《Re:legend》527:失蹤

「さーて、じゃあ行くわよ」

フレイムが攻撃を開始した直後、エリカとアクアが巨大都市エルミスに突する。

「たしかエルミスの出り口はここだけでしたよね?ならここは私が塞いでおきます」

「わかりました。ソフィラさんお願いします」

僕は巨大都市エルミスの出り口をソフィラさんに任せてエルミス部にり込む。

「じゃあアミちゃんとサラちゃんはあっちの方を頼む」

「「了解」」

僕の指示をけてアミちゃんとサラちゃんは東に向かって行く。

「フランは僕と一緒に……あれ、フランは……」

フランがいつの間にか居なくなっていた。さっきまで確かにそこにいたはずなのに…

「エル、フランを探してくれ」

「もうやってます。もうし待ってください」

僕が指示を出すよりも先にエルは魔法を発させてフランの居場所を探していた。

「え…噓……」

「どうした?」

震えながら魔法を解除したエルが真っ青な表で僕に告げる。

「フランさんの反応が世界中どこにも存在しません…」

エルの魔法に反応がない、つまりフランはこの世界に存在しない。考えられる可能は2つ…

1つは別の世界に飛ばされた。

もう1つは…フランはすでに………

僕に別の世界に移する手段はない、どちらにせよフランは助けられない。

「リュウさん、リュウさん、大丈夫ですか?気をしっかりしてください」

エルが心配そうに僕に聲をかけるがエルの聲も震えていた。

「くそ…」

つい先日、ヒナちゃんに言ったばかりなのに…みんなは必ず僕が守るって伝えたばかりなのに…なのに僕はすぐ近くにいた大切な人すら守れない。僕は自分の無力さを思い知った。しでも自分の力に傲慢になっていた自分が憎い……

「リュウさん、とりあえず落ち著いてください」

フェアリーが僕に聲をかける。

「もしフランさんが別世界に飛ばされていた場合フランさんを別世界に飛ばしたきっかけは必ずこのエルミスにあるはずです。フランさんを助けたければ一刻も早くエルミスを陥落させなければなりません。だから急ぎましょう」

フェアリーの聲を聞きかなり落ち著いた。フェアリーの言うことはもっともだ。フランを助ける為に早くエルミスを陥落させなければ…

僕の中に焦りが生じた瞬間だった…

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