《なんか転移したのでチート能力で頑張ります。》第5話 忍び寄る不吉な風
「よし、行くか。」
そう言って俺は荷を持って街の門に行った。
昨日の時點で門が見える場所に寢たのですぐに門の場所を見つけることが出來た。
取り敢えず門番みたいな人が立っているのが見える。その人に話しかけてみよう。
「すみません、この街にりたいんですけど。」
そう聞いたら門番らしき人が
「分を証明できるものはあるか?」
と聞いてきた。
勿論殘念ながらそんなものは無いため、本當の事を言うことにした。
「いえ、ありませんが…」
「そうか、しかしなんでないんだ?普通街に來る人は持っているはずだぞ?」
そう言われた。
…そう言われてもし前にこの世界に飛ばされて來たのにそんなの知るわけないだろ普通…
そう思いもしたが、ここは異世界に飛ばされて大する言い訳を使えば何とかなりそうだ。
「いやー、実はつい最近まで師匠と修行の旅に出ていまして、そういうものがなかったんですよね。
それでつい最近修行を終えて一人で世界を見てこいと言われて追い出されましてね。どうしようかと思った時にこの街に來ればいいと言われまして、それでここの街に來たんですよ。だから分を証明できるものがないんですよ。」
と言った。
我ながら完璧な答えだと思う。テンプレは本當に役に立つな。
「そうか、なら分証を作るか?多分その調子だとお金もないんだろ?」
と聞いてきた。
凄い察する能力がある人だな、本當にありがたい。
「そうなんですよ、だからどうしようかと思いまして。是非お願いします。」
「わかった、まぁ分証の作費用ぐらいくれてやるさ。ほらよっと!」
「ありがとうございます。」
「なに良いってことよ。まぁなんだ、多分冒険者になるために來たんだろうが命は大事にな。それだけはしっかりな。」
と言われた。
いい人じゃないか。そう思いながら俺について來いと言われたのでついて行った。
「じゃあ名前とか適當に書いたら教えてくれ。俺は待ってるから」
「はい」
…では書いて行くとするか。
しかし日本語で書いてもいいのかこれ?多分ダメだよなぁ…
でも書いてみる他ないそう思い書いてみることにした。そうしたらなんか、日本語じゃない何かの文字に変化していた。
…なるほどこれが都合主義か…そう思いながら適當に書いていった。
「…書き終わったか。じゃあこうやって…こう…と、
よし完だ。それは無くすなよな!」
「ありがとうございます。」
「おう!あぁそう言えば俺の名前を教えていなかったな、俺はグリードだ宜しくな。」
「マコトと言います。宜しくお願いします。」
「なんか変わってるな。まぁいいか、じゃあ改めてようこそコロンへ!!」
「まぁ、といっても何もわからないと思うからギルドとか店とか教えられるものは教えてやるよ。」
本當にいい人だなと思ったが、仕事は大丈夫なのかそう思い、聞いてみることにした。
「仕事は大丈夫なんですか?」
「ん?あぁまぁ俺以外にも人いるからいいだろ。それより何もわからない人を放っておいて後で問題になることの方が嫌だからな。」
なるほど確かにそうかも知れないな。
「じゃあ、ありがたく。」
「よし、じゃあまずはギルド行こうか!」
そして門からしたって街の中心らしき所に大きな建が並んでいた。
みる限り、武等が売っている店などが見けられる。そしてその真ん中にあるのが…
多分ギルドなんだろう。
そう思うと凄くワクワクしてきた。
元の世界での異世界ものにはこういう展開が多々あった。そんな狀況なのだからワクワクしない方がおかしいと思う。
「じゃあるか。あまり怖がらなくても大丈夫だろ。まぁるぞ。」
そう言われて俺も後に続いた。
さぁここから俺の生活が始まるんだ。そう思いながらギルドにっていった。
そしてって思った第一聲は良くも悪くも予想どうり、そんなじである。
しかしやはり思うのがギルドの雰囲気だろうか。
ここのギルドは熱気がある。
多分相當いいギルドなんだろうか。
そう思ってたらこんなことを言われた。
「ここのギルドはこの國の中でも結構な規模なんだよ。」
と返ってきた。
確かにそれなら納得だ。
「じゃあ登録しにいくぞ。」
そう言われたのでついて行った。
「すまん、こいつのギルド登録をしてやってくれ。」
「グリードさんじゃないですか。わかりました。それでどの人ですか?」
「ああ、こいつだ。」
「…どうも」
「はい宜しくお願いしますね。」
付の人はし可いといったじだろうか。それなりにモテそうなじではあると思う。
「では早速登録をしますね。分証はおありですか?」
「はい」
そう言って俺はさっき作ってもらった分証を出す。
そしてすぐに返ってきた。
「はい、ありがとうございます。」
「では名前の記等よろしくお願いいたします。」
そう言われたので
新垣 真琴と書いてそれ以外の所も書ける所は書いていった。
「書き終わりました。」
「はい、ありがとうございます。」
「では完しましたのでご確認をお願いいたします。」
そうして渡されたギルドカードはこんなじだった。
アラカキ マコト ランクE
実績
となっていた。
「では、説明させていただきます。
まずはランクについてですがこれは依頼をける時の依頼をけれるランクになっております。
しかし自分のランクより1つ上の依頼もけることもできます。
ちなみにランクは E<D<C<B<A<S<R
となっており、Rが最高ランクとなっております。
マコト様はランクがEですのでDランクの依頼まではけることが可能です。
次は実績についてです。
これは稀にあるモンスターの襲撃等の高難易度依頼があって依頼をけて一定の戦績を上げた場合にのみに書き加えられるものとなっております。
実績はBランク以上の依頼をける時に依頼人側にみられることもあるためあると大変有利となっており、冒険者としても高い名聲を得られるものとなっております。
また貴族、皇族の依頼でも実績となります。
是非、高難易度の依頼をけて、名を上げてみるのもいいかもしれませんね。ではこれで説明を終えますがなにかおありですか?」
「いいえ、特には」
「わかりました。それでもう1つ、ギルドはパーティーを組むことを推奨しております。今すぐとは行かないと思いますが、是非組んでいただけると嬉しいのですが…どうでしょうか?」
と言われたが今の所は大丈夫だと思うし、ちゃんと考えないと後で大変なことになりそうなのできちんと信頼関係を結んだ人と組みたい思いもある。
取り敢えず今は保留かなと思った。
「いえ、今はちょっと…」
「そうですか…しかし一応臨時パーティーはあります。しかし推奨はしませんね。問題も多いですからね…」
と聲を小さくして言ってきた。
こういうのもあるから臨時はやめておこうと思う。
「まぁそんなに慌てなくても大丈夫ですよ。取り敢えずはこれで終了なのですが適検査はされていきますか?」
「適検査?」
「はい、人には様々な特徴があるのでそれを総合的に判斷し、その人がパーティーでどのような役割をとればいいのかということや魔法の適を知ることもできますが…いかがですか?」
「宜しくお願いします。」
自分のを詳しく知ることが出來るのだ。これはやっておくべきだろう。
「わかりました。ではこれで登録は完了です。では検査室がある地下に行きましょうか。」
そう言われたのでついて行った。
地下には、測定等が並んでおり、きちんとした測定が出來そうだ。
「ではまずは基礎能力値の測定をお願いします。」
というわけで重計みたいなやつに乗り、測定された。
「………へっ?………え?」
「どうかしましたか?」
「………いやなんでもありません続けてください。」
「?わかりました。」
そしてこれはどうやら魔力値、運は出てこないらしいので別のものにやった。
「…ではこれに魔力を放出してください。」
結構れてやってみたのだが…
「!?」
………さっきから凄いなんか人外を見るような目で見られてなんか怖いんだが………
「さっ、最後にこれにやってく、下さい」
「………………………………」
もはや反応がない。どうなってしまったのだろうか。
「す、すみません、し行って來ますね。」
「は、はい」
そう言ってダッシュでどこかに駆けていった。
…どうすればいいんだろう。
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「すみません!だれか來てください!」
「どうしたの?そんなに慌てて珍しいわね。」
「じ、実は………」
「………本當に?噓ではなく?」
「本當です!確かにきちんと確認しましたから!なら來て見てみますか!?」
「………わかった私も行くわあなたはこれが終わり次第、上に連絡をお願い。」
「は、はい!」
「…どういうことよ…」
取り敢えずこの目で確認しなくては…そう思い、私は駆けていった。
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「すみません、お待たせいたしました。」
「いえ、別に大丈夫ですが」
「では続けましょうか。」
…続けるのはいいんだけどなんか一人増えてませんかね…
まぁいいか、気にしたら負けか。
取り敢えずやるか。
「では、最後に魔力適の検査をお願いします。」
魔力適検査は水晶に手を置くだけで終わりらしい。
「!?!?」
「…………………」
なんか凄い怖いなぁ…そう思ったが気にしたら負けだと思うしかないと思い、見ないふりをした。
「これで検査を終了致します。ありがとうございました。結果はこちらです。」
…能力は前見たとおりで適がなんと全部あるらしい!
これは確かに怖がられても仕方ないかもしれない。
「では、上に戻りましょうか。」
と言われ俺は何も言わずついていった。
「では、これで全て終わりです。何かわからないことがあったら何時でもギルドに來ていただければ対応いたしますので、それではお疲れさまでした。」
やっと終わった。よし行くか。
「おおー遅かったなぁ!まぁお疲れさん、これで晴れてマコトも冒険者の仲間りだな!」
「ありがとうございました。」
「まぁ大丈夫だ。あぁそう言えばお金ないんだよな?」
「…そうですね」
「…取り敢えず場所だけ教えてやるよ。よし行くぞ」
そうやって1分後に宿屋らしき所に著いた。
凄いデカイなぁ…
「ここは憩いの宿って名前でコロン最大の宿屋だ。まぁここが1番いいところだと思うぞ。
そう言えば今日の泊まる場所はどうするんだ?」
「街の外で寢ようかと。」
「危ねぇなぁ…やめろとは言わんが気を付けろよ。じゃ俺もそろそろ戻るか、じゃあまたあったらな。」
「ありがとうございました。」
「おう!じゃあな!」
そう言ってグリードは背を向け帰っていった。
「じゃあ俺も後は外で適當に過ごすかぁ…」
そう思い街の外に向かって歩いていった。
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その日の夜、至急の連絡が私の元にやってきた。
容はやはり驚くべきものだった。
「…なに?基礎能力値オール1000越えが見つかっただと…わかった、今すぐ戻る。」
「さて、これでこの國で「3人目」…かどうなっているんだかなこの世界は、もしかしたら何かの予兆なのかもしれんな。」
「さて行くか、最善の策をとれるようにな。」
そう思いつつも、他にもやるべきことが沢山ある。
まずはそれを終えてからこの問題に取り組まなくてはな。
全ては我が盟主のために。
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