「フラン！よかった…無事だった…」

巨大都市エルミスに戻ってすぐにリュウさんが私の元へやって來た。どうやらかなり心配させてしまったらしい。

「リュウさんごめんなさい。心配をおかけしました」

「気にしなくていいよ。とりあえず無事で良かったよ」

リュウさんは私を見てとてもホッとしたような表をしていた。

「フランさん、もしかして…」

「そのもしかして、よ…」

リュウさんの側にいたフェアリーにそう答え私はさっそく霊を呼び出す。ポチャとメロウ、そして水の霊神ウェルディーネ

「はじめまして、フラン。これからよろしくね」

「ええ、こちらこそよろしくお願いします」

私は小さな小さな可らしい水の霊を手のひらの上に置き覚醒狀態になる。力がみなぎる。今までより巨大な力を私は手にしたという覚を覚えた。

「霊神モード…なのか？」

水の霊神モードになった私を見てリュウさんが驚きの聲を上げる。

「ウェルディーネ、後で話がある」

「わかってます。ですが、今は戦いを優先させてください」

「ああ、わかっているよ」

真剣な表でクロノスとウェルディーネは言葉をわす。クロノスだけではなくフェアリーとフレアもピリピリしたじだった。

「リュウさん、私、ようやくリュウさんと同じ場所で戦えます。見ててください。これからはリュウさんに守られるのではなくリュウさんと共に戦いますから…」

「フラン…ありがとう…」

リュウさんは本當に嬉しそうにそう言ってくれた。

「ウェルディーネ、メロウ、ポチャ、やるわよ！」

私は霊たちに聲をかけて神ヘリオブライトを手に取る。

「あれは…」

「神ですね…槍の神、ヘリオブライト…フランさん、どこであの神を…」

僕とフェアリーが言葉をえている間、フランの魔力は上昇を続けていた。

「リュウさん、この力を試したいです。巨大都市エルミスの制圧は私に任せていただけませんか？」

フランの魔力をじた僕はその魔力の膨大さに恐怖を覚えた。それはみんなも同じだったようで周囲にはいつのまにかみんなが集まっていた。

「わかった。頼むよフラン」

僕はフランに巨大都市エルミス制圧を任せてみんなとともに巨大都市エルミスのり口に戻った。