《冒険者は最強職ですよ?》そこは楽園という名のオカマ大國でした 2
「オ、オカ祭りって……」
「オカ祭りにはね、毎年多くの観客が來るのよ。そしてめちゃくちゃ盛り上がるのよ」
「それは毎年どれくらいなんです?」
「うーん……そうね……大一萬人は來るわ」
「い、一萬人!?」
「ええそうよ。そして毎年怪我人が続出するのよ……」
「怪我人って……何するんですか? その祭りって」
「いくつか種類があってね、その中でも障害をいくつか用意してあって、それを突破しながら10キロ先にあるゴールを目指していく競技があるの……その名も……」
ダイコは一泊置き告げる。
「オカマラソンよ」
「そのまますぎて予想できたわ……」
「ちなみにそのオカマラソンには賞金があるわ、凄く大きいお金で、それ目當てに他の國や街からも參加者希者が多くくるのよ」
「え? 他の人も參加できるんですか? 僕もやってみたいなぁ……それに賞金っていくらくらいなんですか?」
「できるわよ、賞金は毎年100萬オーキぐらいでるわ。だけどあの競技だけは毎回凄く激しくてね……普段は優しい格の人でもそれになると格が化けるわ」
「化けがさらに化けにだと!?」
「「なんか言った?」」
「いえ! 何も言ってません!」
今までダイコが喋ってくれていたが、何故かジンがぽつりと言った言葉に橫で聞いていたセンも反応する。オカマ恐るべし。
「と、とりあえず僕でもその競技參加できるんですね?」
「ええ、できるわ」
「こうなったら何としてでもランを説得してやる……」
「私も參加するからもし行くのなら一緒に行きましょ?」
「了解です! センさんはお店忙しくて行けませんか?」
「そうさね、私は忙しいから今回はパスかしら。」
「そうですか……」
「そんな顔しない! ここから応援してやるからさ!」
「はいっ!」
會話が一段落してジンは晝食を食べ、街をぷらぷら回り適當に時間を潰し、ランの家へ帰る。手土産に屋臺で売っていたクレープに似た食べを買って帰る。
家に帰るとランが外で弓の練習をしていた。
「ただいま~、お土産買ってきた~」
「あ、おかえり~、どこ言ってたの?」
「センさんの所に行ってご飯食べて街を散歩してきた」
「ふーん……で、そのお土産は何?」
「名前はわからん。デザートみたいなものだよ」
「へー、私食べていいの?」
「おういいとも!」
「やったぁ~!」
そしてジンはお土産をランにわたし、家にるとそれをランが味しそうに食べ、完食した。
し落ち著いた頃、ジンは祭りの事をランに話どうしても、行きたいと土下座をした所渋々承諾してくれた。
ランに祭りの競技に出ることもその時相談したところ、100萬オーキという金額に腰を抜かしていた。100萬オーキあると豪邸が買えるらしい。ランはそのことも承諾してくれた。というよりランも參加すると目が燃えていた。
そして翌日ジンとランはダイコの元へ行き、準備を整えマッ町へ出発するのであった。
 
マッ町はレガン町ほど大きくはなく、人族以外の種族も祭りの時以外ほとんどいないらしい。レガン町がどれだけデカくて多くの種族が仲良く生活しているのかを改めて認識した。
マッ町までは歩いて一日半、馬で半日位の距離にある。ジンは修行も兼ねたいというとダイコがそれを承諾してくれ、徒歩で向かうことにした。
「そういえばダイコさんって職業なんですか?」
「私? 私は武闘家よ。レベルは121よ」
武闘家は、初級職業の格闘家から上級職業に昇格してなったものである。
「え!? まさかの上級冒険者!? まぁそりゃあ強そうに見える訳だ……」
「ちなみに言っておくけどセンも元は上級冒険者だったのよ? しかも私なんて足ほどにも及ばないくらい強かったらしいわ」
「え!? センさん怖い! これからはあの人の前では大人しくしておこう……」
「私は知っていましたよ! センから聞いたわ! 今あるお店は、冒険者時代に貯めたお金で建てたって言ってましたよ!」
「そうなのよ。めちゃくちゃ強かったのに冒険者をやめてなんで料理人になったのかはあまり教えてはくれないのよね……」
「まぁいろいろな過去があるんですよ。センさんにもあまりれてほしくないものはあると思うので……」
「そうね! この話はここで終わりにしましょう! ジンちゃんあんたいい男ね、私と今度お出かけしない?」
「お気持ちだけで結構です」
「なによ、釣れないわね……」
ダイコがジンをデートにさそった時、ランはし羨ましく思い妬ましく思ったが、ジンが斷ったことで機嫌が直る。今度私もってみようと心の中で決めるのだった。
そして二人はモンスターと闘いながらも、マッ町へ進んでいった。
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