《冒険者は最強職ですよ?》なんか勇者に嫌われたんですけど? 11
ジンは再び剣を持つ手に力をいれてセルノドを睨む。
セルノドは「今のはほんの小手調べだぞ?」といい微笑を浮かべる。
ジンは『今のが...!?本気だしたら一瞬でやられる...』と思いながらもセルノドを睨み続ける。
ジンはセルノドに懐にられるのはいけないと考え、次はジンから攻撃を仕掛けに行く。
ジンが力強く地面を蹴り、セルノドとの距離をつめる。
「ほう?」
セルノドはジンの速さに心する。
ジンも先程のセルノドに負けず劣らずのスピードで近寄る。
ジンは同じように首をめがけて木刀を振るうが、セルノドにガードされる。
「そう簡単にはいきませんか...」
「今のはし驚いたよ。面白い、これは俺も本気でやらなければなぁ...」
そう言うとセルノドはにオーラを纏う。
そのオーラにジンは圧倒され、額から汗が流れ落ちる。
「ここからは本當でいかせてもらう」
セルノドはジンへ向け殺気を放ち構える。
その殺気にジンは震いし、バックステップをして距離をとる。
『今のは...殺気ってやつか...あんな殺気を向けられたのは初めてだ。さすがは勇者か...やっぱり勝てないか...?』
ジンは一瞬、"勝てない"と考えてしまうがその考えをすぐに振り切る。
観客席には応援してくれるレベッカさん、ネイル、ラン、ダイコさん、マーシュさんがいるんだから、頑張らなきゃ!
と気持ちを切り替え構えをとる。
「ジン...君は本當に面白い...」
小さな聲で呟いてから、セルノドは地面を蹴る。
そのスピードは、ダイコとレベッカでも視認不可能なスピードだった。セルノドは「さっきの一撃は本當によかった...」と言いながらジンへ切りかかる。
誰も反応すること無く、決著が著く。
そうセルノドは思っていた。
だがジンは
ニヤリと微笑み、その突進に反応する。
その顔を見たセルノドは悪寒がし、攻撃をやめ後ろへ退く。
「...え?今何が起きたのかしら...?」
「私には勇者さんのきは見えませんでしたわ...でもジンは立っているわ...」
ダイコ、レベッカはそう呟く。ダイコとレベッカだけでは無かった。ランとマーシュ、他の勇者達とその執事、そしてセルノドも理解をしていなかった。
「おいおい...今のはどうやったのかい?」
「どうやったって...僕はただ"反撃"しようとしただけですよ?」
そういうとジンのからオーラが溢れ出る。それを見ていた闘技場の全員が驚愕して言葉を失う。
ジンはオーラを纏い「僕は勝ちたい。ただそれだけだ」といい構える。
この時のセルノドは初めて額から汗を垂らし、"こいつはまずい"と思った。
そのジンの姿は凜々しく、神々しく、見るものを従わせるかの様な姿だった。
「一つ聞いてもいいかい?」
「なんです?」
「君は...その姿に自分で理解をしているのかい?」
そうセルノドが問うとジンはし沈黙してから、答えた。
「もちろん...の奧底から力が溢れてきますよ...」
「面白い...実に面白い!ジン!君は俺をどこまでも楽しませてくれる!!!」
「そうですか。僕も早く闘いたくてたまりませんよ...」
セルノドを除いた勇者達とその執事、ダイコ達はジンに何が起こっているのかが全くわからずただジンを見つめる。
なぜあのジンがオーラを纏っているのか。それは誰も理解ができなかった。
「さぁ、再開しますか?」
「そうだなぁ!やるぞぉ!ジン!」
そう言うとジンがセルノドへ向けて突進をする。セルノドはガードするのが一杯で反撃ができない。セルノドは距離をとろうとするが「無駄です!」と言い、一瞬にしてジンが距離をつめる。
この攻防を観客席にいる誰もがついていく事ができず、何が起きているのかばかりを考えていた。
セルノドは防戦一方で劣勢の狀態が続き「...ック、強い...」といいガードをし続ける。
ジンは次々と攻撃を繰り出していく。
一撃一撃は重くなり、早くなり、鋭くなる。
セルノドはその度が上がっていくジンの攻撃に苦戦する。
『こいつ...どんどんレベルが上がっているのか!?これは本気でまずい...!クソっ!』
ジンが攻撃を続けていると突然セルノドがジンの目の前から消える。
「...!?何が...」
ジンは何故自分の前からセルノドが消えたのかわからず辺りを見回す。
セルノドはいつの間にか距離をとっており、膝に手を付いて息をしていた。
「セルノドさん、何をしたんです?」
「今まで魔法を使っていなかったんだけどね...そろそろキツくなってきたから強化魔法を使わして貰ったよ...」
「魔法!?そうか勇者は魔法も使えるのか...」
ジンが心しているとセルノドが突然質問をしてくる。
「ジン...君に何が起きているんだ?」
「..........」
「答えてはくれないのか!?」
「言うことは...できないんです...」
【書籍化/コミカライズ決定】婚約破棄された無表情令嬢が幸せになるまで〜勤務先の天然たらし騎士団長様がとろっとろに甘やかして溺愛してくるのですが!?〜
★書籍化★コミカライズ★決定しました! ありがとうございます! 「セリス、お前との婚約を破棄したい。その冷たい目に耐えられないんだ」 『絶対記憶能力』を持つセリスは昔から表情が乏しいせいで、美しいアイスブルーの瞳は冷たく見られがちだった。 そんな伯爵令嬢セリス・シュトラールは、ある日婚約者のギルバートに婚約の破棄を告げられる。挙句、義妹のアーチェスを新たな婚約者として迎え入れるという。 その結果、體裁が悪いからとセリスは実家の伯爵家を追い出され、第四騎士団──通稱『騎士団の墓場』の寄宿舎で下働きをすることになった。 第四騎士団は他の騎士団で問題を起こしたものの集まりで、その中でも騎士団長ジェド・ジルベスターは『冷酷殘忍』だと有名らしいのだが。 「私は自分の目で見たものしか信じませんわ」 ──セリスは偏見を持たない女性だった。 だというのに、ギルバートの思惑により、セリスは悪い噂を流されてしまう。しかし騎士団長のジェドも『自分の目で見たものしか信じない質』らしく……? そんな二人が惹かれ合うのは必然で、ジェドが天然たらしと世話好きを発動して、セリスを貓可愛がりするのが日常化し──。 「照れてるのか? 可愛い奴」「!?」 「ほら、あーんしてやるから口開けな」「……っ!?」 団員ともすぐに打ち明け、楽しい日々を過ごすセリス。時折記憶力が良過ぎることを指摘されながらも、數少ない特技だとあっけらかんに言うが、それは類稀なる才能だった。 一方で婚約破棄をしたギルバートのアーチェスへの態度は、どんどん冷たくなっていき……? 無表情だが心優しいセリスを、天然たらしの世話好きの騎士団長──ジェドがとろとろと甘やかしていく溺愛の物語である。 ◇◇◇ 短編は日間総合ランキング1位 連載版は日間総合ランキング3位 ありがとうございます! 短編版は六話の途中辺りまでになりますが、それまでも加筆がありますので、良ければ冒頭からお読みください。 ※爵位に関して作品獨自のものがあります。ご都合主義もありますのでゆるい気持ちでご覧ください。 ザマァありますが、基本は甘々だったりほのぼのです。 ★レーベル様や発売日に関しては開示許可がで次第ご報告させていただきます。
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