鍛冶屋は、おそらく風で壁や天井が吹き飛び、

かろうじて裝が殘っているじだ。

鍛冶屋の中にると(扉もないのにるといえるのだろうか)

棚に武が々あった。中には風で飛ばされ外に放り出され

ているのもあった。

「この中で使えそうなのを探そう」

そう言って棚に飾ってある使えそうな武をした。

だけど大はところどころ欠けている。

「そっちは見つかった？」

サグメちゃんがこっちに聲をかけてきた。

「いや、全然」

俺はそう答えた。

「こっちも。もしかしたら店主が大事なやつだけ

持って逃げじゃったのかもね」

確かにそっちもないんだったらその可能もあるかもしれない。

そう言いつつもサグメちゃんと俺は武を探し続ける。

「あれ？そういえばイコナちゃんは？」

そう言われ辺りを見まわしてみるが、そういえば

さっきからいなかったような。

「二人とも！こっちに來て！」

奧からイコナちゃんの聲が聞こえた。二人で奧に

行ってみると、なんか高そうな武をいくつか持ってた。

「この金庫の中にこんなのがってたよ！」

イコナちゃんの背後には金庫があり、しかも開けられている。

勝手に金庫開けちゃダメだろ。