《Re:legend》515:ヴァンパイアの王

「キング、先程捕らえた者たちはいかがいたしましょう?」

ヴァンパイアロードの中心に位置する城の中、玉座に座るヴァンパイアの王に上級ヴァンパイアが尋ねる。

「種族は?」

「人間の雄が1匹、雌が1匹、雌のエルフが1匹、雌のダンピールが1匹でございます」

「ほう、ダンピールか…そやつを悪魔への生贄にしよう」

「かしこまりました。他の者はいかがいたしますか?」

「雌は今すぐここに連れて來い、儂の遊び相手になってもらった後にを全ていただこう。雄は貴様の好きなようにするがいい」

「かしこまりました。あと、新たに侵した者たちはいかがいたしますか?」

「ほう、他にも侵した者がいたか、なるほど面白い、久しぶりに狩を楽しむとするか…今から儂は狩に出る。その間に雌をここに運んでおけ」

ヴァンパイアの王はそう言いながら玉座から立ち上がり玉座の真上に飾られていた剣を手に取る。

「ごゆっくりとお楽しみください」

上級ヴァンパイアはそう言いながらヴァンパイアの王に王の証であるマントを著せ、冠を渡す。上級ヴァンパイアからマントと冠をけ取ったヴァンパイアの王は剣を軽く振りを確かめる。

「今日は調子が良いな…すぐに戻るからしっかりと準備しておけ」

ヴァンパイアの王はそう言いながら城の窓から飛び降りて侵者、エリカたちを捕らえに向かった。

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