《現代知識で異世界無雙したかったよ……》朝起きるのが辛すぎてそれを思うと夜も憂鬱になる負の連鎖

「起きろ、ご主人。朝飯の時間だ」

いつも言うけど、まだ6時だよ…あと5分だけ寢かせてくれ……

「ダメだ。もうみんな起きてるぞ、早く食べてもらわないといつまでも片付けられないからな」

ディーノはもう執事っていうより母親だよな

「誰が母親だ」

やむ得ず起床して、リビングに向かう。

「おはようございます!お姉様!」

「おはようジャンヌ。寢癖がひどいぞ」

「ようやく起きたかのジャンヌ」

「おはようございます…あふぁ〜」

メリル、アスカ、エリックさん、みんな朝に強いんだよねー

俺みたいに朝に弱いのはファントムだけだよ。ちなみにファントムはまだ寢てる、羨ましい。

相変わらずディーノが作るご飯味しいなぁ

なんてぼーっと考えてたら

「ご主人とエリックに手紙が來てるぞ」

手紙?エリックさんなら分かるけど、俺に手紙を送ってくる遠方の知り合いなんていないぞ?

「読んでいいか?ご主人」

いいよ、容教えて

「こんにちわ、私はクレアと申します。僭越ながらディラン王國より北方にある魔國セイレーンにて王の職務に就いています。

我が國では、毎年この季節に魔闘會という魔法を競う催しをしているのです。

事前の會議では最近噂になっている貴方に參加してほしいとの聲が多く、こうして手紙を送った次第です。

もし參加して頂けるのであれば、招待させて頂きますので、ご検討の方をよろしくお願いします」

「エリックのも大同じ容だな」

「へぇ、セイレーンの魔闘會ねぇ。セイレーンには行ったことねぇな」

「お姉様、どうなさるのですか?」

「うーん、エリックさん、どうします?」

俺は參加したい気持ちもあるが、なによりこの國の外に出たことがないから、旅行に行きたい気持ちがある。

だからと言って俺の一存で決められることじゃないし、エリックさんに従おう。

「どれだけ長したのか見るのにいい機會じゃのう。それに魔法に長けた者が集まるなら勉強になるじゃろう」

「じゃあ參加ですか?」

「そうするかの」

こうして俺らは魔國セイレーンで行われる魔闘會に參加することになった。

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