《これって?ゲーム?異世界?》第9章 第290話 『罠の跡』(2)
第9章 男冒険者のロマン、地下迷宮ダンジョン
第290話 『罠の跡』(2)
前回のあらすじ。
地下迷宮ダンジョン探索の依頼を領。
下見に『罠の跡』にロンと來た。
「S?」 「本當に?」 「二人とも?」
「急ごうか?」
下に行こうとすると、止められた。
「ちょっ ちょっと待って」
「こんなこと、Sランクの冒険者にお願いするのは変なんだけど…。私たち、屬魔法が使えないの、松明も持ってないの…、松明持ってない…わよね?」
僕の燈りライトを見上げる。
暗くて上に行けないと言うことです。
僕は、魔石()を短い杖に埋め込んだロッドをポーチから出す。
「貸しますから、後で返して下さいね」
の魔石は魔素が存在する場所なら、魔力無しでも回りを明るく照す。地下迷宮ダンジョンには魔素が満ちている。
僕らは、下への階段に向かい走り出した。
「なっ! どこに持ってたんだ?」
「こ これ、魔石()よね?」高価だと知っている。
「名前…聞かれなかったし、聞かなかったけど…」
「明るかったね」「うん、明るすぎ」
「Sランクって、凄いな…」
「うん」「凄すぎ」
3人は、薄暗くなった地下迷宮ダンジョンをロッドを手に出口に向かって、歩きだした。
『ナビレーダー(ショウリバージョン)』は、罠の位置が解る。
罠を避け、魔を無視し、下の階段を目指す。
4層への階段を下り、最短コースで戦闘している冒険者の元へ急ぐ。
彼らは出口が解らなくなっていたのか、逃がした冒険者から、魔を遠ざける為なのか、上への階段から離れるように魔を蹴散らしていた。
霧散していない…融合復活の件があるから、魔法で跡形もなく消していく。
素材のことを言われたら弁償しよう。
冒険者4人、魔の群れ、仲間を呼ぶ狼『コールウルフ』です。 その呼ばれた『コールウルフ』が、また仲間を呼ぶ…地下迷宮ダンジョンのどこから來るのか?
個レベル…戦闘能力は、余り高くはないが、厄介な魔。
「大丈夫ですか?」
僕のライトの魔法で回りが晝間の様に明るくなった。
「なんだ? この明るさは?」
「ガキか? うりゃっ」ドン
「今、助けてやれんぞ。 はっ」バスッ
「くそ、減らん」ザクッ
男3人?、?1人のパーティー。
オーラでは、だったんですが、見た目は男、服裝も似ている、聲も男の聲、
『ウーウォーウォー』仲間を呼んだ
ドタドタ ドタドタ ドタドタ
ドタドタ ドタドタ ドタドタ
ドタドタ ドタドタ ドタドタ
18匹増えた
「…「なんですとぉー!」…」同調シンクロした
僕とロンも囲まれた。
「そっちは、自分で何とかしろよ」ザクッ
「こっちは手いっぱいだ。」グサッ
「ご心配無く、『お手』『伏せ』」
僕とロンを囲む『コールウルフ』(の1頭)が、僕にお手をする。 殘りが、伏せた。
「…「なんですとぉー!(ウォー!)」…」(パーティーを囲むコールウルフ達も)同調シンクロした
お手をしてきたコールウルフをカード化した。 ボン 手の中に、コールウルフのカードが現れた。
それは、パーティーからは、見えていなかった。
伏せをしたコールウルフ11に『眠りの香りソウメルパフューム』で寢てもらい(強めにかけて仮死狀態)
不可視の檻にれ、隣の部屋ナスタルームへ送る。
僕らの回りの12(1枚カード化)が消えた。
「な! 何をした?」 ブスッ
「お前ら、何者だ?」 ザクッ
「くそ、減らん」 ドスッ
「仲間を呼ばれる前に倒せ!」 ドン
コールウルフ殘り、4
この4人、魔法を使える方が居ないようです、長剣、槍、大剣(?)、斧。
彼らは、弱くはないようです、確実に急所を攻めて、戦闘不能にしている。
「1枚をカード化して、殘りを生け捕りにしました。」
聞かれたので、説明してあげた。
「流石、主あるじです。」
まだ、ロンは何もしてません。(回復しただけ)
「「「「『強化』」」」」
ドス グサッ バスッ ドン
殘り、4を同時に仕留めた。
「終わった…ちょっと多かったな」
長剣を鞘にしまう。
「もう ダメだ。はぁ」
座り込む
「あんたら、何者?」
大剣を背中に背負う
「休憩、休憩」
斧を背中に背負う
「まだです」
留目を差したコールウルフが融合復活し始めた。
【神眼】『コールウルフキング』
「『コールウルフキング』です」
「何だ!」鞘から長剣を抜く
「おいおい」 立ち上がる。
「どうなってるだ?」大剣を構える
「『コールウルフキング』?」斧を構える
「ウーウォーウォー!」
地下迷宮ダンジョンにコールが響く
ドタドタ ドタドタ ドタドタ
ドタドタ ドタドタ ドタドタ
ドタドタ ドタドタ ドタドタ
: : : :
ドタドタ ドタドタ ドタドタ
ドタドタ ドタドタ ドタドタ
ドタドタ ドタドタ ドタドタ
100匹が集まってきた。
「もう ダメかな、俺達」
「『伏せ』『眠りの香りソウメルパフューム』」
不可視の檻、隣の部屋ナスタルームへ転移。
100が消えた。
「…「なんですとぉー!(ウォー)」…」コールウルフキングも同調シンクロした
「『お手』」
コールウルフキングがお手をする。
「…「なんですとぉー!」…」同調シンクロした
「カードモンスターになりなさい」
「オン」 ボン カード化した
「…「なんですとぉー!」…」同調シンクロした
「流石、主あるじです。」
「戻ろうか、ロン」
帰ろうとすると、こうなりますよね
「待て、お前らは何者だ?」
「カードモンスターを使って俺達に何をした?」
「はい? 僕は、今 『コールウルフ』と『コールウルフキング』を初めて遭遇して、しくなったから、カード化しただけですよ」
カード化の確率は、冒険者なら解る。
しいからって出來るものではない。
ましてや、コールウルフキングだ、常識的に0に近い確率だ。
「見ない顔だね、名前は?」
4人は、まだ剣を構えている。
「僕は、ショウリ、彼はロン。僕のクラブメンバーです。 今日、マルチアーノに著きました。カルタ帝國の冒険者です。」
「カルタ帝國の冒険者? ショウリ?ロン?」
「ここで、何してる?」
「ギルドマスターインセクトさんから、依頼をけて、調査のための下見です。」
「はぁ? ギルマスからの依頼?」
「何故、カルタ帝國の冒険者なんかに」
「そんなことより、もうすぐお晝です、戻りませんか?」
「はぁ? ここは、4層だぞ。今から戻っても2時間はかかるぞ」
「僕、転移使えますから」
り口に転移した
「…「なんですとぉー!」…」同調シンクロした
門の警備も驚いた。
途中助けた冒険者達はまだ出てきていなかったので、ロッドは、冒険者ギルドに預けてくれれば良いと伝えてもらうことにした。
僕とロンはキャッスルに転移。
お晝の席で、コールウルフの融合復活の件を話す。
ゼロックスさん、ホーンさん、エルさんが、ギルドに報告メールした。
殘り1710日(3月21日)
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