《ガチャで死したら異世界転移しました》人竜戦爭 ⑧ 召喚
「陛下、イグラッド王がご到著なされたようです」
未だピリピリした空気の漂う竜族側の天幕に、救いの言葉が掛けられた。
「・・・れ」
「失禮します」
そう言ってっていたのは、長いき通るような白髪にライトブルーの瞳を持つしいであった。
「遅れてしまい申し訳ありません、父上。イグラッド・ルインツァーレ、ただいま戻りました。」
竜族の王であるイグラッドは、王の前で片膝をつく。
「・・・取り敢えず今は、遅れた理由を聞こう」
竜族の王は自の座る簡易的な玉座の背にを預け、早く言えというふうに顎を上げる。
「はっ。理由としましては、當初はすぐに見つかるかと思われた斥候の捜索が想定よりも遅れたこと。そして、ある人…いえ、ある者に會ったから。で、しょうか」
王は王の言葉に目を細める。
「ある者、とは?」
「はい。マレト山で行方不明の斥候の捜索をしている最中に出會いまして。一見、人間にも見えますが、奇抜な格好をした、銀髪で赤眼の・・・霊種、と言っておりました。そして、私ですら見たことのない魔法を使います」
「・・・お前ですら知らぬ魔法を使う、か・・・もしややつら・・・ではないだろうな?」
無意識にが言葉に出てしまうほど憎い存在を思い浮かべた王は、もしやと思い王に聞く。
しかし、王は首を橫に振る。
「いえ、気配は妖種と似ていましたし、言葉も通じました。確定ではありませんが、やつら・・・魔族では無いかと」
「そうか、ならいい・・・では話はこれぐらいにしておこう。部隊の編は終わったか?」
「はい。配備も完了し、後は進軍するだけとの事」
「うむ。では行くか・・・」
玉座から立ち上がった王は、そのまま一直線に天幕を出ていった。
「ふむふむ・・・思ったより沢山いるな・・・」
カイルとの模擬戦の後、そのままスラグディア南門から平野に出たレイン達は、前方遠くに見える竜族の陣営を眺めていた。竜族達は、正面、右翼、左翼の3つに分かれて陣を組んでいた。
「どうしますか主様?現王を倒すと言うのなら、正面突破ですかね?」
【魔眼】で竜族達を観察するレインに、メアが提案する。
「・・・ん?・・・あぁうん。正面突破ね。まぁそれでいいかな」
「はい。では、主様と紅華が前衛、ルーナが中衛、私とサラが後衛ということで?」
「・・・うん。それでおーけー」
「・・・主様、本當に聞いてますか?」
曖昧な答えをするレインを不審に思ったメアが、わざわざレインの前に立つ。
「・・・いや、全然聞いてませんでした」
「はぁ・・・ですから、主様と紅華が前衛、ルーナが中衛、私とサラが後衛で、真正面から正面突破でいいですね?」
「・・・え、本気で言ってる?」
「え?本気ですけど・・・?」
一度【魔眼】を切ったレインは、ほぼ全てが下級のドラゴンだとはいえ、軽く200を超える竜族を前にたったの5人で正面突破をしようなどと言えるメアに驚く。
(え?メアってこんなに脳筋キャラに設定したっけ・・・?)
「ごほんっ!えー、メア。それでは正面の敵に集中している間に左右の敵に囲まれてしまいますよ。主殿、私達4人で左右の敵の相手をしている間に、主殿が正面突破というのはどうでしょうか?」
「・・・・・・」
いやどっちにしろ正面突破なのかよ!と突っ込みそうなるのを我慢するレインは、無言でルーナに視線を移す。
「私は紅華の意見に賛ですね。それが一番効率が良いかと」
(あ、あれぇ?こいつらはほんとに5人で戦うつもりなの・・・?)
作戦らしい作戦が提示されないことに困するレインは、頼みの綱であるサラに視線を移す。
「あっ、あのえっと・・・では、召喚サモンなんてどうでしょうか・・・?」
「・・・・・・」
レインは無言でサラの頭をでる。
「あっ、えっ、あの、主様、間違っていたでしょうか・・・?」
レインの反応で戸うサラが、しかし気持ちよさそうに目を細めて言っていくる。
(・・・うん可い)
「いや、逆だよ。正解、サラの言う通りだ。この狀況で一番いい手は召喚サモンだろうね」
「なるほど、召喚サモンですか・・・確かに、人數のない今はそれが一番ですね・・・失念しておりました」
ルーナはすぐに納得してくれたようだ。
そして何故か他2人は羨ましそうにサラを見つめている。まぁそれは置いておこう。
「そう、問題は何を召喚サモンするかだけど・・・」
レインはし考えるが、自分が召喚サモンできる中で竜族の大軍に勝てそうなやつなどそんなに數は居なかったことを思い出す。
(僕が召喚サモン出來るのは、上位天使と熾天使と上位悪魔、そして七大罪系・・・天使系は支援役だから、召喚サモンするとなると、殲滅役の七大罪系かな)
「・・・よし決めた。召喚サモンするのは、七大罪系の【憤怒】と【傲慢】にしよう」
レインはすぐに詠唱を開始する。召喚魔法は、それぞれ召喚サモンする対象によって魔法の屬が変わってくる。
例えば、召喚対象が炎系の場合は火屬の魔法に分類されるし、氷系なら氷屬魔法扱いになる。そしてさらに、召喚魔法は固有技や特技での詠唱の短はできないし、詠唱後に何故か召喚されるまでしの時間がかかるのだ。
「世を憎み、界を滅する、果てなき憤激よ。我が名において、汝を永遠なる牢獄から解き放たん。今こそ、不和なる【憤怒】を用もって、全てを討ち滅ぼすがいい」
瞬間、目の前に赤く輝く魔法陣が生された。レインはすぐにもう片方の詠唱も開始する。
「知を傲り、己を賞する、果てなき驕傲よ。我が名において、汝を永遠なる牢獄から解き放たん。今こそ、不遜なる【傲慢】を用て、全てに理不盡を降り注ぐがいい」
詠唱が終わると、先程の赤い魔法陣の橫に、今度は黃に輝く魔法陣が生され始めた・・・
やはり魔法の詠唱は格好良く書きたいですよね・・・これが私の限界です・・・。
毎回ですが、今回は特に文章がおかしいかも知れませんが、すみません。眠かったのです・・・後後読み返し、あまりにも酷いところは気付かれないようひっそりと・・・こっそりと治します。
そして次回からやっと、戦闘にります。
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※作者は圧倒的初心者です暖かい心で受け止めてください。 この物語は俺TUEEEEE寄りの物語です。 異世界転生召喚させられた秋山良。 異世界に転生させられたが最初から神の失敗により、魔法力通稱‘‘MP’’がすぐなくなる體質にされてしまったけれど神からチートを貰ったのでそのチートを更に強くし、目標のため沢山努力する物語です。 そこから魔王討伐や更にまた転生をし更に強くなりある目標に向かって強くなる物語です。 ノリで書いた小説です。暖かい心でギャグ小説感覚で見てもらえると幸いです。
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