《現代知識で異世界無雙したかったよ……》転生者ジャンヌと転生者アスカ

「ジャンヌよ、お前に客が來ているぞ」

珍しいな、ディーノじゃなくてファントムなんだ。

「ディーノは朝から食材の買い出しに行ったぞ」

ディーノ、執事っぽい服だなーって思ってたけど実際に執事っぽいことしてるのね。

「そんなことはどうでもいい。客だ客」

エリックさんじゃなくて俺に客ってのが嫌な予しかしない。

「私が行って追い返しましょうか?お姉様」

「いや、私が行くよ。大切なお客様だったら大変だしね」

にしても、誰だろうな?貴族だったらアルデバラン家の方に行くだろうし、弟子り希だったらエリックさんの所に直接行くだろうしな。

と考えながら、客間に到著。ドアを開ける。

「よぉ、お前がジャンヌか」

と青髪のチャラい男は言って、俺の顎に手を當てクイッとしてきた。

「…あ」

ええええ!なんでこいついきなりアゴクイぃ!?

「私のお姉様に気安くれるなぁぁああ!!」

男はメリルの放った拳によって一瞬で俺の視界からフェードアウト。

そして壁に激突する。

「グハァッ!……なかなか…いい…パンチだ……」

男はそのまま気絶した。

……

………

…………

「と言うわけで、俺の名前はアスカ・アオギリ。この名前を聞けば俺の正は分かるだろう。2人きりで話がしたい。いいか?」

こいつ、俺と同じ転生者か……

話はしたいけど…2人きりになるのは危険か?

人を殺すだけのパワーはないとはいえメリルの全力パンチを顔面にけて30秒くらいで気絶から復帰したやつだからな…

戦闘になったら危険かもしれない

「お姉様が貴方と2人きりで話すわけないでしょう。早くお帰りになって」

「待ってメリル、この人は私と同じ故郷の人なの」

戦闘になったら危険だとは思うが、もし殺す気なら魔法の達人であるエリックさんの屋敷にこんな朝から來るわけがない

というみにかけて、話をしよう。同郷だからな。

「ごめんねメリル、大切な話があるの。ファントムと一緒に訓練場で待ってて」

「…………お姉様、お気をつけて」

ふぅ、メリルが早めに退室してくれてよかった。もうちょっとぐずると思ったんだけど

「これで2人きりだ。分かってるように俺はお前と同じ転生者だ。俺の要求を単刀直に言おう」

要求だと?

「俺と……決闘してくれ」

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