《冒険者は最強職ですよ?》冒険者は最強職ですよ? 5
「「ジン!」」
『貴様、今何をした!? なぜ生きている!?』
「なぜ生きている? 簡単じゃん。お前の攻撃を避けたんだよ」
『そ、そんなわけあるか! 確実に首を切斷したはず……』
「それは殘像だよ。お前でも俺のスピードに追いつけなかったってことだ」
『ありえん! ありえんぞぉぉ!!』
さらに高まるエンドの力。それに比例するようにじ、ジンの力も跳ね上がる。
「行くぞ」
地面を蹴るジン。それに反応してガードを作るエンド。そのガードの上から破壊的なまでの威力で毆打を繰り出す。
『ぬおっ!?』
エンドのガードは簡単に崩れ、二打目の攻撃を腹に食らう。
『うっ……このっ!!』
反撃するエンドの攻撃は、ジンの右頬に直撃。橫に飛ばされ、壁に激突する。
「まだだ」
すぐさま立ち上がり、エンドの背後に一瞬で移する。それにし反応が遅れるエンドは、距離を取るように振り返りながら移する。
ジンの攻撃は空振るも、すぐに攻撃手段を変更し、魔法を放とうとする。
それに対抗すべく、エンドも両手を前に突き出し、魔法を放つ。
お互いの魔法が中間の所でぶつかり、発する。
煙幕の中、お互い同じタイミングで地面を蹴り、魔法がぶつかった所で拳が合わさる。
それを見ているレッド達には、何が起こっているのかわからなかった。ジンとエンドのやり取りが速すぎて。
一度お互いに距離を取る。煙幕が晴れ、お互いが睨み合う時間が続く。
両者息一つさず、いつでも反応出來るよう構えている。
『貴様のような人間は初めてだ。この私と同等に戦えるとは……』
「そんな事はどうでもいい。俺はお前を止める。ただそれだけだ」
『貴様は、本當に人間なのか? ただの人間ごときがそこまでの力を何故持っている……』
「俺は、ある人に頼まれた。魔王を止めろと。だから、それを果たすべく今まで鍛錬してきた。その果がこれなんだ」
『果? 貴様らの最高レベルは三百。それより上はないのだぞ?』
「俺に、レベルなんてものは無い。そしてどこまでも長する。それが俺のユニークスキルだ」
『ありえん……噓も大概にしろ!!』
ジンの噓かとも思えるような発言に腹を立てたエンドは、後先考えず突っ込んでくる。
ジンは、それを立って待つのではなく、逆にこちらも突進をする。それに対応できなかったエンドは焦った表を見せる。
ジンの強烈な正拳突きは、エンドの顔面を捉える。その攻撃には、さすがのエンドでもかなりのダメージだ。
後方へ飛ばされ、壁に激突したエンドは、ゆらゆらと立ち上がる。
『貴様はつくづく俺を馬鹿にしたがるな……なら、もう最終手段と行こうか……』
「最終手段?」
『邪神転生』
そうエンドが呟くと、エンドからただならぬ殺気をじ取り、ジンは牢屋の前へと移する。皆を守るためだ。
「ジン、あれは何?」
「もしかしたら、ここが崩壊するかもしれない。だから……」
ジンは魔法で牢屋全にバリアを張り巡らす。
「ねぇ、ジン。まさか私達を置いてったりしないわよね?」
「俺はそんなことしねぇよレベッカさん。だけど、傷は負わせたくないから、バリアを張った」
真っ黒なオーラを、コートを著るかのように纏うエンド。バチバチと黒い稲妻を纏い、眼球が黒く染まる。
「もし、ここが崩壊しても、この牢屋だけは守られる。だから、側からなら簡単に出られる。その時はすぐに逃げろよ?」
「あなたは? ジンはここが崩れたらどうするのよ……」
「俺は頑丈だから、死にやしねーよ!」
そうこう話していると、エンドの様子がし変わる。
『我をこのに転生させたか……いい判斷だ。しっかり、貴様の行なってきたことを我がし遂げようぞ』
『ジン、あれは邪神の中でも過去最強と謳われた神。その名をハデス……』
「ハデス……」
『貴様か。魔王をここまで追い詰めたのは。面白い。相手になってやろう』
「今、俺お前に負ける気しねぇわ」
『ほう? ならかかってきなさ……』
突然鳴り響く轟音。牢屋にいた皆は耳を抑え、何が起こったのかジンの方を見る。だが、ジンがいた様子はない。ただ、先ほどとひとつ違うの、魔王に転生した邪神が、そこに居なかったことだ。
「何が……起きたの?」
すると、玉座のあった背後の壁に、巨大なが空いているのが見える。
「あ? 何が起きたのかって? 俺がハデスをぶん毆ったら、どっか飛んでった」
乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル 【書籍化&コミカライズ】
【TOブックス様より第4巻発売中】【コミカライズ2巻9月発売】 【本編全260話――完結しました】【番外編連載】 ――これは乙女ゲームというシナリオを歪ませる物語です―― 孤児の少女アーリシアは、自分の身體を奪って“ヒロイン”に成り代わろうとする女に襲われ、その時に得た斷片的な知識から、この世界が『剣と魔法の世界』の『乙女ゲーム』の舞臺であることを知る。 得られた知識で真実を知った幼いアーリシアは、乙女ゲームを『くだらない』と切り捨て、“ヒロイン”の運命から逃れるために孤児院を逃げ出した。 自分の命を狙う悪役令嬢。現れる偽のヒロイン。アーリシアは生き抜くために得られた斷片的な知識を基に自己を鍛え上げ、盜賊ギルドや暗殺者ギルドからも恐れられる『最強の暗殺者』へと成長していく。 ※Q:チートはありますか? ※A:主人公にチートはありません。ある意味知識チートとも言えますが、一般的な戦闘能力を駆使して戦います。戦闘に手段は問いません。 ※Q:戀愛要素はありますか? ※A:多少の戀愛要素はございます。攻略対象と関わることもありますが、相手は彼らとは限りません。 ※Q:サバイバルでほのぼの要素はありますか? ※A:人跡未踏の地を開拓して生活向上のようなものではなく、生き殘りの意味でのサバイバルです。かなり殺伐としています。 ※注:主人公の倫理観はかなり薄めです。
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