《Re:legend》516:出
「誰か來る…」
牢屋の中にいた僕は階段を下りてくる音を聞きフランとアミちゃんを起こす。
「そこの人間の雌とエルフの雌、こっちに來い」
牢屋の前に現れた上級ヴァンパイアがそう言いながらアミちゃんとフランの鎖を引っ張る。
「痛い…引っ張らないで…」
「リュウさん…助けて…」
「フランとアミちゃんをどうするつもりだ?」
「ん、わからないけどたぶんキングの夜のおもちゃにされてキングの好みのになったらを全部吸われると思うぜ」
「そっか…」
出來るだけここで暴れたくなかったけどフランとアミちゃんを危険な目に合わせるわけにはいかない…
「レグルス、頼む」
僕はをレグルスに明け渡す。
「ふう、なるほどね。魔法封じの鎖か…悪いが強の前では役に立たぬ」
レグルスはそう言いながらあっさりと魔法封じの鎖を引きちぎった。
「ほらよ、あとはお前で十分だろ」
「ああ。ありがとなレグルス」
僕は覚醒狀態になり上級ヴァンパイアからフランとアミちゃんを取り戻す。
「2人とも大丈夫?」
「ええ、大丈夫です」
「怖かったです」
フランとアミちゃんが涙目で僕に抱きついて言う。僕の大切なお嫁さんを泣かせてくれたんだしそれ相応のことをしてあげないとね。
「たしか昔読んだ本にヴァンパイアは火が苦手って書いてあったな」
「え…」
上級ヴァンパイアは慌てて逃げ出そうとする。
「炎龍の咆哮」
僕が放った炎龍は上級ヴァンパイアをあっさりとはるかかなたへぶっ飛ばした。死んでないなあれ、しぶとい…
「とりあえずみんなの鎖の鍵を探さないとね…みんな、絶対に逸れちゃダメだよ」
「リュウさんに抱きついているから離れられませんよ」
アミちゃんが笑顔で僕に言う。現在僕は左腕をアミちゃん、右腕をフランに抱きつかれている。歩きにくいです…
ソラミちゃんがやれやれと言った表で僕のすぐ側を歩きながら城の中を進む。
- 連載中392 章
【本編完結済】 拝啓勇者様。幼女に転生したので、もう國には戻れません! ~伝説の魔女は二度目の人生でも最強でした~ 【書籍発売中&コミカライズ企畫進行中】
【本編完結済】 2022年4月5日 ぶんか社BKブックスより書籍第1巻が発売になりました。続けて第2巻も9月5日に発売予定です。 また、コミカライズ企畫も進行中。 これもひとえに皆様の応援のおかげです。本當にありがとうございました。 低身長金髪ロリ魔女が暴れまくる成り上がりの物語。 元チート級魔女の生き殘りを賭けた戦いの記録。 212歳の最強魔女アニエスは、魔王討伐の最終決戦で深手を負って死にかける。 仲間を逃がすために自ら犠牲になったアニエスは転生魔法によって生き返りを図るが、なぜか転生先は三歳の幼女だった!? これまで魔法と王國のためだけに己の人生を捧げて來た、元最強魔女が歩む第二の人生とは。 見た目は幼女、中身は212歳。 ロリババアな魔女をめぐる様々な出來事と策略、陰謀、そして周囲の人間たちの思惑を描いていきます。 第一部「幼女期編」完結しました。 150話までお付き合いいただき、ありがとうございました。 第二部「少女期編」始まりました。 低身長童顔ロリ細身巨乳金髪ドリル縦ロールにクラスチェンジした、老害リタの橫暴ぶりを引き続きお楽しみください。 2021年9月28日 特集ページ「今日の一冊」に掲載されました。 書籍化&コミカライズ決まりました。 これもひとえに皆様の応援のおかげです。ありがとうございました。 2022年2月17日 書籍化に伴いまして、タイトルを変更しました。 舊タイトルは「ロリババアと愉快な仲間たち ――転生したら幼女だった!? 老害ロリ魔女無雙で生き殘る!! ぬぉー!!」です。 2022年2月23日 本編完結しました。 長らくのお付き合いに感謝いたします。ありがとうございました。 900萬PVありがとうございました。こうして書き続けられるのも、読者の皆様のおかげです。 この作品は「カクヨム」「ハーメルン」にも投稿しています。 ※本作品は「黒井ちくわ」の著作物であり、無斷転載、複製、改変等は禁止します。
8 112 - 連載中603 章
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