《ガチャって召喚士!~神引きからはじめる異世界ハーレム紀行~》第二十四話 二人きりの部屋
 のまま殘された俺は、凍えるほど冷えた部屋の中で震いする。
「くそっ! 何も俺の服まで持っていくことはないじゃないか。……なにか著るものはないか」
俺は部屋を見渡すと、犬やウサギのぬいぐるみ、ひよこをモチーフにしたマスコット人形などのかわいらしいものばかりが目に映る。
「ここはアリサの部屋……だよな? あいつ、ああ見えて結構ファンシーなものが好きなんだな」
そういえば水著を選ぶときもかわいらしいのを選んでたな。今度何かプレゼントするときの參考にしよう。……と、今はそんなことを考えている狀況じゃなかった。
今なら簡単に逃げることはできるだろう。しかし、そんなことをしたらまたアリサの両親の怒りを買ってしまうのは間違いない。……殘念ながら、ここは待つしか方法はなさそうだ。
しばらくの間部屋で待っていると、ノックの音が聞こえてくる。――やっと來たか。
「プリンセスのご登場よ!」
アリサの母親に手を引かれて、シースルーのネグリジェ姿でアリサが部屋の中へとってくる。うっすらと見える彼の下著は扇的で、俺の視線は釘付けにされてしまう。
「それじゃあ後はお二人で、ゆっくりと楽しんでねー!」
アリサの母親は笑顔で俺たちにウインクすると、ドアを閉めて部屋を出て行った。……よかった、下手したらずっと監視されるのではないかと思っていただけに、この狀況はありがたい。
「……あんた、なんて格好してるのよ」
パンツ一枚の俺の姿を見てアリサは言った。
「……それはお互い様だろ」
アリサはほとんど下著姿の自分の姿を思い出したのか。顔を赤くして下を向いてしまう。
「…………」
気まずい沈黙が俺たちを包む。
「あんた、まさか本気でする気じゃ……ないわよね?」
アリサが重い口を開き、俺に言った。
「…………」
俺はアリサを無言で見つめ、二人の視線が重なり合った。
「……う、噓でしょ!? あんたがいくら馬鹿でデリカシーもなくて変態だからって、さすがにないわよね!?」
俺がアリサのほうに一歩ずつ近づくと、アリサはたじろいで部屋のり口のドアに向かって後ずさりする。
「ユ、ユート!? どうしちゃったのよ、ねえ! なんとかいいなさいよ!」
アリサは顔を真っ赤にしてドアにもたれ掛かる。俺は左手をアリサの肩に添えると、顔をゆっくりと近づけた。
「――っ!? ――!?」
アリサは慌ててぎゅっと目を閉じる。
 「――なーんてなっ」
俺はアリサのおでこにデコピンをした。……以前ローザにやられたときとは逆に、俺が仕掛ける側をやってみたわけだが、意外な反応が見れて面白いな。
「あ・ん・た・ね~!!」
アリサは両手のこぶしを握りしめて怒りをこらえている。
「一瞬ドキッとしちゃったわたしが馬鹿みたいじゃない! ほんっと最低ね!! 最低よ!!」
アリサはそう言うと、後ろをぷいっと向いてしまった。……さすがに怒らせてしまったか。
「わるいわるい、冗談にしてはやりすぎだったな。謝るってば、許してよ」
おれはすまないと手でポーズを取りながら言う。
「……とりあえず、なんか服著なさいよ」
アリサは低いトーンで俺に言った。
「それがさ、俺の服をお前の母ちゃんに持っていかれちゃったんだよな」
アリサは無言で部屋の隅にあるチェストのふたを開け、ローブを取り出して俺に渡した。
「はい、それならあんたでも著れるでしょ?」
俺は渡されたローブに袖を通した。
「ありがとう。し小さいけど問題なさそうだ。……それで、これからどうする?」
俺はまじめな表でアリサに聞いてみた。
「……わたしはシルヴィアの部屋に行って寢るわ。あんたはわたしのベットを使っていいから。あと、くれぐれも部屋のものにはらないでよね!」
「大丈夫大丈夫、俺だってそこまでデリカシーないわけじゃないから安心しろよ……」
「ふんっ、どーだか」
アリサはそう言って部屋のドアノブに手をかけたかと思うと、
「――あ、あれっ!? ちょっとユート手伝って! ドアが開かないの!」
俺に助けを求めてきた。
「ちょっと貸してみろ。よっ! ――だめだ、このじだとドアの向こうに何か置いてあるな」
その時、俺はドアの隙間に紙が挾まっているのを見つけた。
「……なんだろ、これ?」
紙を広げてみると文字が書かれていた。
”あなたたちがもっと仲良くなれるように、ドアの向こうは雪でふさいでおきました。男の子との子を一人ずつ作ってくれるとうれしいな。 パパ・ママより”
「――なっ!?」
俺とアリサは、はっと顔を見合わせた。
「あのバカ親めーーー!!」
アリサは憤りを隠さずに大聲を上げる。
「ユート! オーディンでり口をぶち破って頂戴!」
「いや、オーディンは鶏を追いかけるときに使っちゃったんだけど……」
「じゃあ、イフリートで雪をドアごと燃やしていいわよ!!」
「いや、それはさすがにやばいだろ……。火事になるぞ」
アリサは冷靜さを失っているようだ。まあ男と二人で室の中に取り殘されたらそうなるよな。
「……とりあえず落ち著こうぜ。俺は床に寢て、お前はベットに寢る。そうすれば何も起きる事はない。――な? 解決だろ?」
俺だって男だし、同じ部屋にの子がいる狀況で手を出さない自信があるわけじゃない。――でも寢る場所さえ分ければ、なんとか理を保つことくらいはできるはずだ。
「わかったわよ……」
アリサは納得してくれたようで、ベッドにり就寢の準備を始めた。
「それじゃ、明かりを消すわよ」
「ああ、頼む」
アリサがランプにともった火を消すと、部屋は夜の闇に包まれた。
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