《Re:legend》521:裏切り

「キング、今の狀況を手短に教えてください」

ヴァンパイアの王、キングと合流した僕はキングに尋ねる。

「敵は1名、だがかなりの手練れだ。『死霊』の使い手と名乗っていたな…その名の通り死者を召喚し自由にるようだ」

「なるほど、厄介ですね。とりあえず『死霊』を使う奴を倒さないといけませんね。敵はどこにいるかわかりますか?」

「それが、わかっていたらすでに戦いが終わっとる。わからないから必死に探しておるのだ」

「なるほど、エル、敵の居場所を特定してくれ」

「わかりました」

僕の鞄にっていたエルが勢いよく飛び出して魔法を発させる。

霊か?」

「はい。僕の契約霊のエルです。人探しや探しを得意とする霊です」

「なるほど、打って付けな霊だな」

「敵はどうやら城の中にいるみたいです」

エルの言葉を聞きキングが苛立ちをわにする。

「なるほどなるほど、こちらが探しているのを気にしてわざわざ城までご足労してくださったのか、有り難いな…」

そう皮気味に言いキングは城に向かって走り出す。

「さて、じゃあ僕も城に向かうか…」

僕はドリフトを使いキングよりも先に城に到著した。城の謁見の間、そこに堂々と聳え立つ玉座に『死霊』は腰掛けていた。

「さて、どういうことか教えてもらってもいいかな?」

謁見の間に到著した僕は驚きながら玉座に座る人に尋ねる。

「ソラミちゃん、裏切りとかだったら容赦なく殺すよ」

僕は震える手を強く握り玉座に座る人に言い放った。

玉座に座るソラミちゃんから返事はない。僕はバンクカードからエリュシオンを取り出して覚醒狀態になる。

「黙するなら悪いけど拘束させてもらう」

僕はそう言いながらソラミちゃんに向かって行った。

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