《異世界転生の特典は言語理解EXでした〜本を読むだけで魔法習得できるチートスキルだった件〜》第十七話「宴をした」
ルーシェに地下を案してもらった。思っていた以上に広くて、この地下でたくさんのエルフが生活していることが分かった。ルーシェは王族だというのに、ここに住んでるエルフ皆から好かれている。彼の持つ不思議な力なのかもしれない。
地下の階段を降りた最初に出た広い空間。そこには長い機がおいてあり皆が食事をする場所になっている。キッチンが隣の部屋にあり、そこから料理が続々と出てくる。ここにいるエルフの數は300人ぐらいいる。その全てを満足させるような量の料理が機の上に並べられていく。料理の種類も様々でおいしそうだ。
キッチンからエプロン姿のアギールが姿を現した。その姿がシュールで俺は思わず笑ってしまった。俺が笑うとアギールは自分の料理の上手さをアピールしてきた。なんでも冒険者時代からよく自分で料理をしていたとのことで中々の腕らしい。まぁ、実際味かったのだが。
料理が機の上に並べ終わった。大人たちのためにお酒も用意してある。ビール、赤ワイン、純米酒と3種類の酒が用意されている。俺もアギールは、皆が見えるところに立ち挨拶を始める。
「今日は、豪勢な料理を作った。ここに無事帰ってきたルーシェやミカエラを祝うためでもあり、俺達に協力してくれるアレンを歓迎するためでもある。明後日には、城に乗り込む。最後の宴になるかもしれない。だが、そんなことは今は考えず思い思いに楽しんでくれ。宴の始まりだ!」
「「「乾杯!!」」」
アギールの挨拶が終わり、皆ご飯を食べ始める。ここにいる人全員が楽しそうに笑顔で食事をしていた。ルーシェやミカエラもよく笑っている。アギールに至っては、酒を飲んで上機嫌だった。アギールは俺に近づいてきて肩に手を回してくる。
「アレン、お前も飲め飲め!あんだけ強いなら酒も強いだろぉ?」
「お前もう酔ってんじゃねぇかよ。まぁ、酒は強いから付き合ってやるよ」
この男、既に出來上がっていた。酒くせえ。酔っ払いの対応程めんどくさいものはない。しかし、俺も酒を飲みたい気分だったので付き合ってやることにした。機の上にあったビールを一気飲みする。やっぱり一杯目はビールだな。味い。
「私も飲んでみてもいいですか?」
俺とアギールが飲んでいると、ルーシェがやってきた。酒を飲みたいらしい。承諾を得ずとも飲めばいいのにな。まぁ、律儀なルーシェらしいと言えばルーシェらしいが。
「おう!飲め飲め!って、ルーシェはまだ酒飲んだことなかったんだっけ?」
「はい、まだ14歳なので・・・・・・」
「よし、じゃあアレン!ルーシェにおすすめの酒を教えてやれ!」
驚いた。ルーシェはまだ14歳だったのか。エルフだから凄い年齢なのかと思っていたらまさかの同年代。てか、14歳であのかよ。発育良すぎじゃないだろうか。
「アレン様、おすすめのお酒はありますか?」
おすすめの酒か。ビール、純米酒、ワインの中でアルコール度數が一番低いのはビールだ。酒なんて最初はまずいもんなんだし、アルコール度數の低いビールでいいんじゃないかと思う。しかし、ルーシェのイメージ的に合う酒はビールなんかよりワインじゃないだろうか。ワインを飲んでる方が上品に見えるのは間違いないだろう。一応、王様なんだし。
「ワインとか飲んでみたらどうだ?」
「お、いいねー。ワイン飲んでるルーシェは絵になりそうだ。ほら、これがワインだ」
「分かりました。じゃあワインを飲もうと思います。えいっ!」
ルーシェは機の上に置かれているワイングラスに注がれているワインを一気に飲み干した。うーん、なんか悪い予がするのは気のせいだろうか。ルーシェの顔は次第に赤くなっていく。
「お酒っておいしいですねぇ~。・・・・・・おかわりお願いします~」
「おい、ルーシェ。お前酔ってるだろ、それぐらいにしとけ」
「うるさいですね~。酔ってないれすよ~。ちょっとクラクラするだけで普通に頭回ってますよ?」
ダメだ。完全に酔ってる。これ以上飲ませるのはまずいんじゃないだろうか。俺の橫にいるアギールは、笑いながらルーシェに酒を進める。
「いい飲みっぷりだルーシェ!ほら、次はビールだ」
「ありがとうございます~。・・・・・・ゴクゴク。んっ~おいしい!!」
「ハハハ、ルーシェは酒に強いなぁ!!」
馬鹿野郎!!!こんな奴に酒を進めるんじゃない!!あと、どう考えても酒に弱いだろ!!!ルーシェのふらつかせているが俺に寄って來る。ルーシェの満なアレが俺のにれる。ああ・・・・・・らかい。じゃなくて、こいつは何やってるんだ。
「アレン様ってしい顔をしてますけど、かっこいいですよね・・・・・・」
「何言ってるんだルーシェ。完全に酔ってるぞ」
「酔ってないれすぅ!!真剣に言ってるんですよぉ!!」
「はぁ・・・・・・」
こういった會話がこの後、ルーシェとアギールが酔いつぶれるまで続いた。
そんなこんなで楽しい夕食の時間は終わりを告げる。
俺と別行をしていたティルを見ると既に皆の人気者になっていた。子供から大人みんなに可がられていて、ご飯をいっぱい與えられた。夕食が終わる頃には、文字通りお腹が膨れていた。機の上でお腹を上にして寢ていてとても可らしい。もうしこのまま寢かせておいてやろう。
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