《創の転生者〜最強魔導師の転生記〜》第9話 魔導師とモンスター
セレスさんに抱きかかえられながら家に帰った後、僕はセレスさんに魔導師のランクとモンスターについて聞いていた。
「魔導師とかモンスターのランクってなんなんですか?」
僕はその辺のことは一切わからない。セレスさんも魔導師なのだろうから知っているはず。機事項などでもないだろうし、教えてくれるはず。
「そうね・・・まずモンスターのランクから説明するわね。モンスターには、FからSSSまでのランクがあるの。ランクはそのモンスターの強さや危険度、討伐難易度によって決められるの。強くなくても、見つけるのが難しいとか速すぎて倒せないとかの理由でも高いランクがつけられることもあるわ」
単純に言えば、強さや討伐の難しさで決められるらしい。確かブラックサラマンダーがSSだと言っていたような気がする。確かに強いわけだが・・・
「あの・・・ブラックサラマンダーって本當にSSランクなんですか?あっさり倒してしまったんですけど」
「ブラックサラマンダーはSSの怪よ。さっきはユリ・・が瞬殺しちゃったから使われなかったけど、あいつは魔法を使って來るのよ」
それは知らなかった。てっきり火を吹いていだけの蜥蜴なのかと思った。だが、それだけでSSランクはつかないことは容易に想像できる。
「ちなみにどんな魔法を使うんですか?」
「相対している相手の空間を一気に焼き払う魔法と、自分の周りに炎の渦を発生させてを守りながら火炎弾を発して來る魔法だったと思うわ。まあ、確認されているだけの魔法だから、他にもあるんだろうけどね」
自分の氷とは相が悪そうな魔法ばかりだと思うが、先ほどの絶対零度アブソリュートならそれも全て凍結できると確信する。それだけ先ほどの魔法は強力なのだ。し気にっている。
「じゃあ次は魔導師のランクについて話すわね。魔導師もモンスターと同じで、FからSSSまでランクがあるわ。最初はFから始まってだんだん上がっていくんだけど、飛び級みたいなのもあるわ」
「飛び級?」
「そうよ。自分のランクよりはるかに高いモンスターを単獨で討伐したりした時に飛び級で一気にランクが上がるの。まあそんなこと滅多にないんだけどね」
つまり強いモンスターを倒せばランクが上がると言うことだろう。そこでセレスさんから質問をける。
「ユリ・・は魔導師になりたいの?」
「し興味があるんです」
魔法を使う楽しさを知ってしまったため、興味が湧いたのだ。だが、僕はそこよりも気になったことがあった。すでに2回呼ばれているわけだが。
「なんでユリって呼ぶんですか?」
「ん?」
先ほどから僕のことをユリと省略しているのだ。なんで急に?と思い聞いて見たのだ。
「単純にユリエルよりユリって言う方が楽だからよ。あとは、家族になるんだから相で呼ばないとね」
「家族・・・」
その言葉が嬉しかった。心が溫まった気がした。そんな気持ちが伝わったのか、セレスさんがこちらに來て橫から抱きしめてくれる。
「そうよ。家族なのよ。これからは一緒に暮らすの。だから相で呼んでるの。もう1人じゃないんだから、一人で塞ぎ込まなくていいんだからね?」
「・・・は、い」
ちょっとだけ、泣いてしまった。しセレスさんのに蹲ったあと、話を戻す。
「ごめんなさい。話が逸れました」
「もういいの?もっと甘えて來てもいいのよ?」
「一番気になっていたことがあるので」
先程のブラックサラマンダーの時、彼は自分ならギリギリ勝てるとかなんとか言っていた。それほどの実力があるということはだ。
「セレスさんのランクって幾つなんですか?」
「・・・もう隨分昔に引退はしたんだけど・・・」
 
ある程度予想はついている。ブラックサラマンダーを一人で倒せると言っていたのだ。その言葉に噓はないはず。つまり・・・
「SSSよ。全魔導師の頂點の4人の一人」
「魔導師の頂點・・・」
SSSランクは4人しかいないのかと、今更ながら思う。そのうちの一人がセレスさんだったとは・・・
「とは言っても、SSSランクの一番下。4位だけどね」
「え?順位があるんですか?」
それは聞いてない。というよりも他のランクの人數なども聞いていない。
「あるわよ。人數によって順位が出るの。SSSランクは4人、SSランクは50人、Sランクは350人いるからね。それより下のランクは知らないわ」
Sより下は人數が多すぎて把握できないらしい。と、そこで僕はセレスさんから驚きの言葉を耳にする。
「ランクとは関係ないけど、Sランクより上のモンスターじゃ単獨での討伐が極めて難しいの。だから討伐した場合は、そのモンスターの1つ上のランクが與えられるのよ。私もSSランクのシーサーペントを単獨で討伐してSSSランクになったわけだし」
「え?」
SSランクの単獨討伐でSSSランクになった?ということは僕の今の強さは・・・
「ユリはその歳で実質SSSランクの実力の持ち主よ。おめでとう。SSを単獨討伐したのはあなたが5人目よ」
僕は唖然としてしまった。SSSランクの実力者?僕が?信じられなかった。
僕の魔法はそれほどまでに強いらしい。
「魔法の強さもランクがあるのは言ってなかったわよね?魔法も効果とか強さでランク付けされてるの。こっちはEからSまでだけど。さっきの氷魔法は間違いなくSランクの中でもトップクラスの魔法よ」
「・・・・・・・」
僕はきづいてしまった。
とてつもない魔法を作ってしまったということに・・・
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