《クラス転移はts付きで》十四、五話(元々十五話だった話) ごめんなさぁぁい!
翌日、ボクは遠足に行く小學一年生のように、朝早くワクワクしながら起きていた。
まあ、老害(國王)に、理的何かするってのは負けだと思うから口撃しかしないと思うけど、相手から何かして來たら數倍でやり返すけどね。
「ライムー起きてるー?」
「はいはいー! 起きてるよー、もう國王の所に行くの?」
ボクが元気良く扉を開けるとそこにはバツの悪そうな顔をしたフェルさんがいた。
「ごめんなさい、あの老害が急に今朝になって「殘っている第一騎士団を屠ったのなら會おうじゃないか」とか言い出したから會えなくなっちゃったみたい、言ってる言葉だと、第一騎士団を討伐すれば會ってくれそうだけど……ごめんなさい。本來私たちがやらなければいけない事を異世界から來た貴方達に押し付けてしまって」
「あ、謝らなくていいですよぉ。フェルさんがそうしようとしてやった訳じゃないし」
この國の國王は凄く馬鹿なのかな? フェルさんが謝ってくれるてるけど、謝るべきは國王でしょ、勝手にボク達を召喚しといて顔を出さないとか何がしたいんだよ、幾らこの國で一番偉いとか言ってもボク達はそんなもの知らないしね。
はあ、やっぱり今度會ったら毆るか切るか、まあ、どちらにせよ第一騎士団を討伐しないといけないからなぁ。放火しちゃおうかなぁ。もしかしたら一般人に被害が出るかもしれないけど。あ、そうだ、別に國王に許可を取らなくても毆りにいけるんだから、一発毆りに行こう。
「じゃあ、行ってきまーす、あ、そうだ、王城の地図とかをもらえないかな?」
「なんで王城の地図が必要なの?」
ボクが質問するとフェルさんはこう答えた。
ま、まあ、當然だよね。いきなり王城の地図がほしいって言われたらボクでもそう質問するけど。
「え、え~っと、騎士団を捕まえたときにあったら便利かな~、って思って」
「あはは、そんな子供みたいな噓を吐かれてもねぇ、流石に渡せないよ」
流石に無理か~、まあ良いや。どうせ一番奧にある豪華な扉の先にいると思うから、地図が無くても良いんだけどね、見つからなかった時は誰かを脅せばいいんだから。
「何でそんなにあの老害に會いたいの? まあ良いよ、部屋の場所は二階にある一番豪華な部屋だからね。まあ、行っても意味は無いと思うけど」
「うんうん、ありがとう! じゃあ行って來る!」
何故だかは知らないけどフェルさんが教えてくれて助かったよ。このままじゃだれかを脅さないといけないからね。
あれから五分後、ボクは國王がいるらしい部屋の前に著いた。
うん? 何でそんな簡単に王城へれたかって?
ああ、門番のこと? それなら心配ないよ、別にボクが何かした訳じゃないけど。……うん、別にボクは何もしてないよ。ただ無意識に何かしちゃった場合は、おぼえてないからね!
バンッ
「何だ小娘、不敬罪で捕らえられたいのか? 早く出て行け」
ボクがヤンキーの様に片足でドアを開けるとそこには、白髪、白髭の老人がいた。
その老人、仮稱國王は不愉快そうな顔をした後、ボクのことを罵り出した。まあ、その反応は普通だよね。ボクだったら同じような顔をするよ。
まあ、良いや、取り敢えず文句を言いに來たんだから、最低でも半刻(三十分)以上は説教をしないと気が済まないから、政の邪魔になるかもしれないけど心の中で謝っておくよ。
「誰が小娘だ、ボクは勇者だ」
「なら尚更出て行け、貴様らには第一騎士団の討伐を命令したはずだが」
「あはは、何故あなたにボク達はそんな事で指図するんですかねぇ? ボク達を勝手に召喚した理由は悪魔に支配された國じゃないの?」
そういうと、國王は「何言ってんだこの小娘、頭沸いてんじゃないの?」と言うを込めた様な目線でこちらを見てきた。
ん? 別にボクは何もおかしなことをいってないよね? どっちかって言うと國王の方が頭可笑しいよね。勝手に異世界から子供を呼び出して、人殺しさせるって。
「はっ! 何を馬鹿なことを、貴様のような愚民とは違い私は國王だ。何故國民のお前が私の命令を聞かないんだ? 私の方が疑問に思うよ」
ちょっと、何言ってるか分かんないですね~、ボクは別にこの國の國民になったわけじゃないし、忠誠はこの國ではなく、國王でもなく、フェルさんにしか誓ってないしね。
「……勘違いしているみたいですけど、別にボクはこんな馬鹿みたいな國王のいる國の國民になったつもりは無いんですけどね」
「こんのっ! 勇者だから多の無禮は許していたがもう我慢ならん! 近衛騎士! この愚か者を連れてけぃ!」
「はっ」
いつの間にか來ていた近衛騎士に國王は、ボクを捕らえるように命令した。
人數は五人、數鋭っぽいけどまあ、殺すのは簡単かな。
「『形狀変化、両腕、剣』」
ん~と、今回は何を想像しよう。エクスカリバー? う~ん、あれって確か鞘って言うのかな? それが一番重要あったと思うから、……やっぱりデュランダルでいいか。
「なっ!? ま、まさか、お前は、機械種なのか!?」
「そうだけれど、なにか?」
ザシュッ
ボクは一振りで近衛騎士の人を屠った。
騎士の人が、機械種のことに対して怯えているようだった。騎士の人たちは可哀想だけど、ボク達の邪魔をするんだからしょうがないよね。
「しゅ、集団で囲め! 相手が機械種だろうと小娘で一人しかいないのは変わりないぞ!」
「わ、分かりました!」
國王は、騎士の人たちに命令をした。まあ、有っているんだけど、……殘念な事にボクの両腕は切れ味が凄い剣になってるから、あんまり意味は無いんじゃないのかな?
「こんのっ! 覚悟しろ!」
騎士の一人がボクに向かって剣を振ったらしく、び聲を上げていた。
その騎士が振っている剣は、もうしでボクの肩に當たりそうなくらいの近さだった。って! そんな冷靜にしてる場合じゃないよ! なんか、時間の進みが遅くなって來た気がするんだけど、ボク、死ぬんじゃね?
ボクが慌てていると、何故か、時々あるように頭の中で文字が出て來た。
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機に危害を加えようとしたため、自迎撃システムを起しました。
尚、初起のため、スキル、自迎撃システムを追加しました。
機に対しての殺す意思を確認したため、自戦闘システムを起しました。
尚、初起のため、スキル、自戦闘システムを追加しました。
自迎撃システム、及び自戦闘システムを確認しました。これより、合します。
……
……
……
功しました。自迎撃システム、自戦闘システムが合され、戦闘技能が作されました。
戦闘技能を開始しますか? Yes/No
十秒間選択がない場合、自的にYesを選択します。
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ちょ、長文だったねぇ、えーっと、戦闘技能ってなに? て言うか自分は戦闘技能を持たないで戦ってたのか。まあいいや、生き殘れる確率があるのならYesを選ぶよ。
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オリジナル人工知能00-x、ライム、のYesの意思を確認しました。
これより、機の行権が戦闘技能へと変わります。
……
……
……
功しました。
_______________________________
ふぇ? 行権ってなに? ボクのをボクがかすんじゃなくて、戦闘技能っていうスキルがかすってこと?
ボクが、先程、頭に出てきたことに対して々な推測をしていると急に腕がき出した。
カンッ
「なっ! 剣を折るだと! その前に、あの近さから防ぐだと?」
戦闘技能に行権を移すと、剣を防いでくれたらしい。……相手の剣を折るくらいには速い? 強い? 振りをしたみたいだけど。
はあ、戦闘技能って強すぎでしょ。今までの苦労が水の泡になった気分だよ。
「あ、あいつ、瞳が赤くなってるぞ! たしか、機械種が本気を出すときは赤くなると聞いた気がしたが」
「馬鹿者! 気ではなく事実だ! 貴様らが手こずっていたせいで! ……取り敢えず殺すんだ! この國が滅びてしまうぞ!」
「は、はい!」
今のボクは目が赤くなっているようだった。國王の言っていることが本當なら、大の機械種が戦闘技能を発させてたみたいだね。まあ、機械種は絶滅しているらしいし、本當かは知らないけど、そのおかげで騎士たちの戦意が減っているようなので、良かった。
「騎士の人たちはこちら側に降伏してくれれば被害は與えないんだけど」
どうやら、戦闘技能に行権を移していても喋ることはできるんだね。あと、今いてないって事はボクの意思も反映してくれるみたいだね。
「はっ! 近衛騎士がそんな降伏勧告に――」
「じゃあ、降伏します」
「な、何を言ってるんだ! 貴様ら近衛騎士は王族のためにいるんだろうがぁ! 早く私を守れぇ!」
な、何だろう、國王がしかわいそうに思えてきたんだけど、この國王は近衛騎士に見捨てられるほど人が無いのか、まあ、ボクが直談判しに來てる時點で終わってると思うけど。
「はっ! 何を言ってるんです? 我々は王に忠誠を誓っていますが、他所から來た頭の悪い貴方になど忠誠は誓ってません」
え、えっと、この國王は婿養子なのかな? だから他所から來たって。まあ、他所から來た事よりも頭が悪いところが一番の人が無い理由なんだろうね。
まあ、良いや、なんか々とほざいているけど、取り敢えずは文句を言いに來たんだから、そろそろ本題に移らないとね。
「國王、ボクは別に他國に行く事だってできるんですよ、と言うか、もう行きたいくらいですね! そもそも、命令するとしても態度ってがあるでしょう、顔を見せるとか、貴方は王様に負擔をかけているだけで、貴方は何もしない無能ですよ」
「ふんっ! お前は何を馬鹿なことを言っているんだ? たった三十人でわが國の軍団を屠れるとでも?」
いや、まあ、三十人で軍を相手するのは無理だけど、それよりも、外的な面でやばいことになるんじゃないかなぁ? 帝國以外の國から非難聲明とかが來て、「今があそこの國に攻めるチャンスだ!」見たいな狀態にならないのかなぁ?
「國王、これは、王國貴族としていいますが外上、非常に面倒くさい狀況に陥るので、軽率な行は控えていただきたい、でないと、王様に言いつけますよ」
國王は、いかにも嫌々やっている、と言うような表をしながらうなずいた。ボク達を睨みつけながら。……こ、子供じゃないんだからやめて! 笑いそうになるからぁ!
「じゃあ、ボク達に出した命令は解除しておいてねぇ」
「いや、それは」
「ああ゛ぁ? 舐めてんのか? お前に、慈悲を與えてやってんだぞ、殺されたくないのなら答えはハイだろ? このボクが許してやるからもう一回だけ答えろ」
ボクは一杯の
このくそ爺、舐めてんのか? ……ん゛ん゛、怒りのせいで正気を失っちゃったみたいだね。
ん? 正気を失った程度であんな口汚い言葉は出ないって?
あははは! ねえねえ、知らぬが仏って言葉を知っているかい? 意味としては真実を知らなければ悲しんだりしない、とか、そういう意味だよ。
だからね、聞かないほうがいいと思うんだ、ね。
「ひっ! はい! はい、だから殺さないでくれぇ!」
「分かったらいいんだよ、じゃお願いねぇ」
ふう、國王が予想外に馬鹿だったから驚いたけど、一件落著だね。
屋敷に戻ったらなにしよう、う~ん、外出して甘いもの食べようかな。
ガチャッ
「ふぇ、フェルさん! な、何でここに」
「はあ、やっぱりライムだったの、いや、衛兵の方に國王の執務室で暴れている奴が居るって言われて來てみたら「舐めてんのか?」っていう言葉が聞き覚えのある聲で聞こえたからね」
「ふぇ!? あ、あの、その、い、怒りで我忘れていただけだから。その、忘れてください!」
さ、流石に、あんなことを言っていた事を覚えられて、拡散されたりされたら、引きこもる位には恥ずかしいよぅ。
「はあ、じゃあ自部屋謹慎かお仕置きか、どっちが良い」
な、なんかお仕置きって言った時にフェルさんの目が輝いたように見えたのは勘違いかなぁ? ま、まあ、なんか嫌な予がするから自部屋謹慎で良いや。
「自部屋謹慎でお願いします」
ボクがそういうと、フェルさんは「そう」と殘念そうに言った。
この國王の執務室で暴れたので王宮の中で、ライムの名が広まった。そのおかげで、今後ちょっかいを出せれずに済んだ。
王宮にはこう広まっていた。「ライムという勇者の一人を怒らせると、自分と自分の関係した人をまとめて殺すらしい」という、大変不名譽な広まり方をした。
【書籍化】厳つい顔で兇悪騎士団長と恐れられる公爵様の最後の婚活相手は社交界の幻の花でした
舊タイトル【兇悪騎士団長と言われている厳つい顔の公爵様に婚活終了のお知らせ〜お相手は社交界の幻の花〜】 王の側近であり、騎士団長にして公爵家當主のヴァレリオは、傷痕のあるその厳つい顔から兇悪騎士団長と呼ばれ、高い地位とは裏腹に嫁探しに難航していた。 打診をしては斷られ、顔合わせにさえ進むことのないある日、執事のフィリオが発した悪気のない一言に、ついにヴァレリオの心が折れる。 これ以上、自分で選んだ相手に斷られて傷つきたくない……という理由で、フィリオに候補選びを一任すると、すぐに次の顔合わせ相手が決まった。 その相手は社交界で幻の花と呼ばれているご令嬢。美しく引く手數多のはずのご令嬢は嫁ぎ遅れに差し掛かった22歳なのにまだ婚約者もいない。 それには、何か秘密があるようで……。 なろう版と書籍の內容は同じではありません。
8 81地球連邦軍様、異世界へようこそ 〜破天荒皇女は殺そうとしてきた兄への復讐のため、來訪者である地球連邦軍と手を結び、さらに帝國を手に入れるべく暗躍する! 〜
※2022年9月現在 総合PV 150萬! 総合ポイント4500突破! 巨大な一つの大陸の他は、陸地の存在しない世界。 その大陸を統べるルーリアト帝國の皇女グーシュは、女好き、空想好きな放蕩皇族で、お付き騎士のミルシャと自由気ままに暮らす生活を送っていた。 そんなある日、突如伝説にしか存在しない海向こうの國が來訪し、交流を求めてくる。 空想さながらの展開に、好奇心に抗えず代表使節に立候補するグーシュ。 しかしその行動は、彼女を嫌う実の兄である皇太子とその取り巻きを刺激してしまう。 結果。 來訪者の元へと向かう途中、グーシュは馬車ごと荒れ狂う川へと落とされ、あえなく命を落とした……はずだった。 グーシュが目覚めると、そこは見た事もない建物。 そして目の前に現れたのは、見た事もない服裝の美少女たちと、甲冑を著込んだような妙な大男。 彼らは地球連邦という”星の海”を越えた場所にある國の者達で、その目的はルーリアトを穏便に制圧することだという。 想像を超えた出來事に興奮するグーシュ。 だが彼女は知らなかった。 目の前にいる大男にも、想像を超える物語があったことを。 これは破天荒な皇女様と、21世紀初頭にトラックに轢かれ、気が付いたら22世紀でサイボーグになっていた元サラリーマンが出會った事で巻き起こる、SF×ファンタジーの壯大な物語。
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