《ガチャで死したら異世界転移しました》現狀の整理は大切です
こっちの世界に來る前の僕の最後の記憶は、ゲームのガチャで死した、ということだ。
「異世界転移の原因がガチャの死か」
本當にそれが原因なら、一どれほどの人が異世界転移をしているのだろうか。仮にそうだとすると、日本でもガチャの廃止とかいろいろな対策がされるだろう。
「ということは、もっと違う理由があるのか」
可能としては、ガチャで死した人からたまたま僕が選ばれた。あとは、異世界転移した人がまぐれで僕だったと。
「・・・分かんねーわ」
僕は、考えないことにした。
わからないことをいつまでも悩んでいても何も変わらないので、別の題に行こう。
「このステータスか」
僕が「ステータスオープン」と言ったら出てきたあの半明な板である。早速呟き、改めて見てみる。
「魔力の數値は嬉しいからいいとして・・・これってまだ下にスクロールできるのね」
もしやと思い、【魔法・スキル】と書いてあるところを下にスクロールしてみると、まだ続いていた。
「まぁこれは明日ギルドにでも行って調べてみるか」
またまた訳が分からないので、最後の問題について考えよう。
「帰る方法かぁ・・・」
そう、帰る方法である。正直のところ、よほどのことがない限り日本に帰るという考えはあまり無い。朝學校ギリギリに起きて登校し、誰とも喋らずに學校で過ごす。そして1人で下校し、ゲームをし風呂と食事を済ませまた朝までゲーム。
「すごいな、ニートだ」
自分では學校に行ってるからニートではないと思っていたが、これはもうほぼニートだ。
ますます帰る気が失せてきた。
なんだか考えるのが嫌になり、寢ることにした。嫌なことがあれば寢るに限るのである。
「というわけで、おやすみ」
僕はすぐ目を閉じ、寢る勢にった。ただ今になって、なぜ自分はこんなにも冷靜なのか。それだけが不思議であった。
【第二部完結】隠れ星は心を繋いで~婚約を解消した後の、美味しいご飯と戀のお話~【書籍化・コミカライズ】
Kラノベブックスf様より書籍化します*° コミカライズが『どこでもヤングチャンピオン11月號』で連載開始しました*° 7/20 コミックス1巻が発売します! (作畫もりのもみじ先生) 王家御用達の商品も取り扱い、近隣諸國とも取引を行う『ブルーム商會』、その末娘であるアリシアは、子爵家令息と婚約を結んでいた。 婚姻まであと半年と迫ったところで、婚約者はとある男爵家令嬢との間に真実の愛を見つけたとして、アリシアに対して婚約破棄を突きつける。 身分差はあれどこの婚約は様々な條件の元に、対等に結ばれた契約だった。それを反故にされ、平民であると蔑まれたアリシア。しかしそれを予感していたアリシアは怒りを隠した笑顔で婚約解消を受け入れる。 傷心(?)のアリシアが向かったのは行きつけの食事処。 ここで美味しいものを沢山食べて、お酒を飲んで、飲み友達に愚癡ったらすっきりする……はずなのに。 婚約解消をしてからというもの、飲み友達や騎士様との距離は近くなるし、更には元婚約者まで復縁を要請してくる事態に。 そんな中でもアリシアを癒してくれるのは、美味しい食事に甘いお菓子、たっぷりのお酒。 この美味しい時間を靜かに過ごせたら幸せなアリシアだったが、ひとつの戀心を自覚して── 異世界戀愛ランキング日間1位、総合ランキング日間1位になる事が出來ました。皆様のお陰です! 本當にありがとうございます*° *カクヨムにも掲載しています。 *2022/7/3 第二部完結しました!
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