んでおられた。
「全部聞かせてもらったよ。うちの娘にあそこまで言わせたのにその婚約を斷るとは」
「はは、申し訳ありません。でも、いまの俺じゃキュテリアは幸せにできませんら」
領主様は俺の目をじっと真っ直ぐに見つめてくる。
「そうか……うん、君になら任せられるよ。キュテリアに同行の許可を出そう」
 俺の目から何をじ取ったのかはわからないが、キュテリアが俺に同行する許可を出してくれた。
そして最後に付け加えるようにこう言った。
「でも、娘をキュテリアを泣かせたらただじゃおかないからね」
「はい!絶対幸せにしてみせます」
あれ?なんか結婚の許可話もらったような雰囲気になっちゃったんだが……まあいいか
領主様とのお話を終えるとエイミーやキュテリアたちの待つ部屋に戻る。
その時、窓の外に見えた空は雲ひとつない快晴であった。
【書籍6/1発売&コミカライズ配信中】辺境の貧乏伯爵に嫁ぐことになったので領地改革に勵みます
身に覚えのない罪を著せられ、婚約者である第二王子エルネストから婚約を破棄されたアンジェリクは、王の命令で辺境の貧乏伯爵セルジュに嫁ぐことになった。エルネストに未練はないし、誤解はいずれ解くとして、ひとまずセルジュの待つ辺境ブールに向かう。 初めて會ったセルジュは想定外のイケメン。戀など諦めていたアンジェリクだが、思わずときめいてしまう。けれど、城と領地は想像以上に貧乏。おまけになぜかドラゴンを飼っている!? 公爵家を継ぐために磨いた知識でセルジュと一緒にせっせと領地改革に勵むアンジェリクだったが……。 改革を頑張るあまり、なかなか初夜にたどりつけなかったり、無事にラブラブになったと思えば、今後は王都で異変が……。 そして、ドラゴンは? 読んでくださってありがとうございます。 ※ 前半部分で「第1回ベリーズファンタジー小説大賞」部門賞(異世界ファンタジー部門・2021年4月発表)をいただいた作品ですが、他賞への応募許可を得た上で改稿加筆して応募タグを付けました。 ※ 2021年10月7日 「第3回アース・スターノベル大賞」の期間中受賞作に選んでいただきました。→2022年1月31日の最終結果で、なんと大賞に選んでいただきました! ありがとうございます! 加筆修正して書籍化します! 2022年6月1日 発売予定です。お迎えいただけますと出版社の皆様とともにとても喜びます。 コミカライズも配信中です。 どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
8 136《書籍化&コミカライズ》神を【神様ガチャ】で生み出し放題 ~実家を追放されたので、領主として気ままに辺境スローライフします~
KADOKAWAの『電撃の新文蕓』より書籍化されました。2巻が2022年5月17日に刊行予定です!コミカライズも決定しました。 この世界では、18歳になると誰もが創造神から【スキル】を與えられる。 僕は王宮テイマー、オースティン伯爵家の次期當主として期待されていた。だが、與えられたのは【神様ガチャ】という100萬ゴールドを課金しないとモンスターを召喚できない外れスキルだった。 「アルト、お前のような外れスキル持ちのクズは、我が家には必要ない。追放だ!」 「ヒャッハー! オレっちのスキル【ドラゴン・テイマー】の方が、よっぽど跡取りにふさわしいぜ」 僕は父さんと弟に口汚く罵られて、辺境の土地に追放された。 僕は全財産をかけてガチャを回したが、召喚されたのは、女神だと名乗る殘念な美少女ルディアだった。 最初はがっかりした僕だったが、ルディアは農作物を豊かに実らせる豊穣の力を持っていた。 さらに、ルディアから毎日與えられるログインボーナスで、僕は神々や神獣を召喚することができた。彼らの力を継承して、僕は次々に神がかったスキルを獲得する。 そして、辺境を王都よりも豊かな世界一の領地へと発展させていく。 ◇ 一方でアルトを追放したオースティン伯爵家には破滅が待ち受けていた。 アルトを追放したことで、王宮のモンスターたちが管理できなくなって、王家からの信頼はガタ落ち。 アルトの弟はドラゴンのテイムに失敗。冒険者ギルドとも揉め事を起こして社會的信用を失っていく…… やがては王宮のモンスターが暴れ出して、大慘事を起こすのだった。 舊タイトル「神を【神様ガチャ】で生み出し放題~「魔物の召喚もできない無能は辺境でも開拓してろ!」と実家を追放されたので、領主として気ままに辺境スローライフします。え、僕にひれ伏しているキミらは神様だったのか?」 第3章完結! 最高順位:日間ハイファンタジー2位 週間ハイファンタジー3位 月間ハイファンタジー5位
8 105【書籍化作品】離婚屆を出す朝に…
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